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なつやすみにまちづくり #10 生きる標

今回はぼくの今後の人生に関わりそうな仕事をしている二人の方にお話を伺った。

一人は奥三河観光協議会に所属し、新城の道の駅で働いている鈴木さん
もう一人は杏の家という一ヶ月前に東栄町にオープンしたパン屋を経営している竹内さん
ぼくは将来、田舎の地域活性に携わりたいと思っているし、もっと先には小さな自分のお店を持ちたいと密かに考えている。
そんなぼくにとって将来像とも言える方々とのお話について話そうと思う。

まず観光協議会の鈴木さんとのお話について話していく。
が、その前になぜぼくが観光協議会の方とお話をさせてもらおうと思ったのかについて話そうと思う。
ぼくはついこの間まで就職活動をしていたのだが、その中で地域活性に携わりたいとよく話していた。
しかし、あるとき面接官に地域活性とはなにかについて聞かれたときに答えられなかったことがある。
地域活性とは経済的に潤うことなのか、人が来ることなのか、地元の方が活気づくことなのか。
観光に詳しい方がどのように考えているのかを聞いてみたくなったからである。

ぼくがお話から感じたことは地域活性は土地によってあり方が違うということである。

「大半の地域では観光地化されていく中で人の想いの繋がりが失われてしまう。
奥三河ではそういった人の想いの繋がりが魅力であると感じ、大切にしている。
 観光というのはあくまでも手段で、その手段を使って奥三河のファンになってもらうことを目指している。」
と鈴木さん。

これまで町外から東栄町に来た方々のお話を聞いてきたのだが、その方々の多くがなんとなく雰囲気が良いと言っていた。
言語化できない良さを感じている方にとって町のファンという言葉がすごくぴったりだと感じた。

杏の家の竹内さんとのお話について話していく。

杏の家

こちらを訪ねた理由は、先日更新した「#2 金ないところに人が来る」でも話したように、なぜ、財政力の乏しい東栄町にビジネスをしに来るのかを疑問に思ったからである。

ずっとサラリーマンをしていた竹内さん。
「夫婦でパン屋をやりたいという夢があった。
サラリーマンを続けていたら安定はあると思うが、それって自分が本当にやりたいことなのか疑問に思っていた。
一度きりの人生、やりたいことをやらなくちゃ。と思い、パン屋を開いた。
東栄町でお店を開いたのは旅行に度々訪れており、景色、食べ物、人が良いと思ったから。」
と竹内さん。

すごく共感できるお話ばかりだった。
また、50代半ばの竹内さんが一度きりの人生だと口にしていることに重みを感じた。
自分もそんな人生を歩みたいと強く思った。

今回の内容はいつか自分がが人生に悩んだときには何度も見返したいと思った。

今日の一枚

とまと

トマトの収穫のお手伝いをさせていただいた。
最後に農家の方がとても良い人でいろんな品種のトマトを試食をさせてくれた。
普段食べているトマトは食べるときにちょうど熟しているように早めに収穫されているので完熟するまでなっていたとれたては味が違うと言っていた。
ぼくは一生分のトマトを食べたような気がした。
間違いなく、人生で一番トマトを食べた日になった。