未完成なパズル

私がnoteを書くのは自分が過去になにを考えていたかを思い出すためのような物に近い。私の書いたものを見てくれたりアクションをくれたりする方々にはほんとに感謝しかない。

なにせ自己満足、抽象的、まとまりがない読み返しても笑っちゃうほどひどいなぁと思うこともあるくらい。

でも自分がこう思っていたからいいやって、えーい!って開き直るようにもしている。



自分を表現する方法は現代には色々あって      最近では動画だったりSNSだったり、昨日までは普通の人が一躍脚光を浴びるような事も少なくない。

音楽、絵、動画、言葉、もっとざっくり言えば趣味や特技をいとも簡単に公に公表できる時代になった。

まれに常識的でない使い方をする人もいるし、それがニュースに取り上げられて悪い方に行くことだってある。それを除けば良識的に使えばとてもいい物、世の中だと感じる。



☆☆



このnoteもそういうものかなと思う。皆さんの書いたものを見ているとほんとにすごいなすごいなぁ!と毎回感心する。

流れるような展開、自分の意思、適切な言葉かつ自分の言葉。ほかにも沢山の要素を含みながら読む人を感動させたりあっと驚かせたり。

ストーリーを書く方もいれば、実体験を書く方もいる。みんな素晴らしい人生を歩んでいるんだと感心する。



☆☆



ベタな例えになるけれど、人生は真っ白なキャンバスだ と言える。そこに文字を書くのか色を塗るのか。

鉛筆でもいいしクレヨンでも何でもいい。綺麗に美しくnoteを書く方はその自分の人生というキャンバスをよく研究し理解している。

どんな色が素材が合うのか、大きさはどのくらいか下書きは必要か、昨日は何があったかどう心が動いたか…上げだしたらきりがないけど全てがマッチしている。

たぶん意識してやってる人はいないのかもしれない。瞬きや呼吸のように日常的にそのような動きをしている脳や体が。

だから読んでいて探ってとても感動することが多い。


☆☆


また自分の話にになってしまうけど私はnoteを書くちょっと前から自分に真っ白なキャンバスがない事に気がついた。

そもそもである。書けやしないこれじゃあ。

あるのかもしれないもしかしたら、でもほんとにほんとに小さい猫の額なんて比にならないくらい小さい。

キャンバスは無いくせにそれに何かを描こうと悩んだり、喜んだりはする。人並みに。でも色もつかないし消ゴムもない。

考えに考え足下をみると散乱する何かがあった。パズルのピースだった。

皆が体験や思いを1から選び綺麗に角を揃えて置くように、私には初めから完成してバラバラになった何になるかもわからないパズルを、それもとても大きくて上のピースは届かなくてはめられないほどの物を完成させる方が合っていると感じた。

流れるように綺麗なものは書けない。でも一つ一つ探して当てはめていく事はできる。

日常的にご飯を食べて、お風呂に入って眠ると朝がきてそれが当たり前ではなく時々でも幸せだと確かめるように。ピースを探しその行動が日常の幸せだと噛み締めるような何かを書いていければと思う。

そんなものをそんなものと笑う人は、そんなものに後悔する。だから私はたとえ合わなかったピースを捨てたりはしない。どこに合うのかを考えそれで夜が明けても捨てずにとっておく。

抽象的に当てはめられた言葉達はキャンバスには不向きのパズルのピース達と思ってほしい。


☆☆


右手親指で画面をなぞるだけで感動や驚きに出会える時代になった。私もnoteを始めてそれを実感した。

SNSは苦手で何もしていないけど、noteはまた別物だと思っている。呟きや画像とはまた別の「誰かの頭のなか」という生々しさが時に温かく時に世間のように冷たくて好きだ。

他の人と比べてしまう悪い癖は好きになれない。自分のキャンバスに色をつけ振り返り綺麗な物語を完成させる才能がこのnoteには溢れている。でも私はそうなれない。

noteは書く場所伝える場所かもしれないけどピースを当てはめてそれを忘れないでほしいと顔も見たことない人に願うのもいいのかなと最近思う。少し図々しいような気もするけど自己満足だから。

このページもまたそう、とりとめのない言葉達が当てはまるかどうかを探す場所。noteだからできるかもしれない。あてはめ続けても無駄ではない事を残して忘れない。

当たり前はない。1つも同じ当たり前はない。比べても比べなくても同じ人は居ないから自分らしい展開をパズルを認めてあげたい。ピースを探すのに時間がかかっても。      それが誰かの記憶に残ったり当たり前は当たり前ではなく幸せなことだと願い誰かの心に届けば私は本望だ。


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