白玉

SHINeeとねことおいしいパンがすき 🍞

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スマホに変えられない

もしかしたら、この世でスマホを持たない若者は自分だけなのではないかと思うときがある。家族も友だちも仕事で出会う人もみんなスマホだ。事実、ガラケーを使っている同年代をわたし以外にひとりも知らない。 「なぜ、スマホにしないの?」 めずらしそうに聞かれるたび、わたしは「なんとなく、この電話のデザインがかわいくて…。」と、うやむやに笑って返しているけれど、たぶん誰も腑に落ちていない。あいまいに答えているせいか、考えていることがよくわからないという表情で、目の前に透明な壁をさっと立

    • 歌と生きるひと

      「歌って、つらいときにも歌うものですよね。」 日本のインタビューで“歌うこと”について問われたオニュがそう答えたのは、たしか6年前のことだった。 いまでもわたしがオニュを思うときにはきまってこの言葉が浮かんでくる。 うれしいとき、かなしいとき、つらくてたまらないとき。どんなときも歌がないということが想像できないくらい、歌が好きだと語っていた。 ただ笑うように、泣くように、生きるように歌をうたってきたひと。 わたしにとってオニュはずっとそういう歌手だ。 ことしの暑い暑い7月

      • きみはぼくの希望

        ミノを見ているととてもいい気分になる。知らず知らず笑顔になって、ふしぎと元気がわいてくる。へとへとに疲れていても、落ち込んでぺしゃんこになっていても、ステージでくったくなく笑うミノを見たら、魔法みたいにぜんぶが大丈夫になってしまう。 わたしはミノの裏表のない明るさがだいすきだ。目の前のいまに全力で、さいごまで自分の正しさを大切にするところも、守りたいものをちゃんと守れる強さをもっているところも、周囲に向けられるわけへだてない優しさも、みんな。SHINeeを見つめてきた10年間

        • SHINeeと呼びたい

          「東京ドーム!!!Are You Ready !?」 東京ドームの真ん中で、SHINeeが叫んだ。 まっすぐ高らかに、秘めていた感情をいっきに爆発させるような、大きな声だった。 日本でデビューしたときからずっと彼らの夢だった東京ドーム公演の初日、あの鮮烈な「Everybody」の幕開けを思い出すと、いまでも胸が熱くなる。 たましいのすべてを注ぎこんだみたいに切実で、5人のきらめきとよろこびが全身からほとばしって見える、奇跡のようなステージだった。力強くのびる歌声に、全力で

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        スマホに変えられない

          愛だと思う

          これは愛だ。テミンの3枚目のソロアルバム、Never Gonna Dance Again:Act 2をはじめて聴いたとき、なんのためらいもなくそう思った。なんてひかりに満ちた音楽だろう。愛があふれて、散らばって、まぶしく乱反射する。 SHINeeからソロデビューして6年、競争のはげしい韓国歌謡界でひた走るテミンを絶え間なく見つめてきた。新しい作品が生まれるたび、頂点を更新しつづけるテミンにいつも驚かされてきたけれど、わたしが今回感嘆したのはその歌唱力だった。優れたダンススキ

          愛だと思う

          ペンラのあれ

          開いた本のあいだから小さな透明のプラスッチク片がぽろりと落ちた。小指のさきほどの大きさの、薄くて平たいしゃもじみたいなちょっと変わったかたち。「これ、なんだっけ?」ひざの上に落ちたひとひらを拾い上げ、まじまじと眺めた。なにかの部品のようにもみえるけれど、なぜだか思い出せない。逆さまにしてみたり、折り曲げてみたりして質感を確かめているうちにようやくピンときた。 「ペンラのあれだ。」 ペンライトの裏側、電池カバーに器用にはさまっているあれだ。コンサート開演直前にひっこぬいたあ

          ペンラのあれ

          さよなら青春のその先に

          あこがれの国プ体験から三ヶ月、PRODUCE 101 JAPANのせいでいつも寝不足だった週末ともようやくお別れだ。緊張がとけてほっとした気持ちと、ずっと応援してきた練習生たちの姿をもう見ることのできない寂しさが、いま、こころのなかを行ったり来たりしている。 はじめて国プになれる!国民投票に参加できる!!と浮き足立ちながら見始めた日本版プデュだった。練習生たちの紹介やレベル分け審査など、本国版とほぼおなじ演出でスタートした初回。見慣れた101脚の透明な椅子に初々しい練習生た

          さよなら青春のその先に

          永遠に忘れない一瞬を夢みて

          テミンの日本ソロコンサートツアーTAEMIN ARENA TOUR 2019 X™が終わった。6月から8月まで、始まる前は長いと思ったツアーも終わってしまえばあっというまだ。この夏、わたしは大阪から広島、福岡、東京まで行ける公演は迷わずぜんぶ行くことにした。思い出は多いほうがいい。 X™ツアーは演出、構成、衣装、ダンサー、細部にいたるまですべてが完ぺきだった。テミンの感性をぎゅっと閉じこめたSIRIUSツアーから、こんどは重い扉をいっきに開き、観客の手をとり、広く風通しのよ

          永遠に忘れない一瞬を夢みて

          I AM.

          すきな映画はきまってくりかえし観るほうだけれど、I AM.はそのなかで最も多く観た作品だと思う。 はじめの一歩を踏み出すのがこわいときや、目標を見失ったとき、歩いてきた道を立ち止まってふり返りたいときに、ふと観たくなる。なにかに衝き動かされるように「いますぐI AM.を観なくては!」と、思い立つ日もある。 I AM.は2012年に公開されたSM.ENTERTAINMENT所属アーティストたちのドキュメンタリーだ。前年のSMTOWN LIVE マディソンスクエアガーデン公演の

          ことばを歌うということ

          テヨンのソロコンサートSIGNALの大阪公演に行った夜、わたしはなかなか寝つけなかった。耳にはその力強くて透明な歌声がずっと残っていたし、明りを消してまぶたを閉じても、ステージでたましいをふりしぼるように歌う彼女の姿が、なんども浮かんで離れなかったからだ。けっきょく眠れたのは、ほんのり朝の気配がしはじめたころだったと思う。 その日の彼女のコンサートはほんとうに素晴らしかった。テヨンはとにかく歌が上手で、公演がはじまって3曲目あたりまで、もしかしてCD音源を流しているのでは、

          ことばを歌うということ

          ジョンヒョンのこと

          ジョンヒョンが世界から消えてしまった日のことはよく覚えていない。あまりにとつぜんのことだったから、なにかを考えることも、祈ることも、わたしにはできなかった。 覚えているのは、うまく回らないあたまと動かない手で作った夕飯のカレーライスが何の味もしなかったことと、ジョンヒョンの声や顔を朝がくるまで思い続けていたこと、その夜は真っ暗な新月の日だったことだけだ。 あれからずっと、ふつうに暮らしながら、全然ふつうじゃない毎日を過ごしてきた。楽しい場面で上手に笑えなかったり、大好きなS

          ジョンヒョンのこと