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サスティナブルな共感型モデルへの道

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世界の要請であり、地方、地域の在り方でもある持続可能な循環型社会へのシフトとそれを支える事業について考えます。
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#自律循環型ビジネスモデル

屋久島の森を歩くべき理由 〜2023屋久島行②〜

屋久島の森を歩くべき理由 〜2023屋久島行②〜

私が運営に参加している地域材利活用の啓蒙団体ひょうご木づかい学校で共同宣言に調印している「屋久島 森と共に生きる協議会」の総会出席に合わせて毎年7月に屋久島を訪れる様になりもう4年。アミニズムを信仰する私としては当然、毎回屋久島の山に入り森を歩きます。今年も山岳信仰のメッカとも言われる九州最高峰の宮之浦岳の山頂を目指して岳参りをして来ました。残念ながら登頂計画に失敗して山頂アタックは断念する残念な

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サスティナブルな共感型工務店への道を5つの経営資源から考える③ 〜コトの課題〜

サスティナブルな共感型工務店への道を5つの経営資源から考える③ 〜コトの課題〜

新型コロナによって明らかにされたのは、パンデミックによって世界中が鎖国状態に陥ったグローバル社会の脆弱さと、金が金を生み、強い者だけが勝ち残る弱肉強食の新自由主義の資本主義が世界平和にも、社会課題の解決にも寄与せずに環境にも人にも負荷をかけ続けるという構造的問題でした。
この閉塞感に包まれ始めた世界を打開するのは、人と地球に優しい思いやりを持つ共感型資本主義だと、最近になって日本国内でも世界の識者

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サスティナブルな共感型工務店への道を5つの経営資源から考える⑤ 〜共感の課題〜

サスティナブルな共感型工務店への道を5つの経営資源から考える⑤ 〜共感の課題〜

2015年のSDGsの国連での採択から6年が経ち、それに批准した国々の取り組みが加速する中、日本でもようやく持続可能な循環型社会への転換が認知されるようになってきました。最近は内閣官房室主導で国交省と経産省、そして環境省を横断した環境への負荷軽減への法整備の議論がタスクフォースで活発にたたかわされるようにになり、2020年に見送られた住宅の断熱性能の義務化も再度法制化に向けて議論されるようになって

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鹿児島式流しそうめんに学ぶサスティナブルモデル

鹿児島式流しそうめんに学ぶサスティナブルモデル

鹿児島式流しそうめん知ってる?私が代表を務める株式会社四方継では四半期ごとに年4回、スタッフ全員との個人面談を行っています。主には期の初めに立てた事業計画の進捗確認で、それぞれに配分した目標の仕事量をスケジュール通りに進められているかの確認と、業務全般についての改善提案を求めたり、課題の共有をしています。常日頃からミクロとマクロの両方の視点を持ってスタッフと目標や目的の共有を頻繁に行うことがとても

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森と生きる。循環・コミュニティ・環境一体論

森と生きる。循環・コミュニティ・環境一体論

毎年夏に屋久島に通い始めて4年目、足を運ぶ度に新たな気づきと発見をもらえるどころか、人と出会い、原始から続く森を歩くのを重ねることでその気付きがより深く理解出来るようになって来た気がします。今年は(少し大げさですが)生きていく上での基本的な価値観の変容を起こすきっかけを貰えました。

屋久島に足を運ぶ2つの目的

昨日のnoteにも書きましたが、私が毎年屋久島を訪れる理由は半分は仕事、半分は信仰の

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