好きな百合発表人間(なお百合は百合というだけで無条件に素晴らしいものとする)

 好き概念。人当たりがよく誰とでも仲良くなるタイプの少女に対して「自分は彼女にとって特別でもなんでもない」ってなっちゃう女!!! なお向こうは彼女のことを特別に思っているしそれをちゃんと伝えているつもりでいるものとする!!!

 人気者や高嶺の花を好きになってしまったキャラ、一回はこの理由で曇らせるべきと法で定められている。

 お互いに「自分は相手に救われた」と思っている関係もいいよね。自分が相手を救ったことは記憶からすっかり消えているか、あんなこと誰にでもできる、たまたまタイミングよくその役目を自分が負えただけ……くらいに思ってるやつ!!!

 「あの時気まぐれで言った誰にでも言えるような一言が、彼女を救済という鎖で縛り付けてしまっている」「彼女の隣には、もっと相応しい人がいる。こんな、たまたま宝くじに当たっただけの人間ではなく」とか言って勝手に距離取ろうとするやつ〜〜〜。こんなこと言っといて、自分は寒い冬の夜に彼女がくれた、毛布と呼ぶのもおこがましいようなボロ布の感触を後生大事に抱えているようなめんどくせ〜〜〜女、私のオリキャラ。

 「他人の面影重ねてるやつ」も好き好き大好き。この時、傍目から見たらそこまで似てない人に面影を見ちゃってるとgood。見た目も性格も全然違うのに、ふとした時に見せる表情とか、言葉の選び方とか、そういうところに「忘れられないあの人」をどうしようもなく見いだしてしまう女、cute。

 最終的には面影とか関係なく一人の人間として相手を好きになるんだけど、別人を重ねていた過去が足を引っ張ってくる展開。「自分は本当に彼女自身を見られているのか?」「私は結局誰が好きなんだ?」みたいな……。この世にたった一人の、尊重されるべき人間を、誰か別の人の代わりにしようとした報いを受けるの。

 ……三連休の真ん中、真っ昼間。私は何を真剣に語っているのだろうか。

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