Nobuhiro Kuramochi

「飲める脂の忘れられない豚肉」の豚屋 #山西牧場 代表取締役 巷では豚野郎と呼ばれています。 適当な日記も書きます。 弊社HP http://www.yamanishifarm.com

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    仕事のこと豚のことお肉や商品について思うことを書いていきます。

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    日々のことについて呟く予定です

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ウェブショップで豚を売るのなら〜やってわかったECのコツ SNS編〜

私はウェブショップを通して豚肉や加工品を販売しています。 ほんの2年前まで「SNSを通じて豚肉なんて売れるのだろうか?」と思っていました。 また、SNSを通じて人が私の商品を買う、ということも理解できていませんでした。 はじめはそこまで期待せずにはじめた、というのが正直なところです。 SNS上で「豚肉」なんて見かけませんでしたし、 私のような全く無名の事業者がSNSなんてやっても、モノは売れないよな...。 そんな風に思っていました。 しかし、もし、同じように思って

    • 発泡トレーをやめてみることにした

      明けましておめでとうございます。 2023年もどうぞよろしくお願いします。 山西牧場の倉持です。(俗称は豚野郎です) 年末のある日に自社の事務さんにお肉を頼まれまして 少しでいいからトレーなくていいよ、と一言。 いつもであればトレーにドラキュラシート(お肉の水分を吸い取る紙)を置いてお肉を切って、フィルムをかけて袋に入れて密封するのですが 今回はフィルムにお肉を乗せて、フィルムでサンドして 袋に入れて真空パックをしてみました。 いざやってみると難しいことではなかった

      • 【イカれたパスタを紹介するぜ】ハンバーグとカルボナーラを合わせた重罪パスタの作り方

        本日の冷蔵庫には 捏ねておいたハンバーグとチーズ、卵しかない。 さて、どうしたものか。。 いつもの私なら 卵のせハンバーグを作っていただろう。 しかしここで脳内タイムワープが起こった。 数年前、渋谷のRODEOというお店で ハンバーグが乗ったパスタを食べた記憶がフラッシュバックしてきた。 そのパスタはハンバーグを崩してデミグラスっぽいソースと和えていたのを覚えている。 しかしそんなおしゃれソースは我が家に今のところ存在しない。 啓示があったのだ 作るしかない。 思

        • 【本場のカルボナーラの作り方】グアンチャーレからカルボナーラを作った俺、目を閉じればローマの風

          カルボナーラ。 めっちゃ好きである。 クリーミーな味わい、ベーコンの旨味etc.. たまらん。 昔、生粋のイタリア人の友達にカルボナーラをご馳走になったことがある。 その時に本場のカルボナーラは ベーコンも使わないし、生クリームも牛乳も使わないと知った。 これまで ベーコンはカルボナーラに最高!と言っていたものの 本場は「グアンチャーレ」を使うそうだ。 なんそれ… 簡単に言うとトントロの生ハム。 パンチェッタはバラ肉の生ハム コッパは肩ロースの生ハム グアン

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          ドライトマトを作ってみたら

          先日、友人の農家さんから高糖度のトマトが届いた。 そのままで食べても甘くて美味しいミニトマト、 これまでトマト煮込みやサラダなどいろんな食べ方で楽しんできたものの すぐには全部食べ切れそうにないので 日持ちする美味しい食べ方を探っていた。 一人で生活していると、 美味しい野菜を買ってみても食べ切る前に少し傷んでしまったりするなどの悩みもあったりする。 「おすそ分け」という文化の意味を再確認した。 仲間内と分け合う形で美味しいものを美味しい時に少しずつ食べられる。 何より

          ドライトマトを作ってみたら

          基本に立ち帰るの大事、2021の終わり

          2021年ももう終わり。 今年も色々あったような、なかったような。 今年の取り組みをざっくりと振り返りたいなと。 本年最初1月には丸井さんでのポップアップ販売。 コロナ禍ということもあり、試食もない中で仕入れを行なっていて 「大丈夫…?」という思いがありました。 結果としてたくさんのお客様にいらしていただいてありがたい事に完売(!)にて終えることができました。 元々、SNSが主体には見えがちですが これまではイベントを開いたり、人と会う中でじっくりと知ってもらったり食べても

          基本に立ち帰るの大事、2021の終わり

          余りを産むのも売り切れも嫌なので

          ベーコンをかれこれ、2年以上売ってきました。 「これを1番の推しにしよう」と決めてから 他の加工品の制作をやめてでも乾塩ベーコンという商品を作り伝え届けてきた。 おかげさまで少しずつ反応や好評をいただき 今では作った分は全て売り切れるようになってきました。 もちろん色んな「こだわり」みたいなものはあるけど 本当に沢山の方のおかげで育つことができました。 その中には売り切れになったことが逆に話題になった部分はあったんじゃないかと思います。 決してそのためにではなく、余り

          余りを産むのも売り切れも嫌なので

          山西牧場ストアリニューアル〜プラセンタ化粧品発売など様々なお知らせ

          本日10/25(月)をもって 弊社オンラインストアをリニューアル致しました。 その他お知らせが沢山あったのでこのnoteでご案内できたらと思います。 サイトリニューアルについてこれまで使ったオンラインストアを運営している中で より見やすく、選びやすくできないか?と思い リニューアルに向けて動いてまいりました。 いろんな変更をしたので是非のぞいていただけたら嬉しいです。 ・検索メニューをご用意し、あなたの気分から探しやすいように ⇒食べたい料理、欲しい部位などから探せるの

          山西牧場ストアリニューアル〜プラセンタ化粧品発売など様々なお知らせ

          知ってると面白い、知らないとつまらない

          日頃、「わからない」という理由で楽しめないことがあったり 行き詰まってしまうことが多々ある。 なんのバックグラウンドの理解もなくぼんやり歩く博物館や美術館 よくわからない料理が次々出てくる前衛的なレストラン こういった場面に出くわすたびに 「つまんない」という結論に落とし込んで逃げ回る。 しかし今になってよくわかるのは それはつまらないのではなく、楽しめる教養を持ち合わせていなかったという悲しい事実。 あの美術館で足も止めなかった絵画はその描かれた時代背景や表す意味、

          知ってると面白い、知らないとつまらない

          ECでの反省、対話での気づき

          ECで豚肉や加工品を売っている豚野郎こと倉持です。 販促としては主にSNSを通して発信をしながら 零細であまり予算がないので現状広告などは売っておらず コンテンツ制作も自身で行っています。 2,3年取り組んでいる中で見失っていた部分や 最近お客様や友人と対話する中で気づいたことがあったので 日記のようにポロポロと書いてみます。 どこか役立つ部分があれば何よりです。 反省1「新規性やバリエーションは求められているのか」豚肉を中心に商品を用意する中では 最初の一歩として気

          ECでの反省、対話での気づき

          ブランド立ち上げから1年の振り返りとこれから

          ※最後に1周年記念のキャンペーンに関してお知らせがあるので是非お目通しください…! 山西牧場のこだわり抜いた「飲める脂」の豚肉を農場から直接届けたい そんな思いから生まれた農場直送ブランド 「三右衛門/3 é mon」は 2020年3月1日 0:00にリリースされました。 そして明日2021年3月1日に1周年を迎えます。 思い返すとコロナ禍で始まったことを忘れてしまうくらい あっという間に時間が過ぎていくような一方で 「あれ、まだ1年?」とも感じます。 精肉ブランド

          ブランド立ち上げから1年の振り返りとこれから

          20代を振り返る

          20代という10年を過ごして、思い起こせばあっという間の10年間でした。 感覚的には、だらけて燻っての前半、もがいて足掻いての後半、と 思春期延長戦のような、そんな10年を過ごしたような。 10年前の自分は、中高一貫校に進学した副作用で成人式に行く友人がいないことに頭を抱えていたような気がします。 その頃は、特にイキリ散らかしていたことも記憶しています。 その癖、バイトをすればヘマしたり、人の約束を放したり、とにかく出鱈目な日々を浪費するように生きていて 気づけば何を

          20代を振り返る

          ストーリーは背景である

          物販をしている中で「ストーリー」という単語を非常によく聞くようになった。 おそらく、オンラインでの購買やD2Cという形態が認知を広めるとともに広がりつつある、一種のバズワードのようにもなっていると感じる。 私自身、自分の言葉で記事を書きながら、製品やブランドにまつわるストーリーを発信していた人間の一人だという自覚はある。 と、同時に早くも「ストーリー疲れ」が起きているという記事を読んだ。 こういった流れの中で思うところがあったのであくまで一人の意見として見てほしい。 そ

          ストーリーは背景である

          過去記事まとめ

          豚野郎です。 非常にありがたいことに少しずつ取材をいただいたり、記事掲載をいただくことがありまして緩やかにまとめました。 よかったらお目通しくださいませ! 自身で執筆後、言論プラットフォーム「アゴラ」様からお声がけ頂戴し、掲載していただきました。 いばらき食と農のポータルサイト「茨城を食べよう」様でのインタビュー記事です。 「macaroni」様にて三右衛門カレーについてのレビュー記事を執筆掲載いただきました。 「hitotema」様にて定期便(サブスク)のお取り

          過去記事まとめ

          ベーコンの、うらばなし

          今年も最後のベーコンの販売を無事終えて ホッと息つく暇もなく、お歳暮を考える季節に来てしまった。 今回製造にあたって少し考えることがあったので書き残しておこうと思う。 これを読んでくださるお客様には改めてご購入並びに平素よりのご愛顧に心から感謝です。いつも本当にありがとうございます。 ベーコンは私が以前研修させていただいた工場で丁寧に整形、塩の擦り込み、直火式の蚊までじっくりと加熱燻製して作られる。詳しいことはこっち お世話になった方々とお仕事で繋がれていることは今でも

          ベーコンの、うらばなし

          自分で決められることなんてそんなにない

          日々、悩みは尽きないものである。 悩みというのはつまるところ、選択をどうするか決めあぐねていることが主ではあるが 時に気づくと自分ではどうしようもないこと、つまり選択権のないものにやきもきしていることが多い。 大統領選が連日報じられているけど、選挙権もないし、答えは2人のうちどちらかで、自分に選択の余地はない。 でも、それを気にしたり、あーでもないこーでもないと話すだろう。 (興味を持つことを悪く言っているのではなく!) 朝、何を食べようとか 休みにはどこに行こうと

          自分で決められることなんてそんなにない