カウンセラーは、人の悩みを聴いていてメンタルやられないの?
今回はこのテーマ。
少し人間関係にお悩みの方にも役立ちそうなので、このテーマでいってみたいと思います。
さてさて・・・
カウンセラーとして活動していると、そこそこ聞かれる質問です。
(聞かれるというよりは、何気ない会話の中でふと出てくる感じでしょうか)
「カウンセラーは、人の悩みを聴いていてメンタルやられないの?」
と。
これは、私個人の感想ですが、
「ゼロではない」
「ゼロではないけど、そんなにない」
そんな感じでしょうか。
他のカウンセラーさんがどうかは分かりません。
でも私はそんな感じ。
(他のカウンセラーさんもそんな感じでしょうか?)
なぜそんなにメンタルをやられることがないのか?
人の悩み、不安、不満、愚痴etc…
出てくるワードは、ポジティブワードよりもネガティブワードの方が多いでしょう。
(段階によって違いますが)
結構ディープなお悩みも聴かせていただきます。
ちょっと人によっては、しんどいと感じてしまうかもしれませんね。
それでも、我々カウンセラーがメンタルをやられないのは、
「同情」や「巻き込まれ」
これを回避しているからでしょうか。
「共感」こそすれど、「同情」や「巻き込まれ」は避けています。
ここ、めちゃくちゃ大切なところです。
「同情」や「巻き込まれ」になると、しんどいでしょう。
ちゃんと自分の世界と、相手の世界を行き来できること。
これが、人の悩みを聴いていてもしんどくならない秘訣です。
あたかも自分のことのように、心をスポンジにして相手の悩みを聴きますが、決してカウンセラーという立場をなくしてはいません。
カウンセラーとしての立場をなくさないから、しんどくならないわけですね。
このことは、皆さんも自分のことに置き換えてみると分かりやすいかもしれません。
自宅で親の介護をするのと、仕事として職場で利用者さんの介護をするのって、全然しんどさが違いますよね。
同じことをされても、腹の立ち方も違うでしょう。
例えば、無理な方は無理かもしれませんが、ウ○チの後片付け、オムツ交換etc.
こういった決して綺麗とは言えないことも、仕事だから割り切れる部分はあるのではないでしょうか?
これが自宅で親のこととなると・・・
どうでしょう?
365日、24時間、時にはキツイことも言われながらの介護・・・
どんなに優しい人でも、心やられてしまいますよね。。
でも仕事だったら、少しは耐えられるわけです。
これは、
職員と利用者さん
線引きがあるからではないでしょうか。
線引きができると、“しんどくなりづらい”
人の悩みを聴いてしんどくなる方は、線引きができていないのかもしれません。
良くも悪くも、です。
線引きを意識してみてください。
それは、冷たいこととはまた別のことです。
何か伝わるものがあれば幸いです。
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