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頸椎ヘルニアの手術体験記~第1話~

どうも、山本です。

2022年2月21日。頸椎ヘルニアの手術をした。

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正式名称は「頚椎症性神経根症」

術式は「頸椎後方除圧固定術」

僕は、トレーナーとして「手術をする選手」「術後のリハビリに取り組む選手」と関わることはあるが、自分自身が手術することは初めてだ。また、こんな経験はそうできることではなし、今後することもないと思う。(と言うかしたくない)

せっかくなので、この経験を誰か(特に同業者や周縁産業の方)のお役に立たせることは出来ないか、またこの経験を忘れないように記録するためと思い、このnoteに書き記ることにした。

教科書で学ぶ理論だけでなく、僕の経験をもとに、その時々の感情などを含めた実学としてのノンフィクションでお伝えしようと思う。長くなりますが、どうぞお付き合いください。

1.違和感のはじまり

異変に気付いたのは2021年3月頃。いつも通りにベンチプレスをしていたのだが「急に重量が上がらなくなった」。確か80㎏×10回ほどで実施していたものが、4回ほどしか上がらないのだ。

今日は調子が悪いのかな?と思っていたが、次も、その次も全く重量が上がらない。調子が悪いだけでは済まされないほどに筋力が低下してきたのだった。

初めに異変を感じたのは筋力低下だったが、今思えば時を同じくして他にも症状があった。左の広背筋停止部あたり(脇の下あたり)にダルさを感じる。そして、ふっとした時に「大胸筋が攣るような感覚」が走るのだ。

当初は頸椎ヘルニアだなんて思っていもいなかったので、急な胸を締め付けのような感覚に「心臓か?」「何か病気か?」と不安に感じることはあったが、その他体調も悪くないし何とかなるだろうと楽観視していた。

それでも原因を探ろうと色々試してみた。当時、コーヒーに興味があって「コーヒーインストラクター3級」という資格を取得したのですが、それ以来嬉しくなって毎日1.5リットルほどのドリップコーヒーを飲んでいた。それ加えて、トレーニング前にはカフェインやベータアラニンが入った「プレ・ワークアウトドリンク」も飲んでいた。つまり「カフェインの摂りすぎ」の可能性があったのだ。

また、2021年3月~4月はコロナが再度蔓延し多くの部活動も活動停止。僕の仕事も急激にヒマになり、何だか「無気力を感じていた」頃だった。

そんなこんなで、筋力低下を感じたタイミングと偶然にも相まったので「これはカフェインの摂り過ぎだ」と思いコーヒーをすっぱりと止めた。ただ、コーヒーを止めたことで無気力感はなくなったが、筋力低下は改善されなかった。無気力感の原因はおそらくカフェインの摂りすぎだったが、筋力低下の原因はそこではなかったようだ。

次に疑ったのは「胸郭出口症候群」

5月頃だったかな。ベンチプレスの調子も一向に改善されず、トレーニングの面白みも無くなってきた。そこで、気分を変えて普段はやらない「ダンベルプレス」をやってみた。

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すると、、何と「右側だけ」に力が入っていないのだ。当然、両側の大胸筋が弱っていると思っていたので、思いもよらぬ発見だった。

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