見出し画像

【障害者雇用・助成金ニュース】精神障害者を雇うって、そんなに不安ですか 「身体」人気の一方で…コロナで問われる企業姿勢~前編~

皆さんこんばんは、伊藤です。

桜も満開の地域も増え、すっかりお花見日和ですね♪

例年のようにみんなでワイワイドンチャン騒ぎ!とはいかないかもしれませんが、今のうちに桜を楽しみたいですよね。

さて本日から前編と後編の2日間に分けてコロナ過における障害者雇用の課題について我々に提起してくれているこちらのニュースをお届けします。

コロナ過の障害者雇用の現状について分かりやすくまとめられていますね。

まずコロナ過での障害者の解雇が問題視されていますが、本文ではこのように述べられています。

厚労省が示した集計結果によれば、2020年の4〜9月、解雇件数は前年比で約40%増となった。
厚労省は、ハローワーク業務統計から、2020年4月〜9月の障害者の解雇者数について、約1200人(前年同期比40%増)とした。コロナによって一時的に増加したが、落ち着きの兆しがみられるとしている。

前年比で40%というとかなり増加したような印象がありますが、落ち着きの兆しがみられるというのはとりあえずは安心材料ですね。

そして個人的に一番気になったのが冒頭のこちらのメッセージです。

しかし、実際のところ、障害者の解雇は「民間企業」以外のところで起きているという。

障害者雇用=民間企業での雇用

というイメージを持たれている方も少なくないかもしれませんが、「民間企業」以外となるとドコなのでしょうか?

答えはコチラです。

発表されている解雇の多くは、一般企業への就労を目指し、雇用契約を結んだ障害者が働く就労継続支援A型事業所の事業停止によって解雇されたというケースです

そうです、実は就労継続支援A型事業所での解雇が増加しているのです。

※就労継続支援A型事業所の詳細について知りたい方はコチラのサイトをご参考にされて下さい ↓

就労継続支援A型は雇用契約を結ぶ形態の障害者施設でありますが、何故解雇が増加してしまったのでしょうか?

東京商工リサーチによれば、2020年の障害福祉サービス事業所の、「休廃業・解散」が過去最高の107件、「倒産」は20件だった。「新型コロナ支援を受けながらも事業継続が難しい事業者が、体力のあるうちに事業停止を選択するケースが増えたようだ」と報告している(3月4日付け)。
A型事業所自体は、コロナの支援金で倒産はまぬがれているが、実質的には開店休業状態となり、解雇が出ているという実態が垣間見える。この状況は、しばらく高水準で続くと思います。

やはり就労継続支援A型のお仕事は食品の製造や飲食店の業務など対面での業務が多い傾向にあり新型コロナの影響を受けやすく、

事業停止⇒解雇せざるを得ない

という状況に陥ってしまっているようです。

ここで早急に検討しなければいけないのが、

就労継続支援A型を解雇されて方々の再就職への支援

ではないでしょうか。

考えられる方法としては、

① 別の事業が安定している別の就労継続支援A型への再就職

② アルバイトやスキルのある方は副業サイトなどで収入を得る

③ 就労移行支援や転職エージェントなどを活用して企業への一般就職を目指す。

私個人としては特に社会全体として③に注力して欲しいと思ってますし、私自身もマッチング事業を行っているので特に解雇された方たちも積極的にサポートしたいと思っております。

コロナ過で求人が限られて厳しい状況だと言われておりますが、例えば介護業界や物流業界、警備業界などは人手不足の企業も多く求人も豊富ですし、また、本文でも

このインタビューはZoomでおこなった。コロナ禍で、障害者にとって、よかったことがあるとすれば、求人に「完全在宅勤務」が増えたことだという。

「昨年度は、年間で1〜数件でしたが、今年度は10件以上、完全在宅勤務の求人が出てきました。遠方に居住しているかたや、体の都合で出勤できないかたが、企業に雇用されるケースが増えていくのは、コロナの良い影響かと思います」

と、完全在宅勤務の求人も増えているという良い流れもあります。

是非解雇されて方々が一日でも早く再就職してご活躍できるよう私も微力ながら貢献していきたいと思っております!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?