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頸椎ヘルニアの手術体験記~第3話~(最終話)

どうも、山本です。

前回、そして前々回と頸椎ヘルニアの手術体験記「第1話:初期症状~手術決断まで」「第2話:その後~手術まで」を綴ってきた。

今回は、最終話である第3話。「手術~現在(術後1ヶ月強)までのリハビリ」についてお話したい。入院中に毎日つけていた日記を加筆・編集する形で実体験をリアルに綴ります。どうぞ、お付き合いください。

1.壮絶な手術の始まり

看護師さんに付き添われ手術室に向かった。エレベーターを出ると、手術室へ続く自動ドアがあった。その前の待機スペースに手術室看護師さん(前話でお話したが綺麗&愛嬌抜群の方!)が来てくれて、手術前の説明と緊張緩和のための会話をしてくださった。そして、手指の消毒や手術キャップの装着などを行い、いざ手術室へ向かった。

僕の中で手術室と言えば「広く高い天井・2階からお偉いさんが監視している」こんなイメージであった。

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完全に「ドクターX ~外科医・大門未知子~」の世界である。しかし、現実は全く違った。こんなことを言ったら怒られそうだが「ただの小部屋」で、医療器具がたくさん置いてあるものの、診察室とさほど変わらない印象だった。

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※写真はイメージ 色んな写真を撮りたいと思い「スマホのを持ち込んで良いか?」と看護師さんに聞いたが、キレ気味で断られた(笑)

手術室へ入ると、5人くらいのスタッフさんがいた。そして、麻酔科の先生が何やら準備をしていた。何気ない会話をしながら、酸素マスクのようなものを付けられた。「お、これが全身麻酔か!」と身構えたが、どうやら違うらしい。その後の「点滴」で麻酔が効いてすぐに眠りますとのことだった。執刀医の角谷先生はまだ手術室にはいなく「もうすぐ来ると思いますよ」などと会話をしたところまでは覚えている。しかし、次に気付いた時には手術は終わっていた。結局、全身麻酔は「酸素マスク」だったのか「点滴」だったのか、どのタイミングでかかったのか分からなかった。おそらく、不安にさせないために自然と誘導してくれたのだと思う。

次に気付いた時はどこだったかな?病室かな?ここの記憶は定かではないが、、ここから「壮絶な時間」が始まった。中タイトルでは「壮絶な手術」と書いたが、手術の記憶はないので厳密には「壮絶な術後」である。

2.壮絶だった術後~入院生活

気付いた時には病室にした。手術直後、当日はとにかく痛いし衝撃が走っていた。「本当に回復するのか?」と思うほど辛いし痛い。首が思った以上に動かない。突っ張っている。完全固定させれて羽交い絞めにされているようだった。(これはドレーンが入っているからだと後で分かる)

とにかく悲壮的だった。夜は全く眠れない。30~40分に1回嫌な感じがして目が覚めて、夜が本当に長く絶望的に感じた。こんなにも時間の経過を長く感じのは初めてだ。それに加えて、舌がかなり腫れていることに気付いた。「口内炎かな?体調悪いのかな?」こんなタイミングで最悪だと思った。しかし、これは全身麻酔の時に口から管を入れた影響で舌が傷ついたことによるものだと分かった。手術当日は、とにかく痛くてこれくらいしか記憶に残っていない。

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