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「ライドシェア(Ride Share)」とは【小論文の用語】  

 小論文の添削指導の際によく間違いとして見受けられるフレーズや、外来語由来の用語があります。その中でも、最近頻繁にメディアで取り上げられている「ライドシェア(Ride Share)」の意味や背景について解説していきます。




【1】 「ライドシェア」の意味  

 新聞やテレビなどのニュースで見聞きする 「ライドシェア(Ride Share)」とは、自動車を相乗りすることを指します。「ライドシェアリング(Ridesharing)」とも呼ばれており、空いた座席を活用してその座席に他社が乗ることでガソリン代などを負担し合い節約ができるとの考えもあります。

 最近では、一般のドライバーが自家用車を使って利用客を運ぶ有料ビジネスをさすことが多く、利用者がスマホのアプリを使って配車を依頼しドライバーを呼び出して、有料で送迎してもらう「ライドシェアビジネス」が注目を集めています。

 使っていない車や空間などの資産を、インターネットを介して他者に利用してもらう「シェアリング・エコノミー」のひとつの形態としても話題に上がることが多いようです。


【2】 日本での「ライドシェア」導入  

 日本での「ライドシェア」導入をめぐっては、政府の規制改革推進会議のもと、有識者らによる検討が進められています。

 また、2023年12月12日、全国知事会は都市部でも導入するよう国に要望し、政府もタクシーが不足している地域や時間帯などに限り、タクシー会社の管理下で一般のドライバーが有料で人を運ぶことができる新しい制度を2023年度中に設ける方向であることを明らかにしました。


【3】 小論文.comの対策  

 ただ用語を暗記したり、「なんとなく」みんなが使っているから、ニュースで聞いたからと、言葉の本質を捉えずに使用するのは避けたいところです。その言葉の意味を理解した上で自分自身の「言葉の引き出し」に落とし込みましょう。

 また小論文においては、その用語が使用されている背景や時事問題にも目を通し、その問題に対して「自分はどう考えるのか」を常に頭に入れておくようにすると、自ずと小論文対策にも繋がります。国内外問わずどのように報道されているのかも確認できれば、それぞれの問題を比較することが可能になります。できる限り日本で報道されているニュースだけではなく、海外のニュースにも目を向けて広い視野で物事を捉えるよう意識しましょう。

 小論文.comでは、小論文.comのX(旧twitter)【小論文の時事】において特に最新の海外時事情報(特にイギリス、アメリカ、ドイツ、スウェーデン)を中心に速報でお送りしています。すべて日本語訳でお送りしておりますので、ぜひご利用ください。

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