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【体験談あり】営業に向いていない人はいない、そんなこと考えてないで行動しよう

営業の成績が全然上がらない。あー僕って営業に向いていないんだよな。やめたいけど資格なども持ってないし。

いや営業に向かない人なんていません。それは単なる思い込みです。僕の経歴などは右を見てください。営業経験は10年以上。その半分くらいはマネージャーもやっていて、のべ百人以上の営業マン(ウーマン)を見て来ましたが、営業に向いていない子などいませんでした。その理由をお教えいたします。

まずは簡単に僕の経歴を"]新卒で商社の法人営業を6年半やりました。インターネットに興味があったのでスタートアップのIT企業に転職しここでも営業。ターゲットは主に飲食店。

元々、自分でも起業したい思いがありまた。そんなときある自治体が起業支援のためにつくったインキュベーション施設に空きがでたので入居者を募っていました。条件はその自治体に住んでいること。

そこで、条件に当てはまっていた当時の部下(女性)をつかまえてこの話をするとノリノリに。彼女に事業計画を持たせて面接に行ってもらったら意外にも?通過してしまい、6年半勤めた会社を辞めて参加することに。

しかし、紆余曲折あり彼女とはすぐにお別れして、飲食店の通販サイトや店長業務などしてなんとか家族を養っていきます。そして、最終的には再びサラリーマンに戻り、現在に至ります。

僕自身、起業自体には失敗しましたが、人生には失敗していません笑。こんな経歴の僕だから語れる、起業に失敗しないための心得や失敗を失敗としないためのマインドを紹介します。

営業に向いてない、と思う状況

そもそも営業マンが(ウーマン)が、「自分は営業が向いてないなぁ」と思ってしまうときでどんなときでしょう。

目標が達成できないとき

営業には目標がつきものです。売上金額、訪問数などだいたい数字で表されますよね。毎月(毎週、もしくは毎日)達成できていれば問題ないですが、まあ数字が達成できないことの方が多いですよね。ここで考えてもらいたいのは、目標というのはいわば人参です。100万円を目標にしていて達成した人には次の月には110万円の目標が課せられます。目標の10件を訪問できたら「今度は15件を行ってみよう」と言われます。

つまり目標は発破です。営業マネージャーの仕事は営業マン(ウーマン)いかに走らせるか、です。走れる人にはより走らせる、そうでない人はそこそこ走らせる。これがマネージャーの仕事なので目標が達成できなければマネージャーが考えればいいことです。目標が達成されなくても殺されるわけではありません。ただマネージャー(会社)の期待を裏切るだけです。期待がなければ報酬もないですから、やっていけなくなったら期待されていない会社を辞めればいいだけの話です。

深く考えない。目標なんてそんなものです。達成できなからといって人格まで否定されるものでもありません。

売れると思っていたお客さんに売れなかったとき

営業をしていると感触がよく商談が終わる時もあります。このお客さんは絶対買ってくれる、と思って次の日に契約書を持っていくと打って変わって拒否。前回のあのノリの良さはなんだったんだぁ。人間不信になるわ。というのは営業をしていれば誰でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

はあ俺(私)、営業に向いてないわぁ。

はい、お客さんが断ることとあなたが営業に向いているかどうかは全然関係のない話です。そもそも感触が良い商談だったのならばその場で契約書を交わさないとダメです。契約書がないということはお客さんの意思は示されていません。あなたが勝手に期待しただけです。ましてや人間不信など陥る必要がありません。さっきまで他人だった人がそもそもこちらの思い通りに動くわけがありません。そんな不確定な期待をしているくらいなら、とっとと数をこなしましょう。

営業に成功する数(=成約数)をあげるには母数を増やすしかありません。期待しても期待しなくても成約数は一つ。期待が大きいから成約数が多くなるわけでもありません。商談の内容が良くても悪くても終わってしまったものに思いを馳せても仕方ないです。下記の記事を参考にしてとっとと次に行きましょう。

こうしてみてみると営業に向いてないと思うときは、目標が達成できていない、売れると思っていたお客さんに売れなかった時など、理想とのギャップがある時でしょうかね。

でも全盛期のイチローですら4割しか打てなかったのですから、気にする必要はありせん。基本は売れないと、思うべきです。営業に向いてる向いていないとか考えるのではなく、スキルとして営業を考えてゲーム感覚でやればいいのではないでしょうか。

営業スキルは必ず役に立つ

ここまで、営業成績などは営業が向いているか否かには関係ない、とお話してきました。しかし、これを言ってしまっては元も子もないですが、本当にやめたければ辞めればいい、と思います。営業に限らず仕事は体を壊してまでやるものでもないし、他にも向いている仕事はあるでしょう。こうやってブログを書いて生計を立てている人もいるわけで、今の世の中色々な選択肢がありますから。

ただ、営業スキルは仕事の基本だから身につけておいて損はありません。

僕の場合は、相手の立場でものを考えられるようになった、ことはその後の仕事をしていく上で(現在も)大いに役に立っています。過去の自分に何か声をかけられるのとすれば、この「相手の立場で考えろ」とだけ言いたいです。なぜそんなことが言えるのでしょうか。そもそも営業は押し売りではありません。お客さんの目的を理解し、それと自分の目的をすり寄せていく作業です。そのためには相手を理解すること。好奇心を持って相手の話を聞いて、自分がやりたいことと擦り寄せていくことを地道に行います。

飲食店向けの製品(サービス)ならば、まず飲食店に行きます。そして飲食店の目的を明確にします。ここはお客さんである飲食店の目的ですので、お客さん自身に聞くしかありません。業界にもよりますが、飲食業界は割とフレンドリーに教えてくれます。そして自社製品(サービス)がどれほどその目的達成に貢献できるかを提案します。考え方の切り口を教える感じの方が耳に入ってきやすいかもしれません。

僕の担当している飲食店で集客を目的としていました。しかし未だにその飲食店はチラシを使って集客していました。それは店長の成功体験があるからなのでしょう。この店の集客のためにどうやったら集客できるのか。お客さんを見ると年齢層は高めでしたが、若い子もちらほらいる店で、店長も決して若い子を嫌がっているわけではありませんでした。メインの客層的にはチラシは有効でした。僕はあえて若い子向けのサービスを提案しました。そしてチラシに一言「ぜひ会社の後輩も誘ってください」と一言添えてもらいました。つまり直接の客層にはチラシで十分ですが、誘われた若い子は自分たちがよく使っているサービスでみてもらうようにしたのです。結果は成功で新たに若い子がお客さんになってくれました。飲食店に限らず店長は自分の仕事に大忙しです。ましてやお客さんでもいなかった若い子がやっているサービスなんて知りません。そこは営業マンが他の業界や新しいやり方などを提案してあげるのもいいでしょうね。

業界が限られてないのではあれば、自分の扱っている製品(サービス)を欲しがっている人、お金を出してでも買いたいと思っている人、を想像してみましょう。具体的なお客さんのイメージがついたら、一心不乱にアタックしていく。自分が想像したお客さんに売れなかったら改めて想像、そしてまた行動。この繰り返しです。想像力が足らないならより多くの現場を経験するしかない。営業だったら飛び込み営業がオススメ。これで数をこなして経験値を上げていきましょう。数が必ず質に転化します。

役に立たないスキルはない

こういった営業で身につけたスキルは営業以外でも使えますね。例えば企画。クライアントに何度プレゼンしても企画が通らない。企画そのものの良し悪しもあるでしょうが、そもそもクライアントの意図に合っているのか?彼らの課題は何で、自分達には何を期待しているのか。相手の立場でものを考えて彼らの目的や背景を理解して、共有できれば自ずと結果はついてくるでしょう。

どんな仕事でもそうでしょうが、役に立たないスキルなどありません。ましてやビジネスの基本である営業スキルは必ず役に立ちます。そして営業は資格のいらない職種です。誤解を恐れずに言えば誰でもできます。向く向かないではなく、どうやったら売れるかを考え、それがあなたのビジネススキルを上げていくことに繋がっていきます。

この記事が営業に悩む人の参考になれば幸いです。

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