その悩み、自然解決するかも

「悩みなさそうだよね」と言われることが案外多いのですが、当然、悩みのない人なんていないわけで…

わたしも多少なりとも思い悩むことはあります。

周りの人との関係、家族のこと、お金のこと、健康のこと、モノの片付け、メールの返信…などなど…。

日々の小さい悩みから、人生全体にかかりそうなちょっと大きい悩みまで。

だれでも悩みのひとつやふたつ、あると思います。

それでその悩み、みなさんはどうされてますか？

わたしはたいていの悩みに対し「なんとか解決せねば！」と思っていました。

例えば…
・メールの返信し忘れてた→今日中に返事しなきゃ！
・苦手な人→挨拶はしとかないとな…
・家にモノが増えてきた→片付けなきゃ！

という感じに考えていました。

ところが急に海外で生活することになり、日本で感じていた悩みをいったん保留せざるを得なくなりました。

そしたら、なんとまぁ…

めちゃくちゃ快適でした。

毎日ぐるぐると頭の中をめぐっていた悩みを日本に置いてきて、憑き物が取れたような感覚でした。

もちろん、新しい環境でまた違った悩みも生まれたのですが、期間限定の海外生活だったこともあり『ここでの悩みはここだけのもの』と思うことでそんなに悩まず過ごすことができました。

そして、海外生活を終え日本に帰ってきた今、保留にしていたはずの悩みが解決してしまっていたことに気づいたのです。

先ほどの例でいうと、
・苦手な人→遠くに引っ越していた
・家のモノが多い→かつては捨てられなかったものをあっさり手放せるようになった
…などです。

自然と解決していたのは、すべてではなく一部の悩みですが、それでも、『保留にしておく』という手段を得ることができました。

人生は長いようで短いです。

悩みを解決するのがベストですが、それだけに集中して、他の楽しいことに目を向けられないのはとてももったいないと感じます。

勉強など努力でなんとかなることもありますが、人の性格など自分ではどうしようもできない悩みも多いです。

そんな時はいったん保留にしてその悩みから離れることも必要だと思いました。

保留以外にもう一つ、この考え方はいいかもと思うものがあります。

前述しましたが『いま(ここで)の悩みはいま(ここ)だけのもの』ということです。

そうではないものもあるかもしれませんが、そうわりきって考えることであまり深刻化せずにすむのではないかと思います。

過去を振り返ると「あのときなんでこんなことで悩んでいたんだろう」ということがたくさんあります。

もしかしたら今真剣に悩んでいることも、将来の自分からしたら小さくてかわいいものかもしれません。

それでは、またあしたお会いしましょう。

（03/31）