しろ

ぼんやり生きています アイコン:ハナさん画

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すいか13%

食べきれないからと お裾分けにすいかをもらった。 断面の赤色がとてもきれいな ずっしり重たいすいかだ。 すいかを眺めつつ、 近ごろ暑い日があるとは感じていたが もうこんな季節か、と思う。 気づけば、明日は夏至だ。 もらったのは、 直径23cmもあるすいかの半玉。 そのままでは冷蔵庫に入らず、 汗をかきつつすいかを切り分ける。 水分補給にすいかをつまみ食い。 シャリっとしていて 甘さも丁度いい美味しいすいかだ。 きっととても上等なすいかなのだろう。 それから 切り

    • ツバメ風鈴の音

      先日スーパーで、風鈴の音がバックミュージックとして流れているのを耳にした。 それを聞いていたら、しばらく前に贈り物で頂いた、風が吹くと音が鳴る風鈴のようなツバメの飾りのことを思い出した。 家に帰ってからクローゼットを漁って発見したそれを、 蒸し暑いある夜、窓際に下げてみた。 しばらく待っていると 弱い風が吹き、 ツバメがゆらり、ゆらりと舞う。 すると羽やしっぽの先同士が わずかにぶつかり、 チリン、キーンと高い音が小さく響く。 風が止むと、 響いていた音が だんだん

      • 夏が来た

        夏が来た。 朝からセミの大合唱。 日中の暑さに怯えて震えるけれど、 寒くはならない。 「寒いから震える」のと、 「震えるから寒い」のは、 ことばにすると似ているようで まったく違うのだ。 残念ながら、 こちらがいくら震えても 夏はこれっぽっちも寒くなってはくれない。 みんなで暑さに震えたら、 つられて夏も1度くらい寒くなったらいいのに。 なんて、いたって真面目に あり得ないことを願うほど、 暑い夏が来た。

        • 当たり前と、お相撲さん

          仕事中に地下鉄に乗っていたら、 どこからかふんわりと甘い香りが漂ってきた。 「これは!」と思って辺りをぐるりと見渡すと、 予想通りお相撲さんが乗っていた。 あの甘い香りは、鬢付け油のいい匂いだ。 そして「ああ、今年も夏が来たんだな」と僕は思ったのだ。 -- これを読んで大半の人は「なんで夏なの?」と、 僕と同じエリアに住む方と、ピンとひらめいた方は「なるほど」と思うだろう。 種明かしをすると、僕の住む名古屋は大相撲七月場所(名古屋場所)の開催地なので、毎年7月の前半

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        すいか13%

          自分にとって、誰かにとって

          誰かにとってのおいしいは、 誰かにとってのおいしくない。 誰かにとっての楽しいは、 誰かにとっての退屈。 誰かにとっての美しいは、 誰かにとっての美しくない。 誰かにとっての幸せは、 誰かにとっての不幸せ。 誰かにとっての大切は、 誰かにとってのどうでもいい。 誰かにとっての成功は、 誰かにとっての道半ば。 -- なんでもみんな そんなものなのかなと思う。 結局は自分がどう思うか次第で、 どう思うかは人それぞれで。 SNSが普及して、 “これが正しいよ”なん

          自分にとって、誰かにとって

          伝言が書いてあるメモをもらったのだが、デザインが気になって内容が全然頭に入ってこない。 (メッセージは裏面に書かれています)

          伝言が書いてあるメモをもらったのだが、デザインが気になって内容が全然頭に入ってこない。 (メッセージは裏面に書かれています)

          うらないのろい

          こどもの頃、僕が通う小学校の隣の学区に『占い』という看板を出している古い民家があった。 白い看板に深い紫色で書かれたその文字は、ところどころペンキが垂れていて、こどもの頃の僕にはまるでお化け屋敷で見かけるようなおどろおどろしい文字に見えた。 しかも当時の僕は、ちょっとした勘違いをしていた。 僕はその看板に書かれた『占い』という文字を、 『うらない』ではなく『のろい』と読んでいたのだ。 当然その民家は、勘違いをした僕にとってはまさに恐怖の館だった。 隣の学区にあるので

          うらないのろい

          真顔でぼーっとするのは怖いけど、 笑顔でぼーっとするのは もっと怖いと気づいた夜。 しかしぼーっとする時に 顔のことなんか考えていたら、 心おきなくぼーっとできない。 困った。

          真顔でぼーっとするのは怖いけど、 笑顔でぼーっとするのは もっと怖いと気づいた夜。 しかしぼーっとする時に 顔のことなんか考えていたら、 心おきなくぼーっとできない。 困った。

          ワニの夢

          週末の昼下がり、外はとても暑いからとクーラーをかけた部屋にこもって映画を観ていた僕は、いつの間にか寝落ちていた。 そして恐ろしい夢を見た。 -- ジャングルのような場所にある水辺で、僕はワニに噛まれそうになり、いのちからがら木に登り逃げていた。 するとおもむろに、友人がワニのそばに歩いて近づいた。 「ちょっと待ってな」 彼はそう穏やかに言い、素手でワニの口をぱかっと開けて、そのとがった歯をポチポチと押しはじめる。 (不思議なことに友人が押した歯は、歯茎の中に引っ込ん

          ワニの夢

          素麺のちカレーのち素麺

          暑い。 暑くて食欲がわかない。 とにかく暑いから、夕飯はぶっかけ素麺にしようと早々に決めていた。 帰りの電車の中で、薬味あったかな?なんて考えていたら、 たまたま目の前にいた学生グループの1人が、仲間に向けてこう言った。 「あー、カレー食いてえわ」 つられた。 カレー食べたい。 急遽方針変更だ。 僕は普段、電車ではワイヤレスイヤフォンで音楽を聴いている。 しかし今日はたまたま充電切れで使えず、普段は聞こえない周りの人の会話が耳に入ったのだ。 これも何かの縁だろうと、

          素麺のちカレーのち素麺

          七夕の願いごと

          次の日曜日は7月7日、七夕だ。 僕は普段基本的に大人ばかりに囲まれて暮らしているので、こういった季節行事にはあまり縁がない。 今年はたまたま訪れたショッピングモールにあった大きな笹を見て、何年振りかに七夕の存在を思い出したというわけだ。 ショッピングモールのイベントスペースには、 大きな笹と、その隣に置かれた長机の上に 色とりどりのきれいな短冊が用意されていた。 短冊の横にはサインペンが置いてあり、 その場で誰でも願い事を書いて笹に飾れるようになっていた。 大きな笹

          七夕の願いごと

          きれいな霜降りですね

          胃カメラを飲みつつ、 急にふと思う。 “音楽って小説みたいだよな”と。 喉元のなんともいえない異物感を誤魔化すように、あれこれ考えてみる。 すると突然、 「きれいな霜降りですね」 と先生が言う。 “褒めるところじゃないでしょ” と思った途端、 カメラを飲みながら考えていたことが 少し飛んでしまう。 あー、なんだかいい記事がひとつ書けそうだったのにな。思い出せたら書いてみようかな。 ...それにしても早くコーヒー飲みたい。 (あと15分の辛抱だ) -- 大した検査

          きれいな霜降りですね

          7月のスタートは雑巾がけから

          僕の7月は、 早朝に寝ぼけてペットボトルを倒し、お茶をこぼしたことから始まった。 朝早くに床を拭きながら、こんな風にしゃがんで雑巾がけをするのは随分と久しぶりだなと思う。(いつもはフローリング用ワイパーを使っている) 子どもの頃は実家でよく雑巾がけをしながら走っていた(四つんばいでダッシュ)が、あの動作、大人になった今やろうと思うととてもしんどそうだ。 僕はあまり詳しくないが、おそらくからだ中のいろんな筋肉を使っているのだろう。 幸い僕の家はダッシュするほど広くはないの

          7月のスタートは雑巾がけから

          6/29(土)梅雨の合間の晴れ

          今回は約2ヶ月ぶりに、僕のなんでもない昨日を日記のように書いてみようと思う。 -- 6/29(土)梅雨の合間の晴れ 晴れてはいるが湿度が高く、空気がもったりと身体にまとわりつくような感じがする。 とはいえ貴重な晴れなので、朝から洗濯三昧。合間にnoteを書いたり読んだり、音楽を聴く。 午前中に記事を投稿。人の内面に関する記事だったので、じめじめした気候の今はもう少しさらりと軽い記事をあげた方が良かったか、などと考える。しかしそんな器用には書けないから、これでいいかと

          6/29(土)梅雨の合間の晴れ

          強い人、弱い人

          僕の身近に、 「あの人は強い」とよく言われる人がいる。 しかし僕にはそうは思えない。 「強い」と言われる人というのは、 自分の弱さを自覚している人なのだと思う。 本当は自分が弱いとわかっているから、自分を守るために、相手から傷つけられないように、普段から万策を尽くして武装しているだけなのではないだろうか。 だから僕には強い人ではなく、 「本当は弱いけれど、よく考えてしっかりと武装(準備)をして、強く見せている人」 に思えるのだ。 -- 僕の身近には、 「あの人は弱

          強い人、弱い人

          オススメから広がる世界

          先日、蒸し暑さに負け 吸い込まれるようにカフェ(スタバ)に入った。 もともとアイスコーヒーだけ頼むつもりだったけれど、 せっかくならとショーケース前で店員さんがオススメしてくださったスイーツも一緒に注文した。 こちらのレモンキューブケーキは オススメ通り、コーヒーにとてもよく合う 夏らしい爽やかなレモンの酸味がするとても美味しいケーキだった。 表面の砂糖はしゃりしゃりと、 スポンジはしっとりとしていて、 ケーキの真ん中からたらりと出てくるレモンソースもとても美味しかった

          オススメから広がる世界