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【小論文の用語】 特殊フレーズの蓄積

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特殊な言い回しや外来語由来の用語について解説します。
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AI=人工知能とその関連用語【小論文の用語】  

《主な対象者》   【1】 人工知能=AIとは何か   人工知能=AI(artificial intelligence)とは、人間が実現させることができる様々な知覚、知性を人工的に再現するもの、つまり「人工的に作られた知能」のことを指します。莫大なデータ・情報をコンピュータ・ロボットにインプットさせ、一般的な人間ができる様々な能力、例えば認識や判断、理解、推測、提案、問題解決などを行うことができます。これまでの一般的にマシーンとでも呼ばれるものとの大きな違いは、自己学習能

「ライドシェア(Ride Share)」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられるフレーズや、外来語由来の用語があります。その中でも、最近頻繁にメディアで取り上げられている「ライドシェア(Ride Share)」の意味や背景について解説していきます。 【1】 「ライドシェア」の意味   新聞やテレビなどのニュースで見聞きする 「ライドシェア(Ride Share)」とは、自動車を相乗りすることを指します。「ライドシェアリング(Ridesharing)」とも呼ばれており、空いた座席を活用してその座席に他社

「COP28」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられるフレーズや、外来語由来の用語があります。その中でも、最近頻繁にメディアで取り上げられている「COP28」の意味や背景について解説していきます。 【1】 「COP28」の意味   新聞やテレビなどのニュースで見聞きする 「COP」とは、「締約国会議(Conference of the Parties)」の略で、条約を結んだ国々による会議を意味しています。年に1度開催される「COP」での合意は、国際的な取り決めとして実行されま

「ブロックチェーン」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられるフレーズや、外来語由来の用語があります。その中でも、最近頻繁にメディアで取り上げられている「ブロックチェーン」の意味や背景について解説していきます。 【1】 「ブロックチェーン」の意味   「ブロックチェーン」とは、2009年に運用が開始された暗号資産(仮想通貨)である「ビットコイン」などに用いられている基盤技術です。ビットコインは通貨の発行や取引などの履歴をインターネット上に公開された「分散型台帳」に記録し、参加者が不正

「国際卓越研究大学制度」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられる用語があります。その中でも、最近頻繁にメディアで取り上げられている「国際卓越研究大学制度」の意味や背景について解説していきます。 【1】 「国際卓越研究大学制度」の意味   大学について調べている時や、ニュースなどで「国際卓越研究大学制度」との言葉を見たり聞いたりする機会がある方も多いのではないでしょうか。「国際卓越研究大学」とは、世界トップクラスの研究力を目指すことを目的に国が認定し、基金で支援する大学のことです。国際卓

「スーパーシティ構想」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられるフレーズや、外来語由来の用語があります。その中でも、最近頻繁にメディアで取り上げられている「スーパーシティ構想」の意味や背景について解説していきます。 【1】 「スーパーシティ構想」の意味  ここ数年、ニュースでよく耳にする「スーパーシティ構想」。「スーパーシティ構想」とは、2030年頃の実現を目指して日本政府が進めている新しい都市開発計画のこと。街をまるごとデジタル化する、IoT化する未来都市構想です。  スーパーシテ

「ウェルビーイング(Well-being)」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられるフレーズや、外来語由来の用語があります。その中でも、最近頻繁にメディアで取り上げられている「ウェルビーイング(Well-being)」の意味や背景について解説していきます。 【1】 「ウェルビーイング(Well-being)」の意味  最近よく聞く「ウェルビーイング」。「well(よい)」と「being(状態)」からなるこの言葉は、一見すると曖昧な表現に感じるでしょう。  WHO(World Health Organiz

「シェアリングエコノミー(Sharing Economy)」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられるフレーズや、外来語由来の用語があります。その中でも、最近頻繁にメディアで取り上げられている「シェアリングエコノミー(Sharing Economy)」の意味や背景について解説していきます。 【1】 「シェアリングエコノミー」の意味   デジタル庁の公式サイトには「シェアリングエコノミー」について、下記のように記載されています。  つまり、モノ・乗り物・場所・お金・スキルなどを個人間で共有(シェア)する経済活動のことです。

「こども家庭庁」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられるフレーズがあります。その中でも、最近頻繁にメディアで取り上げられている「こども家庭庁」の意味や背景について解説していきます。 【1】 「こども家庭庁」とは   こども家庭庁は、「こどもまんなか」をスローガンに、2023年4月1日に発足しました。  政策分野は下記の通り。  つまり、こども家庭庁は子育て支援制度などの子育てや少子化対策、児童虐待防止対策、こどもの貧困対策、こどもの自殺対策など、子どもを取り巻くさまざまな社

「アウティング(outing)」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられるフレーズや、外来語由来の用語があります。その中でも、最近頻繁に海外・国内メディアで取り上げられている「アウティング(outing)」の意味や用語に対する考え方について解説していきます。 【1】 「アウティング(outing)」の意味   「アウティング(outing)」とは、下記の通り。  つまり、人のSOGI(性自認、性的指向)を、LGBTQ+当事者の了解を得ずに、他の人に言いふらしたり、SNSなどに書き込みむなど秘密

「SaaS(サース)」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられるフレーズや、外来語由来の用語があります。その中でも、最近頻繁にメディアで取り上げられている「SaaS(サース)」の意味や背景について解説していきます。 【1】 「SaaS(サース)」の意味   「Software as a Service」の頭文字を取り、「サース」または「サーズ」と呼ばれます。「SaaS(サース)」の意味は、下記の通り。  今までのソフトウェアはCD−ROMなどパッケージとしてライセンス販売されていまし

「フィンテック(FinTech)」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられるフレーズや、外来語由来の用語があります。その中でも、最近頻繁にメディアで取り上げられている「フィンテック(FinTech)」の意味や背景について解説していきます。 【1】 「フィンテック(FinTech)」の意味   日本銀行によると、「フィンテック(FinTech)」とは、下記の通り。  フィンテックは決済、送金、融資、資産運用などさまざまな分野に及んでおり、モバイル決済、クラウドファンディング、仮想通貨、家計簿アプリ

「リスキリング(Reskilling)」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられるフレーズや、外来語由来の用語があります。その中でも、最近頻繁にメディアで取り上げられている「リスキリング(Reskilling)」の意味や用語に対する考え方について解説していきます。 【1】 リスキリングの意味   経済産業省によると、「リスキリング(Reskilling)」とは、下記の通り。  英語を直訳すると「新しい技能を身に付ける」や「再教育する」との意味になります。近年の意味としては、特にデジタル化にともなって生

「グルーミング(grooming)」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられるフレーズや、外来語由来の用語があります。その中でも、最近頻繁に海外・国内メディアで取り上げられている「グルーミング(grooming)」の意味や用語に対する考え方について解説していきます。 【1】 グルーミングの意味   全英児童虐待防止協会(NSPCC)によると、「グルーミング(grooming)」とは、下記の通り。  つまり、子どもや若者への操作、搾取、虐待を目的として、子どもや若者との間に結びつき、信頼、感情的な繋