見出し画像

明るい空へ飛び立とう。(企画メシ8-1)

 コピーライター阿部広太郎さんが主宰する連続講座「企画でメシを食っていく」。半年間の講座が、先日、最終回を迎えた。ずっとオンライン開催だったので、初のリアルとオンラインをつないだ開催。はじめて会うけどはじめてじゃない不思議な感覚。あっという間の熱い1日だった。

課題の中にチャンスを見つける。

 最後の講義が始まり、阿部さんが今までの講師の方の言葉を振り返る。半年間のできごとがよみがえる。

 改めて阿部さんから伝えられたのは、「課題を課題としてこなさない。課題をチャンスとして取り組む」ということ。自分の面白いほうにたぐり寄せる。

 仕事で、普段の生活で。やらなきゃならない物事を、チャンスと見て、自分の中を通過させ、自分の心が動く方へ。チャンスの女神がやってくるのを待つのではなく、追っかけていくくらいの自分になりたい。

心のこりは次へのステップ。

 企画生になれて、阿部さんから届いた招待状代わりの紙飛行機。一人ひとりに向けてメッセージが書かれていた。私には、「今ここにあるたくさんある可能性を広げる人になっていきましょう。そして自分を企画する。」とあった。

 最後の講義、限られた時間の中で、阿部さんの言葉がつづく。

自問自答の数が
自分を濃くする
「自分の企画」
自分を飛ばそう。

最初の講義でも伝えられたこと。  

勝手に自分をあきらめない
勝手に自分を決めつけない
勝手に自分をみくびらない

 半年間の間に、やろうと思って、できなかったことがいくつもある。やり切った人の姿に、自分が情けなくもなった。今回だって、最後の講義までにやりたかったのに終わらなかったことがある。

悔しさは最寄駅
企画はチケット

 この悔しさも、情けなさも、今感じている心のこりは、きっと次へのステップになる。

誰も私を笑ったりしない。

 阿部さんが繰り返し、伝えてくれた言葉。

誰かの答えを生きない
自分の答えを生きてほしい

 帰りの飛行機の中で、空を眺めながらふと思いだした。私が照れくさくて、「ちょっと恥ずかしいけど」と言って見せたnoteの記事を、友人たちは、「そんなことない、とてもいい」と言ってくれた。最後の「自分の企画」に写真を使わせてもらった友人に資料を見せたら、「素敵に使ってくれてありがとう」と言われた。

 誰かに笑われるかも、いい年して何やってるのと呆れられるかも。そうやって、「誰か」に怯え、自分にダメ出ししてきたけれど、私の大切な人たちは、誰も私を笑ったりしない。私を笑う人、バカにする人がいても、その人に向き合う必要もない。

 いままで何をやってきたんだろう。そう思ったら、ちょっと涙がにじんだ。でも気づけたからよかった。

 阿部さんのあたたかいことばで、最後の講義は終わった。

どうか、人生を謳歌してください
おもいきり幸せになってください

 私は、ちゃんとしあわせになろう。まず、自分をしあわせにしよう。

 飛行機はゆっくりと高度を下げ、私の住む町が見えてきた。ビルが立ち並ぶ東京と違い、緑が多い。山の向こうに夕暮れの空が広がる。夢のようにきれいな空だ。

 最終講義が終わってからも、ずっと熱い余韻が続いていたけれど、飛行機が降りたったら、本当に終わってしまう。そう感じるとさびしい気持ちになった。

 来月から講義はなく、もう課題が出ることもない。みんな、それぞれの生活に戻り、自分の課題に向き合っていく。これからは、全員そろって会うのは難しいことも知っている。

 「自分の企画は再会のためのチケット」と、阿部さんはいう。そうか、これから自分の企画に取り組むことで、いつか企画生の仲間たちと、仕事や何か別のところで、再会できるかもしれないんだ。

別れがあるから
再会できる

 いつか再会できたとき、笑顔で語り合えるように。これから、一歩ずつ、自分の道を歩いて行こう。

 夕日は沈み、やがてまた、朝日が昇る。

*****

『企画メシ』特別報告会開催

 12月13日に開催された『企画メシと言葉の企画』特別報告会で、阿部さんが教えてくれた言葉。
「walk the line」。言ったとおりのことをする。有言実行。そんな意味だという。

 第7回の講義で、講師のRadiotalk代表の 井上佳央里さんが宣言することの大切さを教えてくれたのを思い出した。私もみんなの前で宣言したことが、これからの自分の拠り所になっていくと思う。

*****

「企画でメシを食っていく」。2021の余韻は続いているけれど、バトンは次へ向かって。先日、企画メシの先輩たちと、「企画メシ2021」の企画生たちが登壇する報告会が開催されました。現在、アーカイブ視聴チケットを販売中です。興味のある方、ぜひ参加して、「企画メシ」の雰囲気を感じてみてください。
※イベントは終了しました

 2021企画生に阿部さんが贈ってくれた言葉。

飛び込んだから、飛び立てる。




この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?