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七夕の願いごと

次の日曜日は7月7日、七夕だ。

僕は普段基本的に大人ばかりに囲まれて暮らしているので、こういった季節行事にはあまり縁がない。

今年はたまたま訪れたショッピングモールにあった大きな笹を見て、何年振りかに七夕の存在を思い出したというわけだ。


ショッピングモールのイベントスペースには、
大きな笹と、その隣に置かれた長机の上に
色とりどりのきれいな短冊が用意されていた。

短冊の横にはサインペンが置いてあり、
その場で誰でも願い事を書いて笹に飾れるようになっていた。

大きな笹にはきれいな飾りと、
すでにいくつかの短冊が下げられていて、
空調でひらひらと揺れていた。

そんな光景を眺めていてふと、
最後に短冊を書いたのはいつだっけ?と考えた。

たぶん小学生の頃だと思うのだが、
どんな願い事を書いたのか、まったく覚えていない。
確か幼稚園の頃は、
その時流行っていたテレビ番組に出ていた魔法使いになりたいと書いたような覚えがあるのだけれど。


もし今、短冊を渡されて
「願い事を一つ書いてください」
と言われたら僕は何と書くのだろう。

大人になってから、いつの間にか願い事は
”叶う”ものではなく、
”叶える”ものになっていた


だから最近は願い事なんて、あまり考えたことがない。

せっかくだから、
今週末は簡単に短冊でも作って
自分では叶えることのできない願い事を書き、
それを家のどこかにこっそりぶら下げてみようかな、
なんて思っている。

さて、願い事、思いつくだろうか?

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