「無意識な判断にご注意ください」
私達に見えている世界は人によって違う。生まれてきてから今までの経験や環境によって、価値観というものは形成されていく。
幼少期に培った価値観をガラッと変えるのは、並大抵の努力では難しい。
その人らしさという表現をすれば、良く聞こえるかもしれないが、凝り固まった思考の癖を変えていく必要があるのかもしれない。
私達が思っている以上に人は無意識に判断している。あの人はこんな人だからというフィルターを通して、その人を見ている。
定期的に自分自身のフィルターを綺麗にする作業が、私達には必要だ。自分という存在を客観的に捉え、何に対してどう感じているのかを思考から放ち、視覚的に認知する。
信じたくは無いが、私たちは自分の都合で人を判断している。どんな人にとっても自分という存在はかわいくて、大切だ。
自分の間違いから目を背け、言動を正当化する傾向がある。
コーチングというコミュニケーションの手法を学び、判断を保留することが人間関係を構築する上で、どれだけ大切なことなのか気付かされた。
私たちは周りから評価されたくないという気持ちと評価してほしいという気持ちの葛藤がある。
前者の方は、自由にしたいから口出しされたくないという想いからきているのだろう。後者は誰しもが持っている承認欲求を満たしたいという想いからきている。
何事に対しても一度保留することで見える世界。
何か判断するときにすぐにスピード感を持って、結論を出さなければいけないという思考から一度離れる。事実を事実としてまずは受け取る。
受け取ってから感じたことを、外に出し、ゆっくりじっくり自分のタイミングで判断するほうが、より納得感のある判断ができる。
人生100年時代と言われるものの、私たちは少し生き急いでいるのかもしれない。最短最速思考から一度降りてみる勇気が私達には必要なのかもしれない。
とはいえ、すぐに判断をしてしまうのが私たち。
これだけ思っている想いを書いてきたが、自分もまだまだすぐに判断してしまう。人の可能性を信じたいと言っているのに、自分自身で相手の可能性を信じ切れていない。
そんな自分に最近気付いた。気付いた時は、正直受け入れたくなかった。でも、まずはその事実を受け容れ、次にどんな行動をとるか。
そのステップに進めていることが、自分にとって一つの成長なのかもしれない。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございました!!!
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