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100点の専門性or75点の専門性×5はどちらも正解~高校生の進路相談~

高校生へ向けた8分トーク

将来の夢を聞かれたら、あなたはどう答えますか?

「将来、何になりたいですか?」、「あなたの夢は何ですか?」

この質問を何度も聞かれたことがあるでしょう。実は、こうした質問に対して明確な答えを持っていない生徒や学生は少なくありません。

むしろ大半の中高生が、そういう状況。

そういう時、どうしますか?またどう考えたらいいのでしょう?

【こんな人に是非読んで欲しい】
①中学生や高校生で自分の進路を考えている生徒
②選んだ進路に悩んでいる生徒や学生
③進路指導を担当する先生や教員


夢を持つことのプレッシャー

社会や教育システムはしばしば「夢を持つこと」や「専門性を身に着けること」を強調します。

それ自体は良いことではあるものの、具体的な夢がないことがダメだというわけではありません。

きっと小学校から中学そして高校の教科書で、成功者の話や教訓をみて、

具体的な夢がなければならないと、思いこんでいませんか??

違うんです。

夢ややりたいことがないので、ダメだと思い込んでいる人が、かなり多くいます。

そうではなく、

高校や大学での進路選びは、具体的な職や目的がない場合は、自分の興味や関心に基づいて選んでもよいのです。

大事なのは、興味関心の変化を受け入れて、それを学びつづけること。
きっと悩むことも多いと思うけど、そこへ飛び込む勇気が大事。

興味関心は時間と共に変わるものです。

その変化に対応し、その都度新しいことを学ぶ姿勢こそがあなたの強みとなります。

「全部75点」でも良い

例えば、あなたが特に専門的な知識を持っていないとしても、興味のある分野がいくつかあるなら、それらの分野を学び続けましょう。

例えば、私はこんな感じで興味がうつりかわり、その時それぞれで必要な知識を得てきました。でもね、それぞれの分野が100点ではなくて、ある程度しっている75点レベルなのです。

でもね、

75点でも、この分野のすべてを75点の人はなかなかいません。
それが私の強みです。

夢ややりたいことが明確にあるなら、それに向かって突き進むのも良いでしょう。しかし、明確な夢がないからといって心配する必要はありません。興味や関心に基づいて進路を選び続けることが、あなたらしさを形成します。

あなたはどちら派ですか?
野球の大谷選手のように1つを追いかける派?
それとも興味関心に応じて学んでいく派?

どちらもありなのです。

高校卒業後の進路選択が、その後の人生の全てを決定するわけではありません。学びは一生続くものです。今の興味関心に飛び込む勇気を持ちましょう。それが将来のあなたを形作るのです。

大学の進路選択について悩み、この学部で本当によいのかと悩む人がきっといると思います。でもね、それでよいのです。それが普通です。

今のあなたの興味関心がそこなら、思い切ってそこへ飛び込みましょう!
後はそこの環境ででてきた新しい興味関心に応じて、学びをすすめましょう。

【最後に】
これまでもそうですが、高校生が進路選択を考えている時に、

私には夢がないから、、、ととても凹み精神的にまいっている状況をよくみます。もちろん、選択として興味ある分野を選定することが大事なのは、間違いありませんが、あまりにも明確で具体的なゴールを持つべき、という考えに振り回されている人が多い。

とよく感じます。ある意味、社会がそういう意識を持つように働きかけ過ぎている傾向があると、とよく思うのです。

そうではなく、人生、まだまだ学びは続くのだから、高校生の今の興味関心に応じて、進路を選択したらいいと思います。

そしてその後も学び続けて、自分の専門性や強みを獲得していって欲しいなと切に思います。

1つを極めるのもあり、だけど色んな分野の知識があるからこその専門性もありです!


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