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066 もろともに【令和訳百人一首】

【原文】

もろともに あはれと思へ 山桜

花よりほかに しるひともなし

(前大僧正行尊)


【個人的解釈】

山桜よ、共にいとしいと思い合おうよ。

お前以外に、私を知る人もいないのだから。


【感想】

奈良県吉野郡の修験道でたまたま見かけた山桜に対して、修行の身であることも忘れて呼びかけている首。

これを聞いて、まじすか学園の歌舞伎シスターズを思い出した同志よ、同じ世代だな。

まじすかの中で一番好きな派閥だったかもしれない。秋元さんかっこよかったよな…。

歌が書かれた札を投げ捨てるの、しびれたぜ。

こんな意味があったなんてなあ。相手が再起不能になることをかけてるのかな。

自分を見かけたら最後、再び見ることなくお前は倒されるんだから、最後くらい情けをかけ合おうぜ的な。

かっけー!!!

孤独な時間にたまたま見つけた素敵な物って特別感あっていいよね。

今日、家の周りの道を歩いてたら、地面に綺麗なもみじが何枚か落ちていて、もみじだ!久しぶりに見た!って思って見上げたら、綺麗に紅葉しているもみじの木が1本だけ生えていたんです。

なんか、心にじーんとほっこりきたなあ。

全然人通りもない道だったから、私ともみじの木だけの時間が流れていて、エモかったな~。

奇遇にも今日扱う首がこれで、運命を感じました。



【令和に言い換え】

たまたま入った人通りのない道で

綺麗なもみじの木が一本あった。

そこに流れた時間は私ともみじだけのものだ。


【備忘録】

・諸共に:いっしょに。揃って。


【自己評価】

★★★☆☆

田舎で家の中大好きなこの私が、屋外でこんな季節感じるエモい体験することあります???驚き!

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