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情報紙編集部を経て広告会社のライターに。もっとことばの力を磨きたい。「企画メシ2021…

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情報紙編集部を経て広告会社のライターに。もっとことばの力を磨きたい。「企画メシ2021」59番。旅とお菓子と本が好き。心のふるさとはギリシャ。

最近の記事

私はゆっくり私に還る

 ずっと変わりたいと思っていた。このままじゃいけないと感じていた。だからこのことばを目にしたとき、不意をつかれたような気持ちになった。文章を追いながら、思わず涙が滲んだ。  「あなたはあなたになっていく。」  私の「#忘れられないことば」は、コピーライターの阿部広太郎さんのことばだ。 「あなたはあなたになっていく。」 私がこのことばに出会ったのは、阿部さんが主宰する連続講座「言葉の企画2019」の講義内容をまとめた「キャリアハック」の記事だ。  後に阿部さんが出版した

    • 2023年、希望の一文字

       気づけば、2023年が始まって10日以上経っていました。  昨年末に会社で、今年の自分の漢字一文字を発表することになりました。考えた末に私が選んだのは「止」という文字。新しいことに挑戦したり、この数年自分なりに頑張ってきたつもりだけれど、昨年はふと立ち止まって自分を振り返ることや、前に進めず足踏みするような気持ちを感じることも。そこで、この文字を選びました。  コピーライター・作詞家の阿部広太郎さんの著書『それ、勝手な決めつけかもよ? だれかの正解にしばられない「解釈」の

      • うまくやろうとするよりも(企画メシ2022-3)

        コピーライター・作詞家の阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく」(企画メシ)。【企画メシ2022】第3回は【なんとかしたいの企画】。2021企画生の私、今回、聴講生として参加しました。 なんとかしたいの企画これが難しくて、ずっとモヤモヤ、ぐるぐるしていました。以前、別のところで取り組んだ課題にも通じるものがあります。 講義では、阿部さんからこんな言葉がありました。 「なんとかしたい」は自分が求めていることを知ること。自分の道しるべになる。 やさしいこ

        • 一瞬の勇気と、少しの覚悟を。(『企画メシ』プレイベントVol.1を終えて)

           コピーライター・作詞家の阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく(企画メシ)」。私は「企画メシ2021」の「企画生」(受講生をこう呼ぶ)になりました。  先日、チャンスをいただいて、企画メシ修了生の一人として、お話しする機会をいただきました。イベントが終わってから考えたこと、うまく話せなかったと感じていることがあり、noteに書くことにしました。 タイミングは、待つだけでなく、作ってもいい。 私が企画メシを知ってから企画生になるまで、3年かかりました。地方

        私はゆっくり私に還る

        • 2023年、希望の一文字

        • うまくやろうとするよりも(企画メシ2022-3)

        • 一瞬の勇気と、少しの覚悟を。(『企画メシ』プレイベントVol.1を終えて)

          知らぬまに、手を引かれてた。私が企画生になる日まで2(企画メシ2021)

          2021年6月、私は「企画生」になった。コピーライター・作詞家の阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく(企画メシ) 2021」。阿部さんと「企画メシ」を知ってから企画生になるまでのことは以前書いたけれど、まだ書ききれなかったことがある。 先輩企画生に出会った日 2021年、オンラインで開催された「いつか仕事で再会するための連続講座『企画でメシを食っていく2021』」にエントリーし、無事、企画生になることができた時、私には連絡したい先輩企画生がいた。SNS

          知らぬまに、手を引かれてた。私が企画生になる日まで2(企画メシ2021)

          「あなたはあなたになっていく」ー『超言葉術』とSchooと私

          2020年4月14日の夜、私はチャットに流れる言葉を一心に追いかけていた。コピーライター・作詞家の阿部広太郎さんが講師を務める『Schoo』の授業『心をつかむ超言葉術』、第一回目だった。 この日から月に1回行われてきたオンライン授業はまる2年続き、次回24回目で、ついに最終回を迎える。 最終回を迎えると知り、こうツイートした。 「毎月のこの時間にどれだけ励まされてきたか。うつむきがちな気持ちを上向きに変えてくれた大切な時間でした。」 2020年の私は、今思えば少し元気がな

          「あなたはあなたになっていく」ー『超言葉術』とSchooと私

          同じ名を持つわたしたち。企画メシのその先に

           新しい年が始まったけれど、まだまだ書き尽くせない「企画メシ2021」のこと。昨年私が参加したコピーライター・作詞家の阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく(通称企画メシ) 2021」。  最初のメールで、一緒に学ぶ81名の企画生(受講生をこう呼ぶ)が紹介された。名前を追っていて、目が止まった。私と同じ名の人がいる。それも漢字まで同じ。講座が始まる前から頭に残っていた。 私にはなかった名前の「解釈」  企画メシ最初の課題は「自分の広告」。私は自分の名前「

          同じ名を持つわたしたち。企画メシのその先に

          答えは自分で書いていた。(企画メシ8−2)

           コピーライター・作詞家の阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく(通称企画メシ) 2021」。12月11日に半年の講義が終わった。最終講義では希望者の発表があり、私もその機会をもらった。最後の課題は「自分の企画」。私の「自分の企画」は、第一回の講義の課題「自分の広告」と、不思議とつながるものになっていた。 コピーライターになりたかった私  企画メシ第一回の課題「自分の広告」で、私は子どものころからライターとして働く現在まで、何かしら文章を書くことを続けて

          答えは自分で書いていた。(企画メシ8−2)

          タイミングは、いつだって今。 私が企画生になる日まで (企画メシ2021)

           ふわふわした気持ちと、あたたかい余韻がずっと続いて、ホテルについてからもなかなか眠りにつくことができなかった。窓の外には、みなとみらい の夜景が広がる。  コピーライターの阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく(企画メシ) 2021」。今年6月に始まった講義は、12月11日に終わりを迎えた。最終講義は、横浜みなとみらいのシェアスペース「BUKATSUDO」とオンラインをつないでの開催。私は現地へ足を運んだ。  企画メシ完走から1週間。余韻に浸りながら、私が

          タイミングは、いつだって今。 私が企画生になる日まで (企画メシ2021)

          明るい空へ飛び立とう。(企画メシ8-1)

           コピーライター阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく」。半年間の講座が、先日、最終回を迎えた。ずっとオンライン開催だったので、初のリアルとオンラインをつないだ開催。はじめて会うけどはじめてじゃない不思議な感覚。あっという間の熱い1日だった。 課題の中にチャンスを見つける。  最後の講義が始まり、阿部さんが今までの講師の方の言葉を振り返る。半年間のできごとがよみがえる。  改めて阿部さんから伝えられたのは、「課題を課題としてこなさない。課題をチャンスと

          明るい空へ飛び立とう。(企画メシ8-1)

          ぬくもりは、さざなみのように。 (企画メシ7−2)

           コピーライターの阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく(企画メシ) 2021」に参加しています。第7回目の講師はRadiotalk代表の 井上佳央里さん。事前に出される課題は、音声配信サービス「Radiotalk」での生配信でした。 小さなしあわせに目を向けて 話すのが苦手な私。一人ではとても話せる気がしなくて、誰かと一緒にやれないかな、と思いました。「チームの企画」で一緒に活動しているチームひだまりの企画にからめてラジオ配信できればと思い、相談したのが

          ぬくもりは、さざなみのように。 (企画メシ7−2)

          ダメな自分はダメじゃなかった。 /『それ、勝手な決めつけかもよ?』読書感想文

           ページをめくりながら、初めてこの本を読んだときのことを思い出した。コピーライターの阿部広太郎さんの著書『それ、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。  会社帰りにバスターミナルで、バスを待ちながら本を開いた。目に飛び込んできたことばに手が震えそうになった。 勝手に自分を諦めない。 勝手に自分を決めつけない。 勝手に自分をみくびらない。   夢中でページをめくる。 今のあなたのままでいい。 無理に変わろう

          ダメな自分はダメじゃなかった。 /『それ、勝手な決めつけかもよ?』読書感想文

          書くことも、話すことも、聞くことも、すべてことばと向き合うことだった。 (企画メシ7)

           ライターとして働いてきた私。書くことは好きだけれど、話すことは苦手だと思ってきた。コピーライターの阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく(企画メシ) 2021」。第7回目の講師はRadiotalk代表の 井上佳央里さん。事前に出された課題は、音声配信サービス「Radiotalk」での生配信だった。 苦手なものに、向き合う機会 実は数年前にも「話すこと」に向き合わなければと思ったことがある。友人に誘われ参加した女性向けの連続講座で、最後に受講生全員がスピー

          書くことも、話すことも、聞くことも、すべてことばと向き合うことだった。 (企画メシ7)

          私だからできることを探して(企画メシ6-1)

          コピーライターの阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく2021」(通称 企画メシ)。第6回は、「食べチョク」を運営する 株式会社ビビッドガーデン代表の秋元里奈さんを迎えての「食の企画」。秋元さんのお話に、自分の経験を振り返りながらメモを取った。 不安を言葉にしてみる 実は「リスクを取らない安定思考」だという秋元さん。リスクと思っていることは、言語化できていないことが多い。起業を考えた時、こうなったらこうしよう、というリスクのパターンを出していくと、今やらな

          私だからできることを探して(企画メシ6-1)

          "食業"講座「生産者さんとオンラインで車座トーク」(企画メシ6−0)

          コピーライターの阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく2021」(通称 企画メシ)に参加しています。第6回は、食べチョク代表の秋元里奈さんを迎えての「食の企画」。 「企画メシ」では講義を前に毎回、課題が出されます。今回、課題に向けてイチゴ農家の友人に協力してもらい、オンラインで話を聞きました。企画生からもお二人、参加してくれました。 参加者=Sさん(20代前半男性。大学卒業後、祖父母のもとで就農。イチゴと米を生産)、企画生2名、私 収穫期は早朝3時起き

          "食業"講座「生産者さんとオンラインで車座トーク」(企画メシ6−0)

          見えたら、行ける。(企画メシ5)

           阿部広太郎さんが主宰する「企画でメシを食っていく(企画メシ)2021」も折り返し地点を過ぎた。第5回のテーマは「本の企画」。講師はライツ社代表の大塚啓志郎さん。  今回の課題は、「自分の中で絶対いける!」という確信の持てる本の企画。ライツ社の企画会議はLINE上で行っているため、企画をLINEグループに送る。LINEという形式にも戸惑ったけれど、「絶対いける」という企画自体が難しくて、ぐるぐるぐるぐる迷走した。 好きを起点に考えていたわたし 「いつか本をつくりたい」という

          見えたら、行ける。(企画メシ5)