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漢字語を中国語、韓国語、日本語学習に活かせ

中国語が、周辺国の言語に与えた影響は大きい。

朝鮮語(韓国・北朝鮮)、日本語、ベトナム語などだ。

僕自身、中国語(ビジネスレベル)、朝鮮語(日常会話レベル)、日本語(ネイティブ)話者であり、ベトナム語については自分が話せないのでベトナム人数人に聞いて確認した。

上述4言語で共有している単語として、分かりやすいものは”労働”。 (カッコ内は発音をカタカナ表記した) 

日本語: 労働 (ロウドウ)
中国語: 劳动 (ラオドン 
láo dòng)
朝鮮語: 노동 (ノドン)
ベトナム語: Lao động (ラオドン)

※文字で見た場合、同じでも、それぞれの発音は声調 (リズム)をともなう。上述カタカナ発音をそのまま発っしても、その言語の話者に聞き取ってもらえないことはある。またそれぞれの”労働”が、お互い完全に同じ意味ではないとは推測される。

自分にとって最も比較が容易な日本語中国語間で見ても、発音が近く、意味も近いもの、
討論 (トウロン: 日本語) // 讨论 (タオルン tǎo lùn: 中国語)

発音は全然違うが、意味はほぼ同じなもの、
学習 (ガクシュウ: 日本語) //  学习 (シュエシー xué xí: 中国語)

など言い出すときりがないほど沢山ある。
                                               

また日本語と韓国語において有名な話で、知っている人からするとなんだ、それかという内容なのだが、

“微妙な三角関係” 👇
미묘한 삼각 관계 (ミミョハン サムカク グァンゲ)
“マッサージ三十分無料” 👇 
마사지 30 분 무료 (マサジ サムシップン ムリョ)

などは、音も非常に近く、小さい声で言われたりするとどちらの言語か分からないくらいだ。

※カタカナ表記: どのような記載がより正確かは、人それぞれ解釈があると思う。というか本来外国語の発音はカタカナには出来ないが、少しでも理解を助ける為に記載した。悪しからず。

要するに今日言いたいことは、漢字語を活かして、それぞれの言語を学習しましょうということ。日本人として学んだ日本語は、他の3言語の学習時に活きます。

さて、日中韓越それぞれの国同士の関係は、日々のニュースで軋轢が語られることも多い。ただ、言語を通してこれらの国が共有しているものに引き続きフォーカスし、友好関係構築に少しでも尽力していきたい、僕個人として強く思います。

おわり

PS①: 現在日常的に漢字を使うのは、日本と中国のみ。
PS②: このテーマは本当に奥が深いので、第二弾ブログそのうちやるかも。書けるように頑張ります(o^^o)

写真は、本文とはあまり関係のない麻婆豆腐☺️

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