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ビーガンの人の思想を学ぶ。

ヨーロッパに来て本当によく思うのが、「ビーガン」「ベジタリアン」が多いです。

特にベルリンは、彼らの聖地なのでは、と思うほどベジタリアンレストラン、メニューが溢れてます。

「ビーガン」「ベジタリアン」って、微妙に違います。

「ベジタリアン」とは、野菜中心の食生活をする人々のこと。

完全に肉、魚、卵を食べない訳ではなく、ベジタリアンの中にも野菜以外の食物を食べる人もいます。

「ビーガン」は、ベジタリアンよりさらに厳格な人です。

肉や魚、そして卵・乳製品を摂らず、また蜂蜜、シルク、ウール、革などの動物性の素材も着用しない、あらゆる動物製品の消費を忌避する人たちを指します。

↑参考出典:義弟はビーガン(完全菜食主義者)でフェミニスト

Wikipedia先生より、1944年イギリスから生まれた思想らしいです。


え、美味しいお肉食べないの?とか、

ダイエットしてんの?とか、

おそらく日本人的には、あんまりピンとこない気がします。

増えてはいるようだけど、日本にビーガン、ベジタリアンの思想ってまだ全然根付いていないかと。


私がビーガンの人に会ったのは、デンマークに留学していた2011年。

アパートのオーナーが完全にヒッピーで、ビーガンでした。

食肉加工される動物たちの屠殺方法がエグいのと、

食肉生産の環境コストが高い、

動物性のものを摂取するのは体に良くない、などという理由から、

ビーガンになったっぽいです。

おやつに、ニンジンをかじっていて、

どこかに行くにもおやつニンジンを持参していたのが、衝撃でした。


私もビーガンの人たちの思想をがっつり理解していなかったので、

ビーガン男子の動画を見ました。

この動画、めっちゃわかりやすいです。


ふむふむ。

ビーガンの人たちの思想にやや納得。


日本は、もともと魚と野菜を中心とした食生活です。

がっつり欧米ほど肉食化してなかったので、

「ビーガン」になる思想が、環境的に生まれにくかったのではと。

そして、今もなお、「ベジタリアン・ビーガン」が

日本であまり根付かないのかな、と思います。

最近日本の食文化も、欧米化が進みまくりですけどね。


本当に、ドイツの肉の消費量というか、

スーパーで売られてるデフォルトの肉の量がすごいです。ドン引く。

ミンチは500g、お肉の塊750g-1kgとかで売られてて、

そんな食べれんわ!!っていっつも思います。

日本人のアラサーの女が食べる量ではないです。

買ってしまうと、呪われたように肉を食べ続ける運命になります。

豪快に調理できるのは、楽しいんですけどね。


ビーガン・ベジタリアンになるべき!とか、

肉を食べることは間違っている!!とか、

どちらが正しい、どちらが良い、こうすべき!と私は思いません。


けれど、いろんな思想の人、食文化があり、

食肉の屠殺方法がエグいのも、

食肉生産の環境コストが高いのも事実で、

それらの考えや食の生産の背景を理解することは大事かと思います。


そして、体と心を担う「食」とどう向き合うか、自分に問うことです。


何をどうやって食べるのかは人それぞれ。


それぞれの人が選んだ思想を理解し、尊重することが大事だと思うし、

与えられた食材やそれを作った、届けてくれた生産者に感謝し、

体と心がハピネスになることが一番かなと思います。







みなさまにSpiciiを発信し、届けるためにいろんなとこへ行ったり、ベルリンでサバイブする資金にいたします。