おだりょ

25歳/ 心理学部卒。ライター、カメラ。

おだりょ

25歳/ 心理学部卒。ライター、カメラ。

メンバーシップに加入する

おだりょが書いた記事たちです。 論文を読んで考えたことを主に文章にしています。 古今東西、学問の種別問わず、気になることを調べています。 いつか図書館みたいになるといいですねえ。 時々カメラのことや生活のことについても書いていこうと思います。

  • コーヒー(エッセイ記事)

    ¥500 / 月
    初月無料

最近の記事

  • 固定された記事

カメラじゃ食っていけないけど、自己満の写真が好き

「カメラじゃ食っていけないよ」 当たり前に来ると思っていたけど、いざ言われると返事に困る。 2020年になりたてのころ、大学3年生の僕は当たり前のように進路に迷っていた。「就職したいのかしたくないのか」すらも定まりきっていない、怠惰で優柔不断なメソメソ大学生をしていた。 カメラにハマり始めたのは、たしか大学2年生のころ。FUJIFILMで安いやつ探そ〜と思ってX-E1を中古で購入し、しばらくしてからまだ安かったXF 35mm f1.4も買った。初めての単焦点レンズに「こ

    • 僕は踊って骨折し、ハエの3割は重傷を負っている、という話

      この記事はメンバーシップに加入すると読めます

      ¥500
      • 未来が不安だよ〜メソメソ〜って感じた時にどうすべきか、という話

        僕の母は、結構な心配性。電話をすると、よく「仕事は大丈夫なのかい?」と聞いてくる。 別に僕の仕事を理解していないわけではなく、むしろめっちゃ応援してくれる。しかし、母は製造業を営む家庭で育ってきた。だからなのかはわからないけど、ライターのような形態の仕事はどこか馴染みがなさそう。 母の心配性は折り紙付きだ。とにかく眠りが浅い。僕の結婚式の前日、母はほぼ寝てなかった。飛行機なんかまともに乗ってられない。新婚旅行中も頭の中では「太平洋に浮かぶ炎を上げた飛行機」の映像がずっと流

        • 地域の絆によって集団リンチが起こる。かも。という世界の話

          絆、ってなんだかいいですよね。 いきなりゆるふわな書き出しをしてしまった。けれども絆というのは大切だなと思う。過去を振り返っても「これが絆か!!!!」と心酔するような体験自体はとても少ないが、自分の人生において大事な場面ではやっぱり他人とのつながりが欠かせなかったような気がする。 地域社会においても、つながりはある程度あってもいいと思う。「全員他人、だから気楽さ東京は」という気持ちもすごくわかる。けど小学生の頃、実家の隣の家で何回かトイレを借りたり、そこに住むおじいちゃん

        • 固定された記事

        カメラじゃ食っていけないけど、自己満の写真が好き

        メンバー特典記事

          僕は踊って骨折し、ハエの3割は重傷を負っている、という話

          僕は踊って骨折し、ハエの3割は重傷を負っている、という話

          未来が不安だよ〜メソメソ〜って感じた時にどうすべきか、という話

          僕の母は、結構な心配性。電話をすると、よく「仕事は大丈夫なのかい?」と聞いてくる。 別に僕の仕事を理解していないわけではなく、むしろめっちゃ応援してくれる。しかし、母は製造業を営む家庭で育ってきた。だからなのかはわからないけど、ライターのような形態の仕事はどこか馴染みがなさそう。 母の心配性は折り紙付きだ。とにかく眠りが浅い。僕の結婚式の前日、母はほぼ寝てなかった。飛行機なんかまともに乗ってられない。新婚旅行中も頭の中では「太平洋に浮かぶ炎を上げた飛行機」の映像がずっと流

          未来が不安だよ〜メソメソ〜って感じた時にどうすべきか、という話

          地域の絆によって集団リンチが起こる。かも。という世界の話

          絆、ってなんだかいいですよね。 いきなりゆるふわな書き出しをしてしまった。けれども絆というのは大切だなと思う。過去を振り返っても「これが絆か!!!!」と心酔するような体験自体はとても少ないが、自分の人生において大事な場面ではやっぱり他人とのつながりが欠かせなかったような気がする。 地域社会においても、つながりはある程度あってもいいと思う。「全員他人、だから気楽さ東京は」という気持ちもすごくわかる。けど小学生の頃、実家の隣の家で何回かトイレを借りたり、そこに住むおじいちゃん

          地域の絆によって集団リンチが起こる。かも。という世界の話

          強みを伸ばすべきか弱みを鍛えるべきかはわからないけど、サルモネラ菌はどうしているんだろう、という話

          よくネット上で繰り広げられる議論のひとつ「強みと弱み、どっちを伸ばすべき?」。 僕には答えがわからない。なぜならまだ25歳だからだ。悠長に議論している場合ではなく、強みも弱みもさっさとなんとかすべきなのである。なんならその前に社会人としての「基本のき」をもっと頑丈にしてやらなきゃいけない。 ネットのバトルを眺めながらうつつを抜かしている場合ではない。やるべきことは原稿の執筆と、担当者への進捗報告である。 ではサルモネラ菌はどうだろう? 唐突にサルモネラ菌が出てきた。な

          強みを伸ばすべきか弱みを鍛えるべきかはわからないけど、サルモネラ菌はどうしているんだろう、という話

          思考や感情の原因が「普通」「常識」になりつつある

          なぜ怒っているのか?という言葉に対し、最近明確に答えられなくなっている気がする。 今日も妻さんと喧嘩した。妻さんの物言いが気に食わなかった。でもなぜ気に食わなかったか?と考えると、僕が嫌だったというより「他人から見たらおかしいと指摘されそうな物言いだったから」という理由のほうが大きく感じる。 他人の声、つまり「普通」「常識」によって感情が動くようになっている。 たとえば妻さんがちょっと嫌なことを言っていたとする。そのときに「嫌な言い方やね」と心のなかで思うとき、それは僕

          思考や感情の原因が「普通」「常識」になりつつある

          メンタルが強い/弱いなんて考える必要はないんじゃないか、という話

          病院に急いで行ってほしい、と母から急に連絡が来た。 妻さんとバスで帰宅中に、いきなり病院のURLが来た時点で察した。同じく京都に住む妹が病院に行くので、付き添って欲しい、とのこと。 妹だって立派なので、普通に病院くらいは行けるのだが、一昔前に割りとでかい病気を発症した&初期症状が似ていたので、本人も母も不安だったんだろう。妹は僕ら姉弟の前では明るいが、割りと不安を感じやすい。 ぴゅ〜っと病院に行ってみたら割りと元気だったし、結局無事だったのでホッとする。妹の診察が終わっ

          メンタルが強い/弱いなんて考える必要はないんじゃないか、という話

        記事

          強みを伸ばすべきか弱みを鍛えるべきかはわからないけど、サルモネラ菌はどうしているんだろう、という話

          よくネット上で繰り広げられる議論のひとつ「強みと弱み、どっちを伸ばすべき?」。 僕には答えがわからない。なぜならまだ25歳だからだ。悠長に議論している場合ではなく、強みも弱みもさっさとなんとかすべきなのである。なんならその前に社会人としての「基本のき」をもっと頑丈にしてやらなきゃいけない。 ネットのバトルを眺めながらうつつを抜かしている場合ではない。やるべきことは原稿の執筆と、担当者への進捗報告である。 ではサルモネラ菌はどうだろう? 唐突にサルモネラ菌が出てきた。な

          強みを伸ばすべきか弱みを鍛えるべきかはわからないけど、サルモネラ菌はどうしているんだろう、という話

          心の健康のためにも身体の感覚を大事にしよう!みたいな話

          緊張すると手に汗をかき、悲しいと胸が痛くなる――。こんな経験、きっとみんな経験しているでしょう。 ブチギレると全身が熱くなるし、緊張すると胃がきゅ〜〜ってなる。鶏が先か、卵が先かはわからないけど、心と身体はどうやら密接に繋がっているみたいです。 そんな「身体の内部の感覚」を感じ取る機能は「内受容感覚」と呼ばれています。普通に生活している中で、内受容感覚が高いかどうかなんてあまり考えてきませんでした。 でも今日読んだ論文では、その能力がじつはいろんなことに影響しているよ〜

          心の健康のためにも身体の感覚を大事にしよう!みたいな話

          思考や感情の原因が「普通」「常識」になりつつある

          なぜ怒っているのか?という言葉に対し、最近明確に答えられなくなっている気がする。 今日も妻さんと喧嘩した。妻さんの物言いが気に食わなかった。でもなぜ気に食わなかったか?と考えると、僕が嫌だったというより「他人から見たらおかしいと指摘されそうな物言いだったから」という理由のほうが大きく感じる。 他人の声、つまり「普通」「常識」によって感情が動くようになっている。 たとえば妻さんがちょっと嫌なことを言っていたとする。そのときに「嫌な言い方やね」と心のなかで思うとき、それは僕

          思考や感情の原因が「普通」「常識」になりつつある

          メンタルが強い/弱いなんて考える必要はないんじゃないか、という話

          病院に急いで行ってほしい、と母から急に連絡が来た。 妻さんとバスで帰宅中に、いきなり病院のURLが来た時点で察した。同じく京都に住む妹が病院に行くので、付き添って欲しい、とのこと。 妹だって立派なので、普通に病院くらいは行けるのだが、一昔前に割りとでかい病気を発症した&初期症状が似ていたので、本人も母も不安だったんだろう。妹は僕ら姉弟の前では明るいが、割りと不安を感じやすい。 ぴゅ〜っと病院に行ってみたら割りと元気だったし、結局無事だったのでホッとする。妹の診察が終わっ

          メンタルが強い/弱いなんて考える必要はないんじゃないか、という話

          僕が指ではじいたアリは、恐竜時代から生き残ってきた

          ピクニックをするために、京都駅近くの梅小路公園に来た。 僕と妻さん、妻さんの友達2人。圧倒的に女子会だけど、今さら気にすることもない。姉と妹にサンドイッチされて生きてきた。妻さんの友だちによると、僕の半分は女性らしい。 暖かな日差しの下でレジャーシートを敷いて〜なんて考えていたけど、予想最高気温は30℃。迷うことなく日陰を探す。広めの屋根付きベンチのもとでレジャーシートを敷いて、荷物を置いた。 京都駅にある伊勢丹の地下で買ったサラダやコロッケなどなどを並べていく。デパ地

          ¥500

          僕が指ではじいたアリは、恐竜時代から生き残ってきた

          ¥500

          お金に追われる生き方を考えてみる

          「金と女はな、追ったらあかん。」 前の会社の最終出勤日、かわいがってくださった社長からアドバイスをいただいた。 昼休み、なんとなく暖かい日向。工場の入り口にある自販機の前でタバコをぷかぷか吸う社長の隣に座りながら聞いていた。 お金のために働くだけでは満足感が得られないし、結局お金もあまり入ってこない。まず先に、誰かの役に立てるよう頑張れ、そうしたらお金が追いかけてきてくれる、と話してくれた。 じゃあ女はどうなんでしょうか社長。家では圧倒的に奥さんが強いらしい。オールバ

          ¥500

          お金に追われる生き方を考えてみる

          ¥500

          ライターで生きていく、とまずは決める

          腹をくくる、という感覚に近い。 自分で言うのはなんだけど、僕は器用貧乏に近いと思う。ライターとしてお金はもらっているけれど、写真と動画もアマチュアとしてはある程度撮れる。 動画を作るのは好きだし、カラーグレーディングやレタッチは永遠にできる気がする。ただ仕事としてできるのだろうか。自信はない。 とりあえず自信はやってみたらつくものだとは思う。現時点で仕事としてまだ手元に案件がないため、「急ぎじゃないけど重要なタスク」ではありそう。 でも「写真や動画でもなんとか稼げそう

          ライターで生きていく、とまずは決める

          あなたは他人、仲の良い他人

          「仲の良い他人……?」と友達がいい、笑いながらも納得した。仲の良い他人だ。まったくの他人であるということから始まり、それでもお互いが気にかけ、下世話な話をし、休日の時間を手羽先に費やす。他人でありながら他人事ではない。他人なのに深く話して時間を使う。最高にしっくりきた。 僕は友達が少ない。なかなか友達と遊ばない。むしろ最近は、パートナーの友達と遊ぶことが増えている。 パートナーは女性。男性があまり好きではない。「なんで男っているの?」と僕をまっすぐみて聞いてくるので「さあ

          あなたは他人、仲の良い他人

          ずっとご機嫌に生きていくなんて無理な話

          その人は、途端によく喋るようになった。 「やっぱ夫婦の間の違いってストレス積もっていきますよね〜私の夫は全く家事とかできなくて。結婚するまでずっと実家で面倒を見てもらっていた人だから、なんにもできないし、多分それでもなんとかなると思ってるんです。誰かがやってくれる的な。」 僕は基本誰かとおしゃべりするときは話すよりも聞くほうが居心地がいいので、たくさん喋ってくれる人だとそれはそれで安心する。 眉毛を整えてもらっている。明後日はとある撮影をしてもらうため、顔面は一定整えて

          ずっとご機嫌に生きていくなんて無理な話

          優しくなりたいときに考えるべき「生物学」

          優しくなるためにはどうすればいいかを考えていた。 最近、対人関係において僕の悪い癖が出てきている。何か指摘されたり注意を受けたりするとすぐに謝ってしまう。 とてもとても身近な人にしか出さない癖だけど、どうにかしたい。本能的かつ反射的に、ものすごく申し訳なさそうに謝ってしまう。 謝るときは申し訳なく感じているのも事実だが、実際の気持ちを深ぼってみるとどうもそれだけではない。 なんとかしてこの場を収めようとする気持ち、これ以上責められたくないと逃げる気持ち、自分だけが悪く

          優しくなりたいときに考えるべき「生物学」

          僕が見ていた夕方の空

          小さい頃から、夕方の空には赤い夕日と家の屋根、そして電線があった。 外で遊んでいいのは午後5時まで。たいてい近所に住む友達の家か、知覚の公園か、住んでいたマンションの前で遊んでいた。 家に向かって歩く道に沿って、電線が伸びている。通り過ぎる家から味噌汁の香りがする。道に沿って建つ塀も、今よりすこし高く大きかった。 家に帰れば、いつでもお母さんがいる。ごはんを作ってくれる。ちょっと早足で歩いていた気がする。 僕がかつて住んでいたのは、駅の近くに建つマンションの5階。その

          僕が見ていた夕方の空

          日が沈む瞬間を眺めていると、1日の短さを思い知る

          僕が住んでいるところでは、ざっくり西の方角は山になっている。だから、夕方になって日が沈むときには、山の向こうに太陽が隠れていく感じになる。 太陽が山に接するぐらいになったら、僕は太陽からなるべく目を離さないようにする。昼間には動いていることなんてわからない太陽が、山にすっぽり隠れるまでの時間は意外と短い。 体感でどうだろう、2分も満たないのではないか?ひょっとしたら1分ぐらいかもしれない。きちんと計測していないからわからないけど、目を離したらいつの間にか沈んでしまう。

          日が沈む瞬間を眺めていると、1日の短さを思い知る