【詩】雪のような人
綺麗で、真っ白で、ふわふわしていて
だけど触れてみると、ひどく冷たい
冷たさだけ残して、消え去ってしまうあなた。
でも私は気づいてしまった
私もあなたに、冷たさだけ残してしまうということを。
氷のように冷たいあなたは私に触れると、
ひと時の温かさを感じるが、すぐに冷えて消えてしまう
儚く散ってしまう
温かいと思ったらすぐに冷たい世界へ堕とされてしまうあなた
堕としてしまう私
あなたの方が、よっぽど残酷な運命にあるのかもしれません。
それでも私は、あなたにもう一度会いたいと思ってしまう
触れたいと思ってしまう
たとえひどく冷たく、
残酷な世界に堕としてしまうとしても
していただけると嬉しいです。ぜひよろしくお願いします。