しょうこ

リアル職業は看護師です。 折り紙したり写真を撮ったり最近は自炊でピザがつくれるようにな…

しょうこ

リアル職業は看護師です。 折り紙したり写真を撮ったり最近は自炊でピザがつくれるようになりました。 コンソメとブイヨンの違いなんて永遠に分からないと思っていたけど最近卒業(見込み←願望) カラフルなお洋服が大好きです。 骨格診断ストレートのパーソナルカラーはウインター

最近の記事

最期の時を見つめるあなたへ

終末期 あなたはその言葉を聞いて、 どんなイメージを持つんだろう。 もうすぐ命の終わりが近づいている 治療はできない ダメだったのか 少しばかり 口にすることを躊躇うようなイメージを持つ人も、 いるかもしれない。 病院で過ごす人もいれば 家に帰る人もいる 自分の最期をどこで過ごしたいか決めて、 それが出来る人は何人くらいいるんだろうか。 終末期を迎えつつある患者さんのご家族は どんな気持ちでいるんだろうか。 本当にこれでいいのかな 正解なのかな 苦しくないかな 無

    • 不機嫌を撒き散らさないと働けない大人たち

      あなたは自分の機嫌は自分でとれる人だろうか。 SNS上で、誰かの炎上を理由に理路整然と意見を並べ立てる人たち。 誰かの投稿で、批判ではなく批評と勘違いをして。 誰かをただただ落とさないと自分を維持できなくて、エッジが効いたと思っている発言で他者からのいいねや賞賛の数でしか自分を満たせない。 他人を代償にすることでしか自分の幸せを感じられない。 そんな人になっていないだろうか。 ああ、なんて不幸なんだろう。 不幸なんて人に対して絶対に言ってはいけないけれど、それでも不幸でし

      • 見えない戦いの中で

        あなたの一番の味方で居続けてくれた人。 食べこぼしを笑いながら片付けてくれた人。 お出かけの時に、 早くその場所につきたくて何度も何度も 「あと何個で電車降りる?」 同じ質問にずっと付き合ってくれた人。 時には、 明日地球が爆発するんじゃないかっていう勢いで 大喧嘩した相手。 嬉しいことがあった時、 自分以上に喜んで涙を流してくれた人。 そんな自分を育ててくれた人に対して。 怒鳴り散らしてしまう 冷たく当たってしまう もう一緒にいるのは無理、 限界だと感じてしまう自

        • その知識は誰のため?

          何年か前のお話しです( ᴗ ᴗ)⁾⁾ 電車に乗ったら赤ちゃんを抱っこした女性。 すぐ側にはベビーカー。 体調悪いのかな? そう思うほどその女性の顔色が悪い。 少し離れたところに女性が2人。 こちらをみながら何かヒソヒソ言っている。 なんだろう? って思ってよく聞いたら 「子供抱っこしてるならベビーカーたためばいいのに。 私たちの時と違って 楽なものが本当たくさんできたわよね」 そんな声が聞こえてくる。 あー、なるほど。そういうことか。 言い返すにも赤ちゃんに何かあ

        最期の時を見つめるあなたへ

          美女と野獣のもう一つの愛

          愛し、愛されなければ魔法は解けず、永遠に人間に戻ることはできない。 美女と野獣を観た。 野獣はずっと愛されていたけど、気が付くことができなくて。そして愛し方を知らなかったんじゃないかな。 母が誘ってくれて、劇団四季の美女と野獣を観に行ってきた。 開演前にだけ自分の席から写真撮影が可能。 物語を象徴する薔薇の花が真ん中にある。 劇団四季を観に行くのは何年ぶりだろう。 今までだとライオンキングとウィキッドを観たことがある。 ディズニーの映画を観たことがない人もなんとなく美

          美女と野獣のもう一つの愛

          家族3人が咲いた日

          「あなたにとって、家族って何?」 もしそんな質問をされたら私はコスモスと答える。 私が小学生になると家の白い壁には時間割表が貼られた。寝る前に父がその時間割表をみながら次の日の教科を読み上げる。そして私がランドセルに教科書とノートをいれていく。それが日常になった。 私が小学4年生の時。 いつものように 「2時間目は理科だってー」 父が壁に貼ってある時間割表を読み上げる。理科の授業はずっと苦手だったけれど、教科書の表紙の花と蝶々の写真が好きだった。 「3時間目はー」 そうし

          家族3人が咲いた日

          忘れられない手のひら

          「私の爪も手も変よね?もう綺麗にはならないわよね」 女性の利用者さんからそんなことを言われた。 数年前、私は通所リハビリテーション(デイケア)で働いていた。 そこは生活機能向上のための訓練や、食事・入浴などの生活支援を受けるための施設だ。 具体的にどんなことをしているの?と言う方もいるだろう。 例えばリハビリスタッフによる歩行訓練や言葉の訓練。 介護士たちによる体操や入浴、お手洗いの介助。 看護師による健康チェックなど。 そんな場所にはいろんな利用者さんが集まる。 1人

          忘れられない手のひら

          能無し看護師とハイブランド狂のバトルロワイアル

          あなたの周りに潜むやべえ奴。 それはそれは、それはだあれ?(ひみつのアッコちゃん風にどうぞ) この間友達がX(旧Twitter)でスペースを開催してた。 出演者 しゃおりん 野良スナフキンさん うたのんさん フリーランスやべえ奴事件簿と題して真夏の怪談みたいな本当に出会ったやべえ奴の話をしてた。聞いてたら本当の怪談はうたのんさんに起きたから聞いてみて欲しい(いや、本当に笑えないけど) 私が出会ったやべえ奴って誰だろ? 記憶から消されてる人もいるし。ここでは書けな

          能無し看護師とハイブランド狂のバトルロワイアル

          タダで教えるなんて、もう卒業しました

          「あの講座受けたんでしょ?今度私にも教えて!」 この言葉に違和感を覚えるのは私だけでしょうか? 大好きな大好きなアーティストのライブに行って、どうだったか教えてと言われたら。 言われる前から、ねえねえ聞いて!最初の曲はね!って前のめりで話し始めるかもしれないけれど。 自分が時間も費用もかけて学んだことをタダで教えてって言われたら、私は嫌な気持ちが膨れ上がる。むしろ膨れすぎて破裂するかもしれない。 例えば私が受けてきた講座は東京以外の開催もある(私は東京在住) 講座以外にも

          タダで教えるなんて、もう卒業しました

          泣かない君が泣いた日

          なにこれ 休憩室のカレンダーには 赤色のペンでリボンのマーク。 しかも控えめではなく、かなり大きい。 この日何かあったっけと思ったら、同期のひーちゃんが休憩室に入ってきた。 「ああ、これね。マイちゃんの手術の日。ユキが書いてた」 ユキは私たちの後輩で、看護師2年目になる。 私たちが働く病棟は成人と小児が一緒にいるちょっと珍しい病棟だ。 マイちゃんは9歳の女の子。手術をする予定だ。 リボンのマークを眺めながら、この日が手術かと思っていたら、ユキが休憩室に入ってきた。

          泣かない君が泣いた日

          あの日の勇気を写真に映して

          「あのね、写真を撮ってもらってもいいかな?」 顔を真っ赤にして、きっとありったけの勇気を出して私に言ってくれたんだろう。 ここはアミューズメントパークでもなければ観光スポットでもない。 私にとっては日常で、アナタにとったら非日常の場所。 病院だ。 「もちろんです」 そうやって答えた私は、2つ折り携帯を受け取った。 ちょっと考えてから。 「ご主人は?一緒に写りませんか?」 そう聞いてみた。 少し戸惑いながらも 「ありがとう」 と笑ってくれた。 私は病室の外にいるご主人に声を

          あの日の勇気を写真に映して

          長野から美味しいがやってきた

          人がモノを買う時の基準はなんだろう? 品質、価格、手軽さ、美味しさ 他にも沢山あるだろうな。 私は売る人が魅力的な場合も買うことが多い。 X(旧Twitter)で、あこさんという方を知った。 農家に嫁ぎ、マルカメ果樹園に携わっている。 そんなことを知った時に読んだ記事がこちら。 辞めると決めるには、やると決める以上に大きな決断が必要だ。 そして違う記事には “2024年は大きな転換の年になることはわかっている。 農園名の変更と同時に私たちの代になる。 そして秋には百姓デザ

          長野から美味しいがやってきた

          8月に託したシャボン玉

          そうだ8月、毎日やってみよう。 そうだ京都、行こう とどっちが実践しやすいだろう?(そうだ、京都に行こうだと思って調べたら私の長年の勘違いが判明した) それは分からないけど私は8月中毎日noteの投稿をしてみることにした。 ただの完全な思いつきだ。 そもそも私はnoteのアカウント自体は4年前くらいから持っている。 その時はじめた動機は不純。 指定のハッシュタグをつけて投稿すると、これが当たるよっていうのに応募できるから。 今では何に応募したのかももう覚えてない。 再開す

          8月に託したシャボン玉

          不器用は宝だよ

          「ねえ、貧乏さん誰だっけー?」 医事課(大学病院にある医療事務室)のドアを開けたら聞こえてきた耳障りな言葉。 貧乏さん?なんでそんなこと言ってるんだろう? 「すいません、南病棟です。書類取りに来ました」 お待ちくださーい。 その横で他の医事課の人達が話してる。 「ねえ、あの病棟の貧乏さん誰だっけ、貧乏さん」 まだ聞こえてくる。 あの病棟が、私が働いている病棟のことだった。 書類を待っている間、嫌でも聞こえてくる会話。 貧乏さんと呼ばれている患者さんは、 いつもニコニコ

          不器用は宝だよ

          あなたとの、最期の約束を叶える日

          仕事の帰り道、時々ふとあの人を思い出す。 もうこっちでは会えない、厳しくて優しいあの人を。 「ねえ、しょうこさん。私が死んだらあなたが私にお化粧してね」 点滴を交換している私の手が止まる。 え? 椿さんに? 私が? 椿さんの顔をじっと見つめてから、 「違うしょうこさんですよね?」 って聞いたら、この病棟に同じ名前の人いないでしょと嗜められた。 椿さんはいつでも身なりを綺麗にしている。爪は整っているし、脱いだスリッパはいつも敬礼しているかのように整列している。 椿さんは、

          あなたとの、最期の約束を叶える日

          正義って何?

          「ねえ、撮られてるよ」 後ろから女の人の声がして振り向いたら真後ろには男の人が立っていた。 あれ? 女の人の声がしたのに。 そう思ってよく見たら、私のスカートの中にはビデオカメラがあった。 高校2年生の時、私は盗撮されて痴漢にあった。 お姉さんは、その痴漢の腕をつかんで駅員さんに 「この人痴漢です」 と助けてくれた。 特別授業だったその日は午前中でが早く終わって午後からは友達と遊ぶ約束をしていたけれど。 結局遊べなくて私はその日警察署に23時近くまでいることになった。

          正義って何?