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BtoC×マーケティング

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BtoC×マーケティングに関する記事をピックアップ。
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記事一覧

#3-2 顧客理解・ユーザ理解にサヨナラを(UX戦略の教科書)

昨今では、顧客理解 / ユーザ理解に取り組む必要性が様々な所で主張されており、一般常識になりつつある。そして「顧客のことを深く理解すれば、良質な仮説を立案できる」という言説が広く信じられており、マーケティング戦略を検討したり顧客体験をデザインするうえでの前提条件となっている。しかし、このような言説は本当に正しいのだろうか。 結論からいえば「顧客を深く理解すれば、良質な仮説を立案できる、という言説は間違っている」というのが本記事の主張である。この間違った言説が広く信じられてし

多くのマーケターが誤解しがちな主要施策の「できること」と「できないこと」のまとめ

(2023年12月11日 追記) この記事が読まれすぎてついに本になりました! 2024年1月17日出版です。 (追記ここまで) マーケティングの現場にてたびたび発生する「期待していたほど効果でないじゃん!」という不幸は、いったい何が原因で起こってしまうのでしょう。 その不幸の大半は、「診断と処方の間違い」によるものです。 図にするとこうなります。 マーケティングは医療と同じです。病気(売れない理由)を特定し、その病気の治療に最も適した薬を飲む。ただこれだけ。たった

【1年で100倍成長】ランニング特化のD2Cブランドがやり切った全施策

ごきげんよう、ラントリップの冨田です。 2020年、ラントリップは2つの"イチヒャク(1を100にする事業成長)"を実現しました。 ひとつはYouTubeチャンネル(動画メディア)。おかげさまで、先月にチャンネル登録者数が10,000人を突破しました。(1年前は100人規模でした) WEBメディア「Runtrip Magazine」のリソースを一気に「動画」に戦略的集中投下。代表の大森、長らくRuntrip Magazineに関わる石塚を中心にメディアチームのリソースを

最適なCVボタンを求めて10業界・100社のLPを分析した

多くのマーケターにとって、CV(Conversion)の獲得は至上命題です。CVR向上のためのLP設計には様々なポイントがありますが、ファーストビューにおけるCTA(Call To Action)は特に重要です。 CTAは一般的にボタンの形で表現されます。どのようなCTAが最適かを記した書籍はいくつもありますが、実際のところ、どのようなCTAが採用されているのでしょうか? 今回は、それぞれ異なる10業種・100社の実際のLP事例を調査し、ファーストビューにおけるCTAがど

スタートアップのWebマーケ担当事始め。1ヶ月でやった5つのこと

おやつの定期便「スナックミー」でマーケティング(新規集客)を担当しているおざきまんじゅうです。マーケティングでもメインはWEBマーケで、最近ではPRやブランディングにもそっと言葉添え(口出し)しています。 スナックミー初のマーケ担当に今春から就任、事業会社で働くことは初めてです。「Webマーケを本格化し新規集客(獲得)数をどれだけ伸ばせるか」が直近の使命です。 ただ、Webマーケで集客(獲得)数を伸ばすにはPDCAを気持ちよく回せる土壌が必要であり計測環境や集客(獲得)ポ

社内運用できる範囲で指名検索数を5.8倍にした話

こんにちは! スナックミーの事業グロースを担当していますが、グロースハッカーとはまだまだ自称できないおざきまんじゅうです。 そろそろスナックミーに入社して1年が経とうとしています。主にデジタルマーケティングで認知から獲得まで、サービス・事業の成長に尽力しています。 上場してる訳ではないので、公開できる数値はほぼないんですが、Googleの「キーワードプランナー」を使えば誰もが見れる数値で良い成果がでたので、note書いています。 ジョインしてから、指名(スナックミー)の

ローカルSEOのコンテンツ戦略とは?ローカル検索の最新動向 │ これからのGoogleマイビジネスの話をしよう#15

Googleマイビジネスのトレンドをお届けする『これからのGoogleマイビジネスの話をしよう』というマガジンの第15回です。 SEOとローカルマーケティングはどう繋がるのか??? Googleは地域性のあるキーワードにどう対応しているのか?地域情報をどう扱っているのか?? Googleマイビジネス(Googleビジネスプロフィール)が普及する一方で、あいまいに使われている「ローカルSEO」という考え方。今回は、検索マーケティングを中心にウェブコンサルティングサービスを提

BtoCのLPを成功させる為の20項目

こんにちは、LP制作と運用に強い制作会社nanocolorの川端(@nanocolorkwbt)です。 今回の記事でのLP(ランディングページ )とは、BtoCにおける商品購入の決済完了を目的としたLPのことです。BtoCはBtoBに比べ、比較検討期間の短さや意思決定者の少なさ、合理性よりも情緒が優先されるなどの特徴があります。 「売れたLP」か、それ以外か。 弊社にご相談いただく時に聞く言葉が「売れるLPを作って欲しい」です。販売主にとって「売れるLP」の必要性は多大に

【SNSの歴史から紐解く】 将来Facebookをも超えるフォートナイトの実力値【1万字長編】

フォートナイトを運営するEpic GamesはなぜGAFAに喧嘩を売れるほどの度胸があるのか?ゲームを運営する会社が、なぜ巨大プラットフォーマーに立ち向かえるのか? 時を6年前まで戻す。 2014年。FacebookがOculus VR社の買収を発表した年だ。2B$に及ぶ買収金額はさすがに法外すぎるとFacebookを批判する声も聞こえたきた。参考までに、Yahoo! JapanによるZOZOの50%分の買収金額は約0.4B$だ。ZOZOは既に上場していて、1B$を超える

ランディングページ制作に役立つマニュアルと改善法(toCtoB)

こんにちは!株式会社free web hopeの相原です。 今回は当社でのランディングページの創り方をベースしにて、ランディングページ制作をする時に役立つフレームワークを公開します。当社の社内マニュアルにもなっているものです。お陰様で中々の高評価を頂いており、書いた甲斐がありましたtt このnoteはランディングページを創る際に ・どんな情報を集めれば良いのか? ・どんな事を書けば良いのか? ・広告とはどう連携すれば良いのか? ・改善はどのようにすればいいのか? について

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P&Gマフィアのノウハウ、「コア&モア戦略」で8割までは理解できる説(P&Gマーケティング)

先日こんなツイートを拝見しました。 気になったのが「⑧PMFの確信が高まってからマーケティングする」という項目。 僕の理解では、「PMF(プロダクト・マーケット・フィット)」こそマーケティングそのものでは?と思ったものの、やはりまだまだ一般的には「マーケティング」といえば、集客、広告、キャンペーン、、、そういった印象が強いのかな、と思いました。 (※おそらく田所さんがこの項目で言いたかったのは、後半の「特に、Paid メディアのマーケは、PMFを確信してから実行する」の

TikTok前身musicallyの初期グロース戦略およびコミュニティの作り方

ByteDanceは2017年に米国のmusical.lyを買収し、これをTikTokに改名した。このTikTokの前身とも言えるmusical.lyの創業者にして、現在ByteDanceでプロダクトのトップを務めるAlex Zhuさんが2016年に4つのインタビューで語った内容から、プロダクトについての思想やグロースの方法について見ていきたい。 B2BからB2CへQ. あなたは上海に戻る前に米国でSAPに勤めていて、エンタープライズ(企業)向けソフトウェアに携わっていたと

ソーシャルコマース化、TikTok化...最新動向から考えるInstagramの未来 | インスタグラムマーケティング

こんにちは。ホットリンクのアサヤマ(@taasayan)です。 Instagramマーケティングの支援をしてるのですが、よくこんなことを聞かれます。 「Instagramは今後どんなプラットフォームに変わっていくと思いますか?」 Instagramはもともと「Burbn」という名のソーシャルチェックインアプリだったのですが、最もよく使われていた写真共有機能を中心としたアプリとして公開され、色々な機能を追加・削除しながら今に至ります。 今はユーザーにどのように使われてい

ウェブショップで豚を売るのなら〜やってわかったECのコツ 出品編〜

私は「豚肉」を取り扱ったウェブショップを2年ほど運営してまいりました。 具体的には、商品の企画/製作、商品文章作成、画像/動画撮影、価格づけ、販促、顧客対応、保守作業など全ての工程に携わっています。 銀行から借入や資金の調達はせず、あくまで自己資金でできる範囲で取り組んできました。 産直に絞った形ではありますが、自社EC以外にマーケットプレイスへの出店もしております。 現在、これまで実店舗で販売をしてきた事業者は、この環境変化にどう対応すべきか、頭を悩ませているところと思