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早すぎる熱波がこれからの常識?!

6月なのに梅雨明け。
各地で35度以上の猛暑日が続き新記録の塗り替えラッシュ。
日本の暑さは海外でも話題になっています。

ヨーロッパは今も暑さの記録が続々。
北極圏浮かぶ島ビュルネイ島が6月30日に20度を超えて
6月としては
1953年以来2度目のノルディック・サマー・デー(北欧の夏日)となりました。

広い世界をのぞいてみると日本以外にも
強力なヒートウェーブ=熱波が
本格的な夏の前からあちこちにやってきていました。

3月から5月、パキスタンからインド北部にかけて極端に長い熱波

日本ではまだ桜も咲いていない頃からインドには熱波が到来。
35度を超える暑さが出始めました。
3月の国の平均の最高気温は33.1度に達し
122年の観測史上で最も暑い3月となっています。

https://mausam.imd.gov.in/Forecast/marquee_data/FINAL%20IMD%20WEATHER%20AND%20CLIMATE%20SUMMERY%20INDIA%20MARCH%202022.pdf

パキスタンでは
4月に49度
5月に51度まで気温が上がり
今年北半球で最も早く気温の上昇した所となりました。

パキスタンの4月の平均気温は
1961年以来
最も高い記録です。

http://www.pmd.gov.pk/cdpc/Pakistan_Monthly_Climate_Summary_April_2022.pdf

5月、アメリカからメキシコにかけての熱波

このヒートウェーブは
およそ1億人に影響が出たとされいます。

5月3日、メキシコにとってはすでに3度目のヒートウェーブ

https://www.gob.mx/conagua/prensa/la-tercera-onda-de-calor-ocasionara-temperaturas-maximas-superiores-a-30-grados-celsius-en-la-mayor-parte-de-mexico

テキサス州はいくつかの地点で年間を通じての最高気温を5月で記録。
サン・アントニオは137年間で最も暑い5月となりました。

その時の記事(NPR公共放送)

ヨーロッパの異例に早いヒートウェーブ

このブログにも書きましたね。
5月、スペイン、ポルトガル、フランスを皮切りに40度を超える暑さ。
今も北欧が異例の高温に見舞われています。

EUによりますと、
地球温暖化が熱波をより強力なものにし回数を増やしている
この傾向はすでにIPCCから報告されているとの事。

早い熱波はもうグローバルなトレンドなのだそう。
東京でセミが鳴き出す前の猛暑日が
これからは
当たり前の流れとなるのでしょうか。

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