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077 せをはやみ【令和訳百人一首】

【原文】

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の

われても末に あはむとぞ思ふ

(崇徳院)


【個人的解釈】

川の瀬の流れが速くて岩にせき止められている流れが

一旦分かれて再び合流するように

あなたと一度分かれても再び巡り逢いたいと思う。


【感想】

今は叶わずとも、将来は必ず一緒になろうという決意が込められた首。

この歌をもとに、純情な男女が恋煩いとなっていく落語「崇徳院」が作られた。

はい、私が至上最大に好きな偉人、崇徳院の登場ですね。

大河ドラマで存在と人物像、辿った悲運しかない人生に深く深く感銘を受けて、19歳の夏、一人で京都へ旅行し彼にゆかりのある「白峯神社」と「御廟(現存する最後の)」をまわりました。

その前後で北野天満宮と安井金毘羅宮にも行ったから、実質怨霊ツアーみたいになったね。19の女が一人でやることじゃあない。

ずーっと晴れていたのに、白峯神社行く時だけ土砂降りになったのよ。お参りとか全部終わって白峯の鳥居抜けたら再び晴れた。なんか怖かったけど運命感じたね(は?)。近くに降りてきてくれた気がしたね。

人物とか人生について語りだすとヲタク発揮しちゃうのでこのくらいにしておきましょう。

文化人としての崇徳もあまり知らないし興味が無いのでさらっといきます。


【令和に言い換え】

車の流れが速くて交通量の多い首都高でも

必ず合流出来る瞬間が訪れるように

俺達も絶対また会えるから。絶対。絶対に…。


【備忘録】

・瀬:川の流れが速いところ。

※上三句は「われても末にあはむ」の序詞。


【自己評価】

★★☆☆☆

Q.崇徳院の一番好きなポイントはどこですか?

A.誰からも愛されず、とことんやること上手くいかず、『トニカクカワイソウ』なところです!!!(私見)

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