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「ゼノブレイド2」の世界観は最っ高にエモい!!!!!!!

ゼノブレイド2の世界観は、めちゃくちゃエモいです。マジで。

どこまでも広がる雲海。「ブレイド」という亜種生命体。大きな生物の背中に暮らす人々に、「楽園」の伝説。数々の美しい景色に、ブレイドと人の関係性に、心を動かされる。本当に、すてきな世界観なのです。

詳しい解説の前にゲームの説明を。ゼノブレイド2はNintendoSwitchで発売されたゲームです。「2」とありますが、前作を遊んでいなくても全く問題なく遊べます。 私も前作は知らない状態でプレイしました。加えて現在は前作もNintendo Switchに移植されています。
そのゼノブレイド2の世界観は、超! エモい!!!!

今回は、その"エモさ"を全力で伝えていきたいと思います。一部ネタバレがあるので、気になった方はすぐ!!!! ゼノブレイド2公式サイトをご覧下さい!!!!!! 紹介映像とかもあります!!!!

https://www.nintendo.co.jp/switch/adena/sp/index.html

「アルスト」と「巨神獣(アルス)」、そして「楽園」

舞台は、「アルスト」と呼ばれる雲海に覆われた世界です。
人々はどこまでも広がる雲海の中、「巨神獣(アルス)」(以下より「アルス」と表記)と呼ばれる大きな生物の背中に乗って生活しています。まず超デカイ生き物の背中ってだけで興奮しませんか!? しますよね? 私はします!!(ちなみに、前作も遺体ではありますがデカい生き物の背中です)

パッケージにもなっているメインビジュアルにも、アルスと世界樹(後述します)が大きく写っています。

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アルスの形は様々。小さいものから大きいものまで。亀っぽかったり、龍っぽかったり、鹿みたいだったり。特別大きいものの上に、人は住んでいます。小型のものは、大きいアルスの上に人と一緒に暮らしていたりします。

一国は、基本的にアルス一体。アルスの体温が年々下がっていっている国("体温"という表現になるのもひじょ〜にエモい)や、小さなアルスが連なった島嶼群、アルスの体内に入ることのできる国なんてのもあります。国の内情も様々。帝国や王国、宗教国家や鎖国している国、他国の支配下となっている国もあります。公式サイトの「世界」のページには、各国の詳しい説明がありますので、ぜひ。

雲海の移動手段はアルス船が主流。アルス船というのは、魚や龍に近い形のアルスに船をぶら下げたものです。まず主人公が最初に訪れる商会は、巨大なアルス船にあります。そこのアルスはポケモンのホエルコみたいでめちゃくちゃ可愛い。(めちゃくちゃ珍しいですが、機械船もあります)

えっ、動物みたいな生物に船をぶら下げるの? 可哀想じゃない? と思った方もいるかも知れません。ご安心下さい。アルスは人に非常に協力的なので、全然気にしてません。だから周りに機械を取り付けまくったアルス兵器なんてのもあるぐらいです。

 しかし、ここは人々の間でも意見の別れるところ。ある国は発達した機械文明を持ち、アルスにも機械を取り付け無理やり制御します。しかし別の国では、なるべくあるがままアルスを利用しようとしています。なかなか難しい所です。ちなみに機械を取り付けられても気にしていないというのは、アルス本人の談。(主人公と一緒にいるアルスは、何故か喋れます。何故?)

また、アルスは沈みます。人々を乗せているいないに関わらず、沈みます。アルスには寿命があり、寿命が尽きると雲海の底に沈むのです。そうして沈んでいく国がある為、アルストの人々は日々不安な毎日を送っています。本編中でも、沈んだ国の話や寿命の近い国の話があります。(DLCでは最終的に沈む国がメインで描かれています)雲海の底に何があるかについては、ぜひとも本編で。
また、雲海には満ち干きもあります。一部の国では、満ち干きによって行ける範囲が変わります。雲海羅針盤という、雲海の満ち干きが分かるアイテムもあります。かっこいい。

ちなみに主人公の職業は、雲海に潜って資材や古代文明の遺物などの回収や引き上げをするサルベージャー。潜水服のような衣装を身につけていて、ヘルメットが着いていたり、靴からスパイクが出せるようになっていたりします。OPでは雲海に潜る様子が見れますが、とても美しいです。

そしてアルストには、ある伝説があります。
「楽園伝説」と呼ばれるものです。雲海の中心には、「世界樹」が立っています。世界樹の上には、昼を夜に、雨を晴れにできる「楽園」があるというもの。昔は人々も神と一緒に楽園に暮らしていたのですが、ある日人は楽園を追われました。理由は分からないままです。

主人公は、そこを目指しています。が、楽園伝説はおとぎ話のようなもの。実際に信じている人はなかなかいません。終盤では、世界樹と楽園の真実が明らかになるのですが……かなり衝撃的でした。

という訳で、ここまでは舞台となるアルストについて説明しました。え? 分かりにくい? じゃあ図にしましょう。これがアルスト全図だ!!!!

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いや分かりにくい……(小声)

ま、雲海の上にデカい生物! 人はその上! 雲海の真ん中に世界樹! その上に楽園! って感じです。


「ブレイド」ってなんぞや? (すこ〜しだけネタバレ有)

まず最初に一言。ほんの少〜しだけネタバレがあります。ここまで読んで気になった方はぜひ!! 公式サイトへ!!!!

https://www.nintendo.co.jp/switch/adena/sp/index.html

人間の中には、亜種生命体「ブレイド」を生み出し、
その力を行使できる者がいる。
彼らはドライバーと呼ばれ、
ブレイドの持つ武器を共有する。
そしてパートナーとして互いに成長し、
運命を共にしていく。

「ゼノブレイド2」公式サイト内「同調」より
ドライバーは不思議な結晶「コアクリスタル」に触れることで、新たなブレイドを生み出す。
これを「ブレイド同調」とよぶ。
生み出されるブレイドの姿や能力、属性は一期一会。

「ゼノブレイド2」公式サイト内「同調」より

わからん。はい、図!!

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へー、なるほど? あれ、ドライバーじゃない人がコアクリスタルに触ったらどうなるの?

もちろん図があります。はい!

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最悪死にます。

ドライバー適性がないと、体に負担がめちゃんこかかります。なので、最悪死にます(二度目)。ちなみに軽い場合だと三日間鼻血が止まらなくなる、なんてこともあるそう。ドライバー適性があればいいので、モンスターがブレイドを連れていることもあります。びっくり。

ブレイドは、ドライバーがコアクリスタルに触れることで誕生します。人型だったり獣型だったり、なんかよく分かんなかったり。主人公の仲間になる「トラ」というキャラクターは、ドライバー適性がなかったため、人工ブレイド「ハナ」を作り出しました(行動力の化身)。メカっ娘です。3段階に変化します。かわいい。

他にも男の娘やらケモノやらいます。レアブレイドと呼ばれるものは、たくさんの有名な絵師さんたちがキャラクターデザインをなさっています。絵柄の再現もすごいです。同調で仲間になるレアブレイドの推しはイダテン。フォルムがかわいい。めっちゃ食う。丸い。めっちゃ食う。マジめっちゃ食う。

そしてブレイドは、武器を生み出します。その武器も様々。刀とかボールとかキャノンとかあります。青い炎を出す蛇腹剣とか、めちゃくちゃかっこいいです。ブレイドが生み出した武器は、基本的にドライバーが使います。しかし必殺技を使う時は、共同で武器を使います! 激アツ! しかもイベントシーン中に、戦闘と同じ技を使ったりします。熱い!! (ちなみに昔はブレイドが武器を使っており、ドライバーとブレイドの関係は希薄だったという設定。DLCは過去の話なので、この辺に触れられています) 戦闘中ブレイドは何をしているかというと、「アーツ」というものを使ってドライバーをサポートしています。また、ブレイドはドライバーとあまり離れると力を発揮出来なくなります。なので、基本的にはいつも一緒です。

ブレイドの力は強力です。それぞれのブレイドが持つ属性の力を操ることができたりとかします。その為、ある国では街中で同調に挑戦する人を探していたりします。同調に成功すれば、兵役がありますがドライバーは重用されます。失敗すれば危険ですが、家族を支えるためと挑戦する人もいます。こういった設定が、私は非常に好きです。ゲーム内ではクエストで、兵役に行くことになった人のストーリーがあります。

さらにすごい点があります。ブレイドの形は様々ですが、みんなコアがあります。形も結構いろいろ。(基本的に青色。一部例外あり)そのコアを破壊されない限り、傷を再生するのです! すごい!

しかしコアを破壊されたら、コアクリスタルに戻ります。そしてドライバーが死んでも、コアクリスタルに戻ります。ちょっと図でまとめてみましょう。

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ブレイドは、ドライバーが死んでしまえば、自分も死んでしまう。だからかどうかは知りませんが、ブレイドはみんなドライバーに友好的です。多分。

コアクリスタルに戻ったその後は? と思うかもしれません。コアクリスタルに戻った直後は、輝きを失っています。しかし、時間が経てば再び青色になり、同調できるようになります。ただしコアの損傷が激しいと、もう同調はできません。

ブレイドと人の関わり方とその多様性(重大なネタバレ有)

ドライバーとブレイドの関係性は様々。家族や親代わりだったり、パートナーや相棒、恋人なんて人も。主従に近かったり、ドライバーがブレイドを奴隷のように扱うこともあります。

ブレイドと人の関係性を書くにあたって、かなり重大なネタバレがあります。できれば知らないまま楽しんで欲しいです。が、エモさ極めた設定であることも事実。興味を持った方はこのまま引き返して、ぜひゲームをプレイするか、「世界観以外の魅力、ざっくり総まとめ! 」のところまで飛ばしてください。










先程、ブレイドがコアクリスタルに戻ったあと、時間が経てば再び同調できると書きました。ええ、できます。記憶を失くしますが。

ブレイドは、コアクリスタルに戻ると記憶を失います。だから、たくさんのブレイドとドライバーが関係性に悩んでいます。

例えば昔仲間だったブレイドが、記憶を失くして敵として現れたり。例えば、過去の自分の日記を見つけ、以前のドライバーと恋仲だったことを知ったり。

さらに先程書きましたが、ブレイドはコアを破壊されてもドライバーが死んでもコアクリスタルに戻ります。

それだから、ブレイドは従属するものとして扱われる。ブレイドの方が、優れた存在であるはずなのに。そんな風に考えているキャラクターもいます。

記憶が消えることを気にしないキャラクターもいます。例えば、カグツチというブレイド。彼女は、「スペルビアの宝珠」と呼ばれ、スペルビア帝国の特別なブレイドです。それゆえ、彼女が書いた日記は公的に保管され、500年前の記憶さえ遡ることができます。だから気にしないのかどうかは分かりませんが、私はそう思ってしまいます。

他にも、スザクというブレイドもいます。このブレイドは最推しなので、めちゃくちゃ書きます。許して下さい。

スザクは、主人公が父親のように慕っていたキャラクターから受け継ぐことになるブレイドです。動物型に近い人型で、武器はツインサイス。性別は不明、属性は風で、カラフルな羽が綺麗です。主人公と同調したことで、前のドライバーの記憶は失っています。しかし、前のドライバーの話をしただけで、コアクリスタルは奪われたのではなく、譲り受けたのだと察してみせました。また、関係があるのかは分かりませんが、前のドライバーと口調が似ています。泣かせに来おる……。

そして何より、同調後に前のドライバーの話を聞いた後の、このセリフ。

『その者の遺志を継ぐことが俺がすべきこと
 俺はブレイドをそういうモノと考えている』

かっこいい。かっこいい!!!!!! お前、本当にかっこいいよ……。

それから、スザクの代名詞とも言えるこのセリフ。

『俺は生まれた時からスザクだ! 』

たくさんのブレイドたちが悩む中、このセリフが胸に突き刺さります。かっこいい。前のドライバー、ヴァンダムさんも同じように名乗っていました。泣く。スザクとのキズナトークも最高です。やばい。

ちなみにスザク、性別不明ですが、声は男性。喋り方も男性的ですが、体はすっごい女性的。くびれとへそがやばいです。すき。

さて、ブレイドと人の関係性に話を戻します。大分前に話に上げた、人工ブレイド「ハナ」。彼女もまたドライバーとの関係性に悩みます。なぜなら彼女は機械だから。どう足掻いたって、ドライバーは先に死ぬし、機械は壊れるまで死なない。置いていかれたくないと苦しみます。

そして何より避けて通れ無いのが、「マンイーター」と「ブレイドイーター」の話。「マンイーター」は人の細胞と融合したブレイドで、「ブレイドイーター」はコアを取り込んだ人間。どちらも青と赤の混ざりあったコアが特徴です。また、マンイーターは拒絶反応が出ることがあり、ブレイドイーターは特殊な技術が必要なため、どちらも数は少ないです。そして、どちらも普通の人間よりも寿命が非常に長い。

あるブレイドは幼い少女と偶然同調してから、父親代わりのように生きてきました。ドライバーが大きくなるうち、傭兵として過ごすようになります。そして以前の自分が書いた日記と、以前のドライバーとの写真を見つけました。どうやら夫婦であったこと、いずれ彼女を忘れてしまうという悩み、そしてドライバーのことを忘れずに居られる方法が書いてありました。それからそう遠くないうち、ドライバーは亡くなりました。あなたとの絆が消えるのが怖いと言いながら。そのブレイドは、マンイーターになりました。

こんなブレイドもいます。そのブレイドは、ある領主のもとで暮らしていました。領主には、娘がいました。その娘は重い病にかかり、亡くなってしまいます。領主は、あることを思いつきます。ブレイドに、娘の細胞を移植してしまおうというのです。そのブレイドは、マンイーターになりました。領主は自分のことを父と呼ぶよう言いました。やがて領主は亡くなり、そのブレイドは人喰いブレイドとして追われることになりました。


ブレイドとアルスの関係性(重大なネタバレ有)

これまたバレ有りです。でも結構さらっとした内容。


ブレイドは、コアクリスタルから生まれます。では、そのコアクリスタルはどこから来るのでしょうか?

正解は、アルスの体内です。あれ、じゃあアルスはどこから来たの?

命が完全に尽きたブレイドは、アルスの体内に還ります。そして、いずれアルスに変態します。

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つまりこの図のように、ずっとずっと巡っていくのです。昔はこの考えは多くの人に知られていて、ある国ではこの循環を、アルスを大切にしていました。しかし、ゼノブレイド2本編の時間軸ではあまり知られていません。


世界観以外の魅力、ざっくり総まとめ!(ネタバレ無いよ!!)

見出し通りです。

まずはストーリー。敵も味方も魅力的なキャラクターばっかり! 楽園を目指す主人公とヒロインの、王道ボーイミーツガール! さらに雲海の下に何があるのか、楽園とは、世界樹とは、神とはという答えが、全てあります!さらにさらに、ここには書かれていないブレイドとアルスの秘密も!

そして、戦闘やらなんやらの掛け合い! めちゃくちゃ多い! 朝になった時とか夜になったとき、好物を渡した時とか、セリフ量めちゃくちゃあります! 特に戦闘後の掛け合いは、オフィシャルアートワークス(A4版)にぎっしり8ページ! DLCも含めると10ページ! ちなみに私が一番好きなのは(プレイした人の多くが好きだと思いますが)DLCのこれ!

「今日の食事当番は俺だが、何が要望はあるか? 」
「お肉! 」
「わかった。野菜にしよう」
「ちょっと!? 」

笑顔になります、これ。おにく! の声のアホっぽさと食い気味の野菜にしようがめちゃくちゃ笑いを誘うんですよ。ぜひプレイして聞いてみて下さい!

フィールド! めちゃくちゃ広い! 超きれい! 走り回ってるだけで楽しい! 各アルスごとにかなり雰囲気が違ってすごい! 秘境は特に映える!

戦闘! 最初はちょっと要素が少ないけど、進めるとめちゃくちゃ楽しい! でも慣れるまで時間かかる! 公式サイトでチュートリアルのまとめ見れるよ!

ブレイド! めちゃくちゃ良いキャラばっかり! ヤンデレ! 高飛車百合っ子! 鳥っ娘! ツンデレ! スイーツ男子! ゴツめの見た目した萌えキャラ!  声優さんも有名な方ばっかりです! 各ブレイドごとにクエストあります! 掘り下げられます!

音楽! 最高! めちゃくちゃ曲多くない!? 好きな曲いっぱい! 特に「戦闘!!/イーラ」「スペルビア帝国〜赤土を駆け抜けて〜」「Counterattack」「ドライバー VS」「雷轟! アルティメット」あたりはめちゃくちゃかっこいい!! 曲だけでもいいのでぜひ聞いてみて欲しいです!! 「戦闘!!/イーラ」は、通常の戦闘曲とは思えないぐらいのかっこよさ! めちゃくちゃジャジーで、超オシャレ!「スペルビア帝国〜赤土を駆け抜けて〜」 は、ピアノのところが最高に好き! かっこいい! 他にもゲーム本編で流れるシーンとバッチリあってて印象深い曲とか、挿入歌とかエンディングの歌とかめちゃくちゃ良い!

最後にちょっとだけ嫌な点! アイテム! バラけるな!!見づらいマップ! スペルビアの廃工場!! お前のことだぞ!! 戦闘! 慣れるまで訳分からん!! 


ゼノブレイド2は楽しいのでぜひ!! ぜひ遊んで下さい!!!! ゼノブレイド2もゼノブレイドのリマスターもカタログチケットの対象です!

https://ec.nintendo.com/JP/ja/pretickets/70020000000021

DLCのパッケージ版も出ていて、そちらから遊ぶこともできます!!

ぜひ!! 遊んで下さい!! 楽しいです!





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