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「自分の意見が、社会を変えられると思う」には、学校を変えられると実感できることが大切だと思うよ。という話。

ころあい自然楽校小学部の静です。
今日は一日公園で遊ぶ日で、森の中で一日中遊んできましたー。

そもそもなぜこうなったか。
それは1年生の男の子が、クラスボックスに入れた意見から始まりました。

ころあい自然楽校は、もりのようちえんの小学部なので、
1年生の子たちは、去年は毎日たっぷりと森で遊んでいました。

なのでその子が
「みんなで森で遊びたい!」と意見を書いて、箱に入れたのです。

それが実現したのが先月。
森でたっぷり遊んだ後のふりかえりで、その子が、
「今日はぼくが言ったことで森に来られてうれしかった。」と話していました。

だれでも、自分の意見をいつでも出せる機会があって、それがみんなで話し合われて、学校を変えることができる。
これって、すごく大切なことですよね。

自分の意見は、学校に何の影響も与えることができない。
自分の意見なんて聞いてももらえない。そんな学校で育ったら、
社会はだれか偉い人が作るもので、
自分は社会になんの影響も与えられない存在だと思ってしまうよなぁと思います。

クラスボックスがあって、書いたことをみんなで話し合って、決める。
簡単なことだけど、本当に大切なことだなぁといつも思います。

そんなわけで、楽しかったみんなは、今日2回目の森へ。

森ではキャッチボールをしたり、バスケットボールをしたり。
ヒミツキチをつくったり、そりで山をすべりおりたり。
みんなそれぞれやりたいことを見つけて、夢中で楽しんでいました。
先月1年生が落ちた池の所では、この場所でここに足がひっかかって、こんな風に落ちたんやで!という現場検証をしたり。
ツルをいただいて、リースを作って、そこに木の実やお花、種をかざったり。
池にヌートリアが表れて、大興奮できゃーきゃー喜んだり。

途中でサプライズゲストが、味噌汁作ろ~と羽釜を持って現れてくれ、
サツマイモを川で洗って(ちゃんと水道でも洗いましたよ 笑)羽釜でことこと炊いてということもありました。

味噌汁作るなら、そろそろ味噌汁作らなあかん時間かもー!と声を掛けると、サッカーに夢中な人たちは、遊びたいから味噌汁いら~んとのこと。

え?!だれも作る人おらんのかな?ゲストせっかく用意して来てくれたのに?と内心ドキドキする大人。笑

すると一番食べるの大好きな子が、「私は絶対食べたいから作る!」
と動き始めました。

なら私もやりた~いと低学年の子がわらわらあつまって。 

気付けばいつの間にか、低学年が作って、さっきの彼女はサッカーに戻ってる!笑

でもすっかり味噌汁づくりが楽しくなった人たちが、芋を切ってくれました。

ちょうど森のとなりの畑では、大根を収穫する大人の姿が。

すみませーん!!私達、ころあい自然楽校の子どもなんですけど、今から味噌汁をつくるので、もしよかったらその大根を、ちっちゃいのでもいいので分けてくれませんか。と交渉する3年生。サツマイモの味噌汁に、大根も入りました^^

今日もとってもころあいらしい、楽しい1日でした。

子どもたちを一緒に育ててくれる、稲美町の素晴らしい自然と、素晴らしい大人たちに感謝です。

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