中目黒 実相山正覚寺

東京中目黒で400年の歴史を築く寺院です。お寺や仏教の魅力を発信します。|WEBサイト…

中目黒 実相山正覚寺

東京中目黒で400年の歴史を築く寺院です。お寺や仏教の魅力を発信します。|WEBサイト:http://nakameguro-shogakuji.or.jp/|instagram:https://www.instagram.com/shogakuji_temple/?hl=ja

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正しく出来ている?お寺の参拝ルール

合掌 みなさま、こんにちは。 2022年。新たな年が始まりました。昨年は年末にかけて、変異種ウイルスの感染拡大などが危ぶまれ、心が落ち着かない日々も続きましたが、みなさまのおかげで無事、新年を迎えることができました。心新たにこの一年を歩んで参りたいと思いますので、実相山 正覚寺を今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。 さて、みなさまはお正月をどのように過ごされましたか? 「年明けは、家族みんなで初詣に行った」という方も多いのではないでしょうか。今日は初詣にも、普段のお参

    • 「仏教」と「猫」

      合掌 季節は12月となりました。秋晴れが続いていた東京は、すっかり冬の寒さが漂ってきています。 今日は仏教にまつわる動物の話として、「猫」をご紹介したいと思います。 仏教の動物といえば「干支」が馴染深いと思いますが、皆さん、干支の動物を思い出してみてください。 子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥 ご存知の通り、干支には猫がいません。 たまたまいないだけじゃない?と思われる方も多いと思いますが、実は仏教には猫についての諸説が至るところに出てくるのです。 そ

      • 10/18 御会式が開催されました

        合掌 先日10月18日、正覚寺の三大行事でもある「御会式」を行いました。 昨年に引き続き、新型コロナウイルス対策として事前周知はせず、関係者と檀家様のみでの開催でした。ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました。 「御会式」とは、日蓮聖人がお亡くなりになられた日の法会として、毎年10月18日に報恩感謝の意を込めて行われる日蓮宗の法要です。 当日は日蓮聖人像をお祀りしている祖師堂に集まって頂き、15時から約1時間弱、僧侶たちと共にお経を読み上げます。 今年は読経の間に散華も

        • 正覚寺WEBムービーの制作秘話(後編)

          合掌 前回更新した「正覚寺WEBムービーの制作秘話(前編)」に続く後編をご紹介します。 正覚寺WEBサイトでは、リアルな場だけではなくオンライン上でも正覚寺の姿を体感していただきたいという想いから、サイト上では「Experience Shogakuji」としてトップページに4つのムービーが掲載されています。 前編では「天光三子」と「朝勤」の詳しい内容や撮影時の秘話などを紹介しました。今回の後編では、残る2本のムービー「木剣加持」と「無常無為」について紹介いたします。 E

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        • お知らせ
          14本

        記事

          正覚寺WEBムービーの制作秘話(前編)

          合掌 10月に入ると途端に気温が下がる日も多くなりました。秋の訪れを感じます。 ちょうど昨年の今頃は、正覚寺公式WEBサイト準備の一環として、WEBムービーの制作をしていました。 リアルな場だけではなく、オンライン上でも正覚寺の姿を体感していただきたいという想いから、サイト上では「Experience Shogakuji」としてトップページに4つのムービーが掲載されています。 今日はその内の2本についての解説と制作の裏側をお話しいたします。 まずはこちらのムービーをご

          正覚寺WEBムービーの制作秘話(前編)

          「仏教」と「水」の深い関わり

          合掌 気づけば9月となりました。東京はまた天気のぐずつく日が続きそうです。皆様、体調にはくれぐれもお気をつけください。 今日はそんな、日本の夏に避けては通れない「雨」や「水」と仏教の関わりについて少しご紹介したいと思います。 天気を司る守護神「龍」皆様、お寺などで龍の水墨画などをご覧になったことはありますでしょうか。正覚寺の鬼子母神堂でも、堂内の天井にいくつか龍の絵が描かれており、中には江戸琳派の絵師による龍の絵画もございます。 ではなぜ仏教において「龍」が祀られるよ

          「仏教」と「水」の深い関わり

          【百度石・お題目】万人のために工夫された仏教

          合掌 皆さん、ご無沙汰しております。暦の上では秋となりましたが、まだまだ真夏日が続く季節ですね。熱中症などにも気をつけてお過ごしください。 昨今、世間ではリモートワークが普及する中、お寺でも遠隔で行う法要など「密」を避けた法事が増えてきました。仏教の本質を見失わず、どう時代に適応していくか、正覚寺でも試行錯誤の日々を過ごしています。 日蓮宗における仏教というのは、「万人の苦悩を解決するためのもの」として存在します。一般的に「僧侶の人たちだけが知るもの」という印象があるか

          【百度石・お題目】万人のために工夫された仏教

          大災害を経て考える正覚寺の取り組み

          皆さん、こんにちは。 本日は広報に代わり、正覚寺住職の池田が記事を担当いたします。 ここ最近、都内でも地震が頻発している中で、先月は宮城県沖でも大変大きな地震が起こりました。東日本大震災が起こって10年の月日が経った今でも、いつ起こるか分からない地震に安心できない日々を過ごされているのではないでしょうか。   2011年3月11日の震災以降、支援活動に伺わせて頂き、今日までご縁の続いている東北のご寺院があります。毎年3月11日には慰霊法要へ参加させて頂いているのですが、今年

          大災害を経て考える正覚寺の取り組み

          正覚寺のホームページが ”SANKOU!|Webデザイン制作の参考になる国内のステキなサイト集” にて紹介いただいているようです。 ありがとうございます。 https://sankoudesign.com/page/2/

          正覚寺のホームページが ”SANKOU!|Webデザイン制作の参考になる国内のステキなサイト集” にて紹介いただいているようです。 ありがとうございます。 https://sankoudesign.com/page/2/

          【鬼のち神様へ】子育の神様「鬼子母神様」

          皆さん、こんにちは。正覚寺広報です。 今日は正覚寺の祈祷本尊としても祀られている鬼子母神様について紹介したいと思います。 この「鬼子母神」という文字から、皆さんどのような神様をイメージしますか? 鬼?神?子?母? うーん、なんだか考えるほど混沌としてくる名前ですね。 しかし鬼子母神様のルーツを辿ると、実はどのイメージも間違っておらず、鬼でもあり、神でもあり、子を想う母でもあることが見えてくるのです。 鬼子母神様は、実は元々“鬼”だった!?鬼子母神様とは、安産・子育の神

          【鬼のち神様へ】子育の神様「鬼子母神様」

          正覚寺のウェブサイトの制作に携わって頂いた日本デザインセンターさんの公式SNS、“VISUALIZE Q&A”シリーズで正覚寺池田住職の考える「無我のVISUALIZE」が紹介されました。ぜひご覧ください。 https://www.instagram.com/p/CNW-Qd_BMTZ/

          正覚寺のウェブサイトの制作に携わって頂いた日本デザインセンターさんの公式SNS、“VISUALIZE Q&A”シリーズで正覚寺池田住職の考える「無我のVISUALIZE」が紹介されました。ぜひご覧ください。 https://www.instagram.com/p/CNW-Qd_BMTZ/

          【2歳の息子が藩主に!?】母としての強さが描かれた、伊達家三沢初子の一生

          皆さんこんにちは。正覚寺広報です。 正覚寺の境内では梅の花が咲き始めました。 中目黒の桜は毎年多くの方が集まるスポットとして有名ですが、少し早い時期に咲く正覚寺の梅も風情があるのでぜひご覧くださいね。 ところで、正覚寺の境内の中心に女性の銅像が立っているのですが、皆さんこの女性がどのような人物がご存知でしょうか? この女性像の正体は、伊達家第3代藩主伊達綱宗の側室「三沢初子」であります。 伊達騒動を題材とした歌舞伎「伽羅先代萩」の大役「政岡」のモデルとしても広く知られて

          【2歳の息子が藩主に!?】母としての強さが描かれた、伊達家三沢初子の一生

          降誕800年 日蓮宗の宗祖「日蓮聖人」とは?

          皆さん、こんにちは。 今日は池田住職に代わり、わたくし正覚寺広報が記事を担当します。 「広報」という肩書きを名乗ってはいますが、お寺や仏教のことについてはまだまだ未熟者。 これから皆さんと一緒にお寺や仏教のこと、他にも正覚寺にまつわることを楽しく学び、発信していこうと思います。 本日2月16日は、日蓮聖人降誕800年本日二月十六日は、その日蓮宗を開いた宗祖「日蓮聖人」が生誕された日であり、数え年で降誕800年を迎える記念すべき日です。生誕された地に建立されたのが、千葉県鴨

          降誕800年 日蓮宗の宗祖「日蓮聖人」とは?

          本年の御挨拶

          合掌 こんにちは、正覚寺住職の池田です。 あらためまして、今年一年もどうぞ宜しくお願い致します。 本年が皆様のご健康と幸多き年でありますようにご祈念致します。 一昨年は正覚寺開山四〇〇年の慶事の年を経て新たに歩みはじめた矢先、突如現れた新型コロナウィルスによって、世の中は混沌とし、これまでにない日常の連続となりました。 連日、ニュースや新聞ではコロナに対する非常に多くの情報が報道され、目に見えない敵に、身ばかりでなく心も脅かされる日々が続いています。 医療関係者の方々を

          10/18 御会式が開催されました

          合掌 皆さん、こんにちは。実相山 正覚寺住職の池田です。 ついこの前まで暑い記憶がありましたが、気づけばすっかり秋どころか冬の気配まで感じる季節となってきました。 正覚寺に植えられている銀杏の葉っぱが黄色く色づく日も遠くないかもしれません。季節の変わり目、皆さんお身体にお気をつけくださいね。 さて、先日10/18(日)に正覚寺の三大行事でもある御会式が開催されました。ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました。 <御会式>とは、日蓮聖人がお亡くなりになられた日の法会と

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          正覚寺公式noteがスタートしました!

          合掌。 みなさんはじめまして。 正覚寺公式noteの記事をお読み頂きありがとうございます。 日蓮宗 実相山正覚寺 住職の池田です。 昨今「お寺離れ」なんて言われるこのご時世ですが、幅広い方々に仏教やお寺のことを知って頂き、読んだあとに少しでも前向きになれる記事を発信したいという想いから、正覚寺公式noteアカウントを開設しました! まずはじめに、正覚寺や住職のこと、いま取り組んでいることなどについてご紹介します。 実相山 正覚寺ってどんなお寺? 実相山 正覚寺は東京

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