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ファスティングは「痩せるため」だけにするものではない
こんにちはSHOです。僕のnoteを読んで頂きありがとうございます。
今回テーマは【ファスティング】です。
2回に分けて「ダイエット目的」のファスティングについてお伝えしてきました。
多くの方はファスティングをダイエットの一手段として見ています。僕も勉強する前はそう思っていたんです。
でも、ファスティングをすることで期待できる効果というのは「ダイエット効果」だけではないのです。
では、他にはどのような効果があるのか、その中の一例として「糖尿病」との関係において今回はまとめてみました。ご興味がある方はこの先もご覧頂けると嬉しいです。
○糖尿病は大きく2つに分けられる
【1型糖尿病(自己免疫疾患)】
これは体の免疫システムが膵臓のインスリン産生細胞を攻撃して破壊し、深刻なインスリン欠乏症を引き起こすものです。これは、インスリンが足りないので、インスリン注射が命を救う治療法です。逆に言えば、もしインスリンが発見されていなかったら、1型糖尿病の人は「死」と常に隣り合わせだったのです。
【2型糖尿病(生活習慣病)】
高血糖状態が頻発すると、体が反応して過剰なインスリンを産生し、インスリン抵抗性をもたらします。
「インスリン抵抗性」とは、こちらで説明をさせて頂いています。
体は過剰なインスリンに長時間さらされ続けると、インスリンの信号に反応ができなくなります。2型糖尿病は、インスリンを投与したところで必ずしも良い結果が出るとは限りません。なぜ?それは体がすでに十分な量のインスリンを分泌しているからです。
○昔は2型糖尿病患者は少なかった
![](https://assets.st-note.com/img/1640767971343-ENbzIpXqRT.jpg)
世界の糖尿病患者は、2019年には4億6,300万人と言われています。そして、そのうちの半数は「2型糖尿病」で、糖尿病の診断を受けていないと言われているのです。
成人の約11人に1人が糖尿病となってしまっているのですが、糖尿病で亡くなった方は2019年には420万人に上ったとのことです。今となってはこんなにメジャーとなってしまった疾患の1つなのですが、20世紀まではマイナーなものだったのです。
1つは50歳以降に診断されることが多く、当時の平均寿命が今より短かったこと、そしてもう1つは、今と比べて食糧不足で、食物が今ほど豊富に手に入らなかったことにあります。
なので、効果的な治療法探しには今ほど力を入れてきていなくて、糖尿病は致命的な病気であるという認識だったようなのです。
ちなみに、「インスリン」というホルモンが発見されたのは1921年のことです。ちょうど100年前のことなのです。インスリンが発見されたから糖尿病が改善されたからといって、そうはなりませんでした。
1970年代後半までに肥満の割合が上昇し始め、その10年後に2型糖尿病が急激に増え始めます。その後もどんどん増えていって、あらゆる年齢層、男女も問わず全ての人々の間で増加していきます。
上でも書きましたが、2型糖尿病というのは「インスリン抵抗性」が関係しています。もうすでに多量のインスリンが分泌されている状態なので、1型糖尿病のようにインスリン注射をしたりして、血糖コントロールをするだけでは改善できないのです。
では、どうしたら良いのか?ということなのですが、
・グルコースの摂取を制限する
・過剰なグルコースを体に燃焼させる
この2つを可能にするものに取り組む必要があります。
お、これだったら「糖質制限ダイエット」がいいのではないか?と思う方も多いかもしれませんが、僕はそれより「ファスティング」を推奨いたします。理由についてはまた改めてお伝えいたします。
体の内部組織をきちんと機能させるためにはエネルギーが必要です。ファスティング中は必要以上のグルコースを入れないので、体は貯えられているグルコースを使っていくことになります。これを継続的に行うことで血糖値を下げ、インスリン抵抗性のスパイラルから抜け出すのです。
○必ず相談をする
これはすごく大事なことなので絶対に知っておいてほしいのですが、2型糖尿病またはその他の疾患の治療を受けている方は、ファスティングを行う前に必ず主治医に相談をして頂きたいことと、こまめに血糖値をチェックするようにしてください。
ほとんどの糖尿病治療薬は、今現在の食事内容に基づいて血糖値を下げる働きをしています。薬を調整せずに食事を変えると、血糖値を急激に下げてしまうリスクもあり危険です。
食事計画の変更について主治医に相談し、必要に応じて経過観察や薬の調整をしてもらうことも必要となってくる場合があります。
ちなみに、血糖と無関係の薬のほとんどはファスティング中にも服用することはできますが、その場合でも事前に必ず主治医に相談するようにした方が良いでしょう。
今回は以上となります。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
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