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【医師のイギリス公衆衛生大学院留学】Term1の記録③成績開示

早くもTerm2が折り返しました。
Term1からTerm2の間は約1ヶ月のクリスマス休暇があったわけですが、その間は各モジュールから濃厚な課題が出され、休み明けにはExam Weekがあったので、私はロンドンから全く出ることなくひたすら家にこもって勉強していました。
クラスメートたちはヨーロッパの他の都市やイギリス国内を旅行したり、自分の国に帰ったりしている人もいたので上手く時間をやりくりすれば何とかなる程度の量だったのかもしれません。
自分は何を勉強するにおいても人の数倍時間をかけないと頭に入ってこないので、あまり余裕もなく時間をかけて勉強していました。

さて、Term1の成績が確定しました。
Term1の授業がどんな感じだったかは、こちらこちらの記事にまとめています。
私の成績を開示することが一体誰の役に立つか謎ですが、自分への戒めのために晒しておこうと思います。

ちなみに多分イギリスの高等教育では共通だと思いますが、成績は得点率に対して、
70%~        : Distinction
60~<70% : Merit
50~<60% : Pass
という呼び方をします。日本の「優」「良」「可」みたいな感じです。

ということで、Term1の各モジュールの成績は以下の通りでした。

Principles and Methods of Epidemiology
・Exam 85%
・Paper Critique 52%
 → Weighted Total 63.55%

Research Methods
・Research Question & Literature Review 72%
・Group Work 64.0%
 → Weighted Total 69.20%

Introduction to Statistical Thinking and Data Analysis
・Group Presentation1 78.75%
・Group Presentation2 87.50%
・Group Presentation3 87.50%
・Mini-Project 84.44%
・Exam 82.50%
 → Weighted Total 83.58%

Introduction to Infectious Disease Modeling
・Paper Critique 54%
・Research Abstract 71%
・Exam 74%
 → Weighted Total 67.40%

これらをまとめると、Term1の合計は71%でギリギリDistinctionでした。

とりあえず自分の傾向として、Paper Critiqueなどのエッセイ系で得点が伸びにくいことがよくわかりました。一方でExamなどの筆記試験はちゃんと勉強してのぞめばそれなりに点を取れました。データ解析してまとめる系も、データをいじるのが割と好きなので安定して良い点がとれました。批判的吟味の能力とWriting Skillは今後の自分のキャリアを考えても伸ばしていかないといけないので、Term2以降も気合を入れて行きたいところです。

日本で学部生をしていた時に試験結果を聞き合う人たちがいましたが、こちらでも同様に人の点数が気になって気になって仕方ないクラスメートたちが沢山います。結果の良し悪しに関わらず、私は誰に聞かれようと頑なに点数は言わずに過ごしているのですが、こういうのは日本と変わらんのだなと思って見ています。

Term2は全て選択科目なのですが、Bayesian Reasoning and Methods for Spatio-Temporal Dataというモジュールが難しすぎて毎週涙目になっています。それ以外は全部感染症疫学関連のモジュールを選択していて、Imperialの感染症疫学の強さを思い知っています。Master後の進路が確定したわけではないですが、就活にもやや目処が立ってきたこともあり、最近はTerm1よりかは少し心穏やかに勉強できている気がします。

最終的な1年間の評価はTerm2, Term3の成績と合算で最終判定されます。入学当初、Overall Distinctionで卒業する!と目標を立てたものの、すでにギリギリです。目標が高すぎた説もあるので、引き続き無理せずやっていきます。

また今後別の記事でTerm2のモジュールに関してもまとめたいと思います。

自室のデスクに貼った目標。草むしり検定と同様頑張ります。


追記:コースとしての最終評定は全体の平均ではなく、module毎の成績の良し悪しで総合的に判断されるというご指摘をMPHの先輩からコメントいただきました!正確なところは確認できていないのですが、いずれにせよどのモジュールも手を抜かず良い成績を取るに越したことはないですね。

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