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日々・はなうた食堂調理室

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はなうた食堂調理室主宰・shokosunによる、はなうた食堂調理室の記録、メモ、そしてメッセージ
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2018年9月の記事一覧

電鍋教室vol.2を開催しました。

電鍋教室vol.2を開催しました。

7月に開催した第一回に引き続き、第二回電鍋教室を開催しました。

最近では、テレビで紹介されることもあるらしい(テレビをほとんど見ないので、聞いた話のみですが)電鍋。
今回も、ほぼ電鍋のみで完成する、日常のおかずとおやつ、全7品のご紹介です。

まずは、シンプルな蒸し物。
電鍋の加熱コントロールに必要なのは、外鍋に注ぐ水の量のみ。付属のカップ1杯で、どの程度の加熱ができるのかを把握することが、電鍋

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料理レシピ本大賞の選考を経験して思ったこと

料理レシピ本大賞の選考を経験して思ったこと

縁あって、第5回料理レシピ本大賞の選考に携わらせていただきました。
レシピ本はこれまでさんざん手にとってきてるけれど、(当然ながら)普段は自分が求めるものしか見ていないわけで、
自分というフィルターを通さないエントリー作品を一気に見ていく、今回の経験は、なかなかに新鮮で勉強になりました。

レシピ本と一言で言っても、方向性もスタイルも、本当に様々。
読むほうとて、「美味しい料理を自分で作りたい」と

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五感で作る料理(自分を信じる)

五感で作る料理(自分を信じる)

「自然がくれた愛情ごはん」(アノニマ・スタジオ)
もう随分前になりますが、かるべけいこさんのこのレシピ本を初めて見た時は、驚くと同時に、思わずにやりと微笑んでしまいました。
何しろ、レシピに必須のはずの、材料の分量が一切書かれていないのです。
例えばこんな感じ。

キャベツ 甘夏 塩 酢 醤油 オリーブオイル

自分の感覚で作れるようになりたい。これまで、料理のマスターには、まず「型」を覚えること

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料理の味は味見で決めるのか問題

料理の味は味見で決めるのか問題

料理に味見は欠かせない、と言われます。プロだって毎回、お客様に提供する前に味見をする。私も、料理を仕事にするようになってからは、以前より慎重に味見をするようになりました。
が、実際のところ、少し違和感があります。というのも、料理の、舌での確認はどちらかというと最終チェック。料理中には、それ以外の感覚;目で見た感じ、耳からの音、手の感触…のほうが優位に立っている感じがするのです。

料理の仕事を始め

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