目上の人にアポ取りの連絡をする時に、緊張しなくなるおまじない
突然ですが、目上の人にアポイントを取るときって、緊張しませんか。私はします。
例えば、学生時代、就職活動で会ったこともない先輩に連絡をする時、めちゃくちゃ緊張して、何度も文面を見直したり、「やっぱり明日送ろう」と先延ばししたりしていました。
社会人を16年も過ごした今でも、あまり親しくない社内の偉い人に連絡するときや、ほぼ初対面の経営者の方に連絡するときなどは、いまだに緊張します。
なぜ緊張するかというと、冷たく断られたらどうしよう・・という恐怖感があるからです。あるいは、相手を怒らせてしまわないかという不安もあります。
そんな時、決まって思い出す、とある言葉があります。
その言葉とは、「偉い人は対応力がある人だから、どんな問い合わせにも優しく応えてくれる(ダメでも優しく断ってくれる)」というものです。
この言葉を思い出すと、少し心が軽くなって、エイヤっとメールのボタンを送ることができるのです。
今日は、そんな私がおまじないのように思い出すエピソードをご紹介したいと思います。
経営者は最も対応力がある人
それは、あるビジネス系雑誌の編集長とご飯を食べている時のことです。
話の流れで、私からこんな質問をしました。
「よく、日本を代表する大物経営者のインタビュー記事が掲載されていますよね。新人や若手の記者がいきなり大物経営者のインタビューをするのって、大変じゃないんですか?」
すると、その編集長は、こう教えてくれました。
「そんなことないですよ、岡田さん。経営者は、その会社の中で、最も対応力がある人がなるんです。だから、記者がどんなに新人や若手でも、ちゃんと相手をしてくれるんです。中間管理職よりも社長の方が、むしろインタビューはしやすいんですよ」
私は、なるほどー、と深く頷きました。
この話を元に、私は、勝手にこんな仮説を作りました。
経営者のみならず、私が会いたいと思う目上の方々は、そもそも人間ができている。また、色々な人からお願いされる機会も多いはずで、突然連絡が来ることも慣れている。だから、万が一、私が失礼なアポイントを送りつけたとしても、冷たく断ることはぜすに、やさしく断ってくれるに違いない。
連絡をしてもいないうちから、冷たく断られたらどうしようと悩むのはやめよう。とにかく連絡してみて、やさしく断られたら、すぐに身を引けばいいではないか・・・。
アポ取りの連絡に躊躇(ちゅうちょ)する時は、いつもこの言葉をおまじないにして、エイヤっと連絡するようにしています。
幸いなことに、そうやって連絡をしてみると、思ったよりすんなり会えることが多い気がします。また、断られるにしても、「どうしても時間がとれなくて」など、やさしく断ってくれます。
もちろん、文面に依頼したい内容をしっかり書いたり、誤字脱字をなくすために読み上げてみたり、そういった作業は大事です。
必要な準備さえすれば、後はあまり気を揉みすぎずに、まずは連絡してみることが大事だなと思うのです(それでも緊張はするけど)。
1対1でしか得られないものがある
オンライン会議やテレワークの普及により減ってしまった雑談を取り戻そうと、各社がさまざまな工夫をおこなっています。
やはり、「1対1」での会話でしか得られない情報や、築けない関係性もあります。相手が目上の人となると、なおさらです。私も、後輩から「お時間ください」と言われたら、時間さえあれば、素直に嬉しいものです。
ですので、会いたい、話したいと思った目上の人に対して、勇気を出してアポイントを取ることは、みんなが躊躇している今だからこそ、意外と大事かもしれません。新しいチャンスを得たり、視野を広げたりするきっかけになるような気がします。
私自身、いつまでたっても緊張するのですが、「もしNGでも、きっと相手はうまく断ってくれるはず」というおまじないを胸に、今日も会いたいあの人に、アポ取りのメールを送りたいと思います。
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