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新概念「BMS」みなさん、わかりますか?

冒頭から煽っている形になってしまってすんません。

私は今日初めてBMSという概念に触れました。それもそのはず。BMSというのは、Block Management Systemのことで、今流行りのNoCodeに関連する言葉です。

生みの親は、顧客体験プラットフォーム「KARTE」を提供する株式会社プレイドさん。

今回は、軽くNoCodeという概念に触れ、BMS、KARTE、そしてプレイドさんが提供する新サービス「KARTE Blocks」についてご紹介したいと思います。

NoCodeとは何か

単純にこれは名前の通りで、No(いらない)Code(コードが)というもの。本来、webサイトを作るにしてもモバイルアプリケーションを作るにしても、プログラムを書くことができないと制作することはできません。

そのため、当然ですが、弊社のような会社(デジタルクリエイティブカンパニーと自称しています)がコーディングをして、クライアント様が作り上げたいものを制作するという形になっていました。

しかし、これもまた当然のことですが、時代が進化することによって、プログラミングは特別な技術では無くなり、より多くの人が使えるようになりました。

この動きはプログラミングだけではなく、それこそYouTubeやTikTokに投稿する動画の編集技術でも起きています。俗に言う、民主化って言う動きですね。

つまり、専門的な難しい技術に関してはまだまだ未熟者には扱うことができないかもしれませんが、より簡単な制作に関してはどんな素人でも直感的に作ることができるようになっているということです。

それこそが、NoCodeという概念です。

これは弊社のような会社にとっては脅威とも取れますが、一旦のところは弊社としても脅威としては認識していません。それに関しては以前に記したこちらのnoteにてお伝えしています。

ちなみに、NoCodeについてもっと詳しく知りたい方や、NoCodeを実際に行ってみたいという方はこちらのnoteでとてもわかりやすくまとめられていたので、ぜひご覧になってみてください。

さて、話がそれましたが、ここまでがNoCodeという概念についてです。

ここからは、BMSについてご紹介したいと思います。

BMSとは何か

BMSとは上述した通り、Block Management Systemのことです。

「いや、それがなんやね〜ん」

って感じですよね。この概念は、「コードをブロックという形で捉えてプログラムできるようにしよう」というものです。まあ、それでも「ハテナ?」っていう感じですよね。

私も、いまいちなんのことだかわかっていませんでした。

概念自体については言葉だけで一旦理解しておいてもらって、実際にBMSを体現しているサービス「KARTE Blocks」の紹介をしていきたいと思います。

KARTE Blocksとは何か

KARTE Blocksは、株式会社プレイドが提供(2020年7月現在はクローズドβ版)しているBMSのサービスです。

こちらのサイトから紹介動画を見ることができるので、まずはそちらをご覧になっていただいて、戻ってきていただけるとわかりやすいかと思います。

このサービスは、webサイト中に一行のscryptを書き込むだけで、サイトの構成要素をブロック単位に分解し、ブロックごとに編集・更新を行うことができるというもの。

今までは、コードを読み、該当部分をプログラミングによって書き換える必要性があったものを、視覚的にサイトを捉え、変更したい部分をコーディングなしで編集することができるようになったというイメージですね。

KARTE Blocksを利用するメリット

正直、このサービスには大量の使用メリットが含まれています。

以下に列挙してみましょう。


プログラミング未習熟者でもサイトの変更が可能

これはかなり大きなメリットと言えるでしょう。

「うわ、ここ変えたいな。更新したいな。でも、作ってもらったあの人(会社)に連絡しないと。時間かかりそうだなあ。でも自分じゃできないし。困ったなあ」

なんてことは、往々にしてあることです。

弊社の場合は、テクニカルパートナーシップというものを企業様と結んでおり、制作したサイトの修正など(大幅な変更は例外として)は無償で行っているので、よくお声がけはいただくのですが、どうしても修正にはお金がかかってしまうものです。

それらの悩みを解消してくれるのが同サービスと言えるでしょう。


定期的なABテストが可能に

上記のメリットの続きにはなりますが、修正したいタイミングでいつでも修正が可能なので、サイトのABテストを頻繁に行うことができます。

「この画像とこの画像だったら、どっちの方が反応率はいいんやろう?」

「この文言にした方が問い合わせ数増えるんちゃう?」

こんな感じの考えは誰しもが持つはず(決めつけはよくないですね。でも持っていないと厳しそう)なので、ブロック毎に修正が簡単に出来るのは魅力的です。


サイトのパーソナライズが可能

これは正直言って、ほんまにすごいです。

同サービスは、来訪するユーザーの特性(初来訪、5回目の来訪、etc...)に合わせて表示させる画面を変更することができる仕様です。

どういうことかというと、人によって表示させる画面に変化を持たせることができるってことです。

同社が提供するKARTEというサービス(以下で簡単に紹介します)は、サイトへの来訪者の特性をリアルタイムで教えてくれるというものです。また、あるページでの滞在時間などから、そのユーザーが何を考えているのかを大まかに把握し、その後のサイトのアップデートに役立たせることができるのです。

その技術を生かし、来訪するユーザーの特性に合わせて、パーソナライズさせたページの表示が可能になっています。

購入率や回遊率が格段に上がりそう…すごいです。


他にもメリットがいっぱいあるみたいなんで、ぜひサ同サービスのサイトをご覧になってみてください。

では、簡単に同社が提供するKARTEについてご紹介いたします。

KARTEとは何か

KARTEは同社が提供しているリアルタイムな顧客情報がわかるサービスです。上述しましたが、ユーザーの特性を即時的に導き出し、そのタイミングでユーザーが何を考えているのかを割り出し、データ化して顧客目線のサイト構築を目指していくというものです。

CXプラットフォームと銘打っているように、「いかに顧客目線でサービスを提供することができるのか」を考えて作られたサービスと言えるでしょう。

業界が徐々に変わりだしていく中で、BMSはどうなるのかと、まとめ

先日、こちらのnoteでもAmazonが提供するNoCodeサービスについてご紹介し、「制作会社は不要である」という結論を導き出しました。

WiXをはじめとするさまざまなNoCodeサービスが誕生していく中で、ただのwebサイトやモバイルアプリケーションを制作するだけの会社は存在価値が無くなってきています。

解決方法は世の中に溢れかえってきているのです。

これは制作会社だけでなく、さまざまな業界でも言えることです。

AIが台頭してきている。暇を潰すにはYouTubeやNetflixなどの動画プラットフォームの中から好きなものを選べばいい。食事だって、UberEatsを使えば家にいてどんなものでも食べることができる。

そんな時代に、人がわざわざ機械でもできるようなことをする必要性はないのです。だって、人件費がかかるんですから。

運転だって、いずれTeslaをはじめとする自動運転技術が当たり前になれば、不要になるんです。

では、我々のようなデジタルクリエイティブカンパニーはどう生きていくのか。

答えは2つで、課題を発見することと、ストーリー性を生み出すことです。これらの領域は、AIには到底難しい技術だと思いますし、過去の集積から解法を導き出す人工知能にはなかなかできないことだと思います。

私たちは、御用聞きの会社ではありません。

自らの意思を持ち、作りたいものを作り、世の中の誰もが見たことない、みんなをハッピーにさせるデジタルサービスを作る会社です。

だからこそ、今回取り上げたようなNoCodeやLowCodeと言われる領域は、競合には当たりません。むしろ、私たちの仕事やミッションを後押ししてくれるものだからです。

これから、多くの制作会社は消えていくでしょう。

そんな中で、私たちはどう生きていくのか。ぜひ見守って行っていただけると幸いです。

しらんけど。

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