忘れても気にしなくていい。何故なら…
「あっ買うの忘れてた」
「学校に体操服忘れた」
「スマホどこいった」
「昨日何食べたっけ」
「あっ約束、今日やった」
子どもも大人も忘れる。
なぜ忘れるのか?
脳は積極的に「記憶を失おうとしている」ことが判明 - GIGAZINEより
多くの研究者が「どのように記憶が保持されるのか」という研究を行っていますが、反対に「なぜ記憶が失われてしまうのか」という研究はあまり行われていません。ケンブリッジ大学の記憶研究者であるマイケル・アンダーソン教授は、「私が今考えていることや人生で経験してきたことの大部分は、私が80歳になった時には忘れてしまっているでしょう」と語り、忘却のシステムは記憶について研究する上で、非常に重要なものだと考えています。
マギル大学で記憶の忘却について研究しているオリバー・ハルト氏は、「忘れることができなければ、私たちは記憶を持つことができないでしょう」と述べました。ハルト氏によれば、もしも人間が全ての事柄を覚えていたら、記憶は膨大な情報量となってしまい、脳は非効率になってしまうとのこと。
私たちが1日の終わりに「その日あったとても平凡な出来事」を記憶しているのに、数日後や数週間後にはそれらの出来事を忘れてしまうのは、経験してすぐの状態では脳が「その記憶が重要か重要ではないか」の区別を付けられないからだとのこと。「忘れることは、重要なものかそうでないかを判断する、脳のフィルターとしての役割を果たします」と、ハルト氏は述べました。
確かに重要なことは覚えている。(たまに忘れるが)
脳が勝手に篩(ふるい)に掛けているのか。
神経科学者のロナウド・デイヴィス氏と脳科学教授のイ・チョン氏は2017年に共同して執筆した論文で、「脳が記憶を忘却するのは、脳に備わった基本的な機能である可能性がある」と述べました。2人は記憶消去がある程度外的な要因に左右されることを認めつつも、脳は低レベルな記憶消去を慢性的に行っており、新たに獲得した記憶を徐々に消し去っていくのかもしれないとしています。
嫌なことは忘れたい。
辛いことも忘れたい。
大切なことは忘れたくない。
記憶は宇宙のどこかに保存されていると思う。
本当に必要なとき引き出せる。
だから、忘れ物しても
「まあ、ええか」
あまり気にしなくても大丈夫。
人間は忘れるようにできてるから
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