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のら@文筆家
2024年5月7日 00:17
「みちは昔から、本当に手がかからない子だった」母親に自分のことを聞くと、よくこう返されます。因みにみちというのは、主に家族内で共有されている僕の愛称です。 たしかに僕は、幼い頃から今に至るまで一人でいることが多かったし、する遊びも比較的静かなものが多かったので、母が「あまり注意して見ていなくても大丈夫な子」というイメージを抱くのは普通のことだと思います。少なくとも、さみしくて泣くよ
2024年5月3日 06:30
幼い頃に嫌いだったもの、嫌だったことを思い返すと、ぱっと思い浮かぶ情景が僕には2つあります。1つ目は、僕ら子供に向かって獣のような怒鳴り声を上げる父の姿です。まず初めに断っておくと、幼い頃から僕は父のことが嫌いだったというか、ひどく苦手でした。理由はと聞かれても、当時の僕には「なんとなく」としか答えられなかったと思います。幼さ故に考える力が足りていなかったというのもあるとは思います
2024年5月2日 20:21
さて。前回が家族構成、前々回が出産について書かせていただいたということで、今回からは数回にわたって、僕の幼少期時代の話を書かせていただこうと思います。とはいったものの、僕は自分の幼少時代についてあまりはっきりした記憶を持っていなくて、つまりはこれから書くことは半分くらいが親づてに聞いた話になります。まず、僕は今もそうなんですが、幼い頃からとにかくぼーっとすることが大好きでした。「ぼ