よこやましょうへい

名古屋大学大学院修士2年。 小さい頃から田舎でよく遊び、まちづくりに興味を持ち始める。…

よこやましょうへい

名古屋大学大学院修士2年。 小さい頃から田舎でよく遊び、まちづくりに興味を持ち始める。 都会の大学院生視点から愛知県東栄町のまちづくりを学び、情報を発信中。

最近の記事

なつやすみにまちづくり #12 一ヶ月滞在の総括

しばらく空いてしまったがありがたいことに総括はまだ?との声をいただいたので最後の活動と僕の滞在についての総括を描こうと思う。 東栄町観光まちづくり協会での最後の活動。ぼくはこれまで東栄町が運営しているFacebookやInstagramなどのSNSについて分析を行ってきた。 どのような人が見ているのか、どのような投稿に関心が集まっているのかに着目することで、今後の各SNSの広報戦略やイベントの発信方法を考えることが目的だった。 そのSNSの分析に加えてこれまでの一ヶ月の体験

    • なつやすみにまちづくり #11 テントサウナで自然の一部に

      今日は先日体験した最高に気持ちの良い体験について話そうと思う。 アウトドア派な方やまったりしたい方、自然が好きな方などいろいろな人におすすめできるのでぜひ読んでいただきたい。 その体験とはテントサウナである。 文字通りテントを張り、その中をストーブによってサウナ状態にするのである。 東栄町まちづくり観光協会の方が大のサウナ好きで、所有しているテントサウナを準備してくださった。 休日に一人でサウナに行くこともあるサウナ好きの端くれとして体験せざるを得なかった。 結論、最高に

      • なつやすみにまちづくり #10 生きる標

        今回はぼくの今後の人生に関わりそうな仕事をしている二人の方にお話を伺った。 一人は奥三河観光協議会に所属し、新城の道の駅で働いている鈴木さん。 もう一人は杏の家という一ヶ月前に東栄町にオープンしたパン屋を経営している竹内さん。 ぼくは将来、田舎の地域活性に携わりたいと思っているし、もっと先には小さな自分のお店を持ちたいと密かに考えている。 そんなぼくにとって将来像とも言える方々とのお話について話そうと思う。 まず観光協議会の鈴木さんとのお話について話していく。 が、その前

        • なつやすみにまちづくり #9 輪廻50年

          今日は森林組合のお仕事を体験させてもらった。 きっかけは先日、鹿の解体をしたときに森林組合で働いている方にお世話になったことにある。 都会では聞き馴染みのない森林組合とはなにをしているのだろう、森林組合に町外から働きに来る方はどんな人なのだろうと気になったからである。 体験した仕事内容は選木である。 これは間伐をする木を選定して印を付ける作業である。 特に電線の近くの木だと木を切る際に電線をちぎってしまう可能性があるので間伐にかかる金額が高いらしく、余分に印を付けなくてはい

        なつやすみにまちづくり #12 一ヶ月滞在の総括

          なつやすみにまちづくり #8 生活即舞台

          昨日は和太鼓の演奏会を見に行った。 ぼくがお世話になっている和太鼓志多らとも交流の深い日本福祉大学付属高等学校の和太鼓部、楽鼓(らっこ)の演奏会だ。 毎年、和太鼓の全国大会が行われているのだが、今年はコロナの影響で中止になった。 そのため、楽鼓の部員は舞台で演奏する機会がなかった。 せめて、親御さんにはその勇姿を披露しようということで人数を限定して演奏会を行ったのだ。 ぼくはその演奏会のスタッフとして参加させてもらったのだが、一番驚いたのは準備の大変さである。 まず、太

          なつやすみにまちづくり #8 生活即舞台

          なつやすみにまちづくり #7 鶏の出荷

          今日も昨日の鹿をさばいたことに引き続きインパクトのある経験をさせてもらった。 インパクトで言えば鹿よりもすごかった。 早くも鹿の記録したインパクトランキング首位を更新してしまった。 鶏の出荷バイトである。 内容は生きている鶏を専用のかごに詰めて出荷をする。 これがかなりしんどい。 しんどいポイントは3つある。 1つ目は劣悪な職場環境である。 鶏舎の中で作業を行うのだが、とてつもなく汚く、臭く、暑い。 むんむんとした蒸し暑い部屋の床一面に鶏と鶏糞が敷き詰められている。 今ま

          なつやすみにまちづくり #7 鶏の出荷

          なつやすみにまちづくり #6 鹿の解体

          今日はぼくの人生の中でも最もと言っていいほどインパクトのある体験をした。 鹿をさばいたのである。 その鹿はぼくが住んでいる寮の裏山で罠にかかっていた。 魚をさばくことは趣味でよくするのだが、流石に鹿をさばいたことはない。 ぼくは都会に住んでいてはめったにできない体験にワクワクした。 鹿をさばく手順を説明する。 まず、生きている鹿を絞め、専用の器具で吊るす。 そして腹を割って内蔵を出して皮をはぐ。 最後に部位ごとに身を切り出していく。 さっぱりと説明するとこんな感じである。

          なつやすみにまちづくり #6 鹿の解体

          なつやすみにまちづくり #5 イベントに対する想いと現実

          星空おんがく祭 星空おんがく祭とは東栄町のきれいな星空と町内外の出演者によるライブを組み合わせたフェスのようなもので、毎年9月頃に開催される。 今日はその星空おんがく祭のミーティングに参加した。 様々なフェスやライブが公演を見合わせている中でこのイベントの対応について話し合われた。 前回までは町内の飲食店などにサテライト会場を設置し、会場に配信をしていく予定であった。 しかし、今回のミーティングでサテライト会場の中止とほとんどの演奏や地域PRは事前録画を放送するという方針に

          なつやすみにまちづくり #5 イベントに対する想いと現実

          なつやすみにまちづくり #4 コロナ降って町固まる

          様々なSNS。 皆さんはなにを使っているだろうか。 そして、なにを使いこなしているだろうか。 東栄町まちづくり協会はFacebook、Instagram、Twitterを運用し、地域の情報を発信している。 対するぼくはSNSについてはさっぱりである。 しかし今の時代、SNSを活用し、KPI分析を行うことで利益を生み出すことができる。 今日行ったのはそれらのSNSのアクセス状況を確認することで、各サービスのターゲットや今後の事業の広報戦略を明確にすることである。 SNSオン

          なつやすみにまちづくり #4 コロナ降って町固まる

          なつやすみにまちづくり #3 好きなことを仕事にする覚悟

          今日はブルーベリー農家の手伝いに参加した。 東栄町で取れるブルーベリーは大粒で甘いで有名だ。 そんな大事なブルーベリーの摘み取り、選別をした。 基本的に農園の手伝いは和太鼓集団志多ら(しだら)のメンバーを中心に行っている。 農園の手伝いが初めてだったぼくは志多らのスタッフであるまなさんと参加した。 まなさんはもともと志多らのメンバーとして太鼓を叩いていた。 大きく膨らんだブルーベリーを選別しながらふと気になったことを聞いてみた。 「まなさんはなんで太鼓のプロになったんです

          なつやすみにまちづくり #3 好きなことを仕事にする覚悟

          なつやすみにまちづくり #2 金ないところに人が来る

          東栄町に人が来る町民所得、財政力、町役場給料。 これら3つのランキングで愛知県内ワースト一位の町。 ぼくのいる町、東栄町である。 いま、そんなお金のない町で人口が社会増加している。 なぜ、財政困難な町に人が流れているのか。 今回、町役場の方へのインタビューや町内理事会に参加し、それらを通じて推測した理由を話していく。 東栄町の人口 1つ目はお金ではないなにかを得ようとしているからである。 転入してくる人の中にはビジネスプランを持った方が多いという。 パン屋を経営したい。

          なつやすみにまちづくり #2 金ないところに人が来る

          なつやすみにまちづくり #1 大学院生がまちづくりに興味を持った理由

          自己紹介はじめまして!横山翔平です。 ぼくは普段、大学院生をしているのですが、(院がポイント笑)この夏休みを活かしてまちづくりを勉強するために愛知県は東栄町にやってきました。 8/3~8/26の約1ヶ月間、東栄町の方々にサポートしていただきながらまちづくりについて学んだことや東栄町に対して思ったことを発信していこうと思います。 拙い文章ですが、ぜひ楽しく読んでいただけたら嬉しいです! 文章力の上がる本を買って読み始めました!笑 なぜ東栄町でまちづくりを体験したいのか今日はぼ

          なつやすみにまちづくり #1 大学院生がまちづくりに興味を持った理由