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ビジネスモデルを可視化する方法

今日のテーマはビジネスモデルを可視化する方法です。
ここでは「ビジネス」と書いていますが、これは何かを作りあげるためには必要なことであると考えています。それらには頭で考えるだけでなく、さまざまな方法があります。それらのなかの一部をご紹介したいと思います。

VPC(バリュープロポジションキャンバス)


これは下のBMC(ビジネスモデルキャンバス)を作る前に作った方が良いと言われています。

出典:https://blog.nijibox.jp/article/value_proposition_canvas/

右は顧客の気持ち、左は顧客に提供するビジネスの手段を書きます。ビジネスモデルキャンパスよりも簡単なフレームワークで、提供している価値と顧客ニーズとのズレを修正をすることができます。顧客を軸にして、顧客側に提供する価値を合わせていくフレームワークになります。

BMC(ビジネスモデルキャンバス)

ビジネスモデルキャンバス(Business Model Canvas:BMC)とは、ビジネスモデルを可視化するためのフレームワーク・テンプレートのことです。2005年にスイスの経営コンサルタントのアレクサンダー・オスターワルダーがローザンヌ大学博士課程在籍時代に発案し、イヴ・ピニュール教授の監修を受けて発表したものです。自分のビジネスを可視化したいときなどに使われています。ビジネスモデルを明確にし、人に説明する時にも手間がなくなります。

以下はairbebのビジネスモデルキャンバスです。airbnb

出典:altexsoft.com

このようにどのようなビジネスなのかを一目でわかるようになります。

CVCA(顧客価値連鎖分析)

Customer Value Chain Analysisの略です。CVCAはスタンフォード大学の故石井浩介先生らによって開発されたものです。製品に関係する全てのステークホルダーを顧客として洗い出した後に、ステークホルダー間のお金や情報のやり取りを整理することで、価値が、誰に提供されるのかを見える化することのできる分析手法です。


WCA(欲求連鎖分析)

このCVCAの派生させたものにWCA(欲求連鎖分析 -Wants Chain Analysis-)という手法があります。WCAは慶應義塾大学大学院SDM研究科白垣成功さんによって開発された手法です。

最近この分析が注目されている分野の一つが、SDGsやコレクティブインパクトなど社会課題の取組みのための手法としての活用できるためです。

間接顧客を洗い出すという点で重要です。ビジネス的にwin-winを作るために、その欲求をまずは洗い出してみるという点で使用すると良いと思います。


最後に
冒頭でも書いましたが、ビジネスを可視化することは「他者に伝える」ために必要な方法です。皆さんもぜひこういったツールを使用して可視化してみてください。

あなたとの出会いに感謝します。