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2022/9/12週|自分の強みの見つけ方

今週、社員との1on1で「今読んでいる本」としてあげてくれた、『苦しかったときの話をしようか』を自分も再読したので読書感想文を残しておきます。

自分を知ること、語ることについて

思い返せば、学生時代に就活のために自己分析をしていた頃から「自分の強み(からの自己PR)」を話すのがあまり得意ではありませんでした。
正直そこに並べた強みが本当に強みなのか、自分で並べた割にイマイチ確証が持てませんでしたし、
(うーーーーん、なんだか、これってものがないんだよなぁ。。)
というのが率直な感想だったからかと思います。

加えて、特に学生時代は
(世の中にはすごい活動をしている学生が数多くいるしなぁ、、)
と、就職活動という文脈上、どうしても他人比較で考えてしまうところがあり、特に外資コンサルや広告代理店を受けに来ているような学生に対しては、自分のエピソードトークに引け目すら感じながら就活していた気がします。笑

そんな自分でも社会人になって10年以上経つと、経験や目に見えるスキル、目に見えないスキルで、仕事が成立するようになってくる(と思っている。笑)のですが、仮にそうであったとしても、「自分の強み」を理解する、というのは人様から見て何ができるのかを知っていただく意味でも必要ですし、何より自分自身を知り、今後出会うであろう様々な物事に適切な判断をすることが豊かな人生を歩む上では大事になってくると考えています。

強みを知るエクササイズ

そんな中で冒頭に紹介した本書のエクササイズがしっくりときましたのでご紹介です。

[一部抜粋]
強みとは、自分の「特徴とそれを活かす文脈がセット」で初めて発揮される
・強みを見つける最大の近道は、社会との関わりの中で気持ちよかった文脈(≒自分が好きなことをしている文脈)をどんどん列挙すること
・好きなことをしている文脈こそ、君の特徴が強みとしてすでに発揮されている可能性が高い
今まで自分が好きだった「〜すること」を実際に書き出してみよう(中略)必要なのは「動詞」だ
・大量のポストイットとA4程度の紙4枚とペン
・最低50個、できれば100個くらいの好きな行動を動詞で書き出してみる

動詞の分類をしてみる

本の中では以下のような系統分類が用意されており、好きだった「〜すること」を書き出した後は、動詞たちをカテゴライズしていきます。

・Tの人(Thinking):考える力/戦略性が強みになる
・Cの人(Communication):伝える力/人と繋がる力が強みになる
・Lの人(Leadership):変化を起こす力/人を動かす力が強みになる
(+それ以外)

実際に自分で書き出した60個くらいの動詞を3つの系統の中に分類してみました。(その時紙がなかったので、本を見開きにして分類しちゃいました、行儀が悪くてごめんなさい。笑)

お恥ずかしいので、隠してしまっていますが、左上:T 右上:C 左下:L 右下:その他

自分の中と、外と

やってみて気づいたのは、「自分の中での」相対的な強みに気付かさせてくれるフレームワークであることです。他の人との比較ではなく、まずは自分の中での強みがどの辺にありそうか、ざっくり理解できそうなのが素敵かと思いました。

僕の場合は、3つ満遍なく散らばっているように見えつつ、比較するとThinkingとLeadershipに寄っている結果でした。
(ちなみに8割以上の方はどれか1つに集中するらしく、その内訳はT:C:L = 3:3:1 とのことです。)

学生時代になんとなく感じていた、
(うーーーーん、なんだか、これってものがないんだよなぁ。。)
という気持ちは色々散らばっているからそう思っていたのかもしれません。

また、CがTとLに比べて少ないのも納得感があって、そうであるがゆえにそこをカバーするような準備の動きを日々の中で無意識にやっていることが意識化されました。笑

また、自分の中での相対的な強みの理解とともに、文脈や他者との比較の観点もやはり重要だろう、というのが僕個人の感想です。
例えば、本書の中で著者が経験したようなシチュエーションにおいて同等以上の立ち回りができるかというと、まだまだ力不足だなぁと思わざるを得ませんでした。(想像するだけで結構ハードな話でした。。)

大事なのは自分の中での相対的な強みを認識した上で、もっと、もっと、伸ばしていくことを意識し、トライ&エラーしていくことかなぁと考えています。

本書の中では強みに応じたキャリア形成を考えていくことについて、具体的に展開されていきますので、ぜひお読みいただければと。

お読みいただきありがとうございました🙇‍♂️

📓この記事について

株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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