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なつやすみにまちづくり #9 輪廻50年

今日は森林組合のお仕事を体験させてもらった。
きっかけは先日、鹿の解体をしたときに森林組合で働いている方にお世話になったことにある。
都会では聞き馴染みのない森林組合とはなにをしているのだろう、森林組合に町外から働きに来る方はどんな人なのだろうと気になったからである。

体験した仕事内容は選木である。
これは間伐をする木を選定して印を付ける作業である。
特に電線の近くの木だと木を切る際に電線をちぎってしまう可能性があるので間伐にかかる金額が高いらしく、余分に印を付けなくてはいけない。
ぼくはその余分の印を付ける役割だった。

大変だと感じたのは山の急斜面にずっと立っていなくてはいけないことである。
じんわりと暑い中、足に負担をかけ続けるのでなにもしていなくても疲れる。
2時間ほど作業をしたのだが、そのうち半分は足がつかれて休憩をしていた。
元サッカー部が聞いて呆れると思うかもしれないが、そのくらい大変だということを伝えたい。
午前中の作業はぼくとぼくを先導してくださっていた方がハチに襲われ、その方が2箇所刺されたところで終了した。

森林

午後は実際に間伐をしているところを見学させてもらった。
数十メートルもある杉や檜が倒れていく様はとても荘厳であった。
また、その木は樹齢50年以上のものであり、50年以上前に植えられた木を切っているという壮大なサイクルが素晴らしいと感じた。

間伐

帰りに落ちていた檜を檜風呂とコースター用でもらった。

きりはし

見学のあとは森林組合の方にお話を伺った。
驚いたのは大学を出て、ぼくと同い年で働いている方がいたことである。
なぜ森林組合で働いているのか理由を聞くと都会に疲れて田舎暮らしに憧れていたからだそうだ。
そこでたまたま東栄町の森林組合と繋がり、もらっていた他の内定を辞退してそのまま森林組合への就職を決めたのだという。
フィーリングで生きている方だなと感じたのだが、東栄町に来るとなんとなく居心地の良さを感じるのは納得できた。

その後、森林組合の方と仲良くなり、後日飲みに行くことになった。
このようなすぐに受け入れてくれる優しさが居心地の良さに繋がるのかもしれない。

今日の一枚

名刺T

志多らTシャツと名札を頂いた。
Tシャツはデザインと生地がすごく良い。
毎日着たいくらい。
名札は初めて合う方に見せるとすごく受けが良い。
名刺にもなるので早速配りまくっている。
ありがとうございます!