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コラム「新風」🌻 矜持



フォトグラファーの北山さとです。

「とっておきの京都手帖」、編集・撮影を担当しています。


皆さま、コラムで笑っていただいてありがとうございます。





光る背



今日7月31日で、いよいよすべての祇園会が終わる。

祇園祭を下支えする人たちが眩しい。

「西御座」を渡御する錦神輿会
7月17日



八坂神社の神紋は、「唐花からはな木瓜もっこうもんと「ともえもんが組み合わせられている。




唐花からはな木瓜もっこう」は、キュウリの切り口の模様に似ていることから、祇園祭の間、祇園祭の関係者や氏子たちは願掛けの意味もこめ、キュウリを口にしないといわれている。



「タマ」を確認する「確かな手」
鷹山


巡行に向けて黙々と


てこの原理で鉾を持ち上げ「タマ」を浮かせている


「蘇民将来之子孫也」




昔、インドの祇園精舎しょうじゃの守護神である牛頭ごず天王が、南海を旅した時、貧しいながら一夜の宿を貸し丁重にもてなした蘇民将来そみんしょうらいに感謝し、「蘇民将来之子孫也」と記した護符を授けた。



この故事が夏越祓なごしばらいや厄除けのお守りの淵源えんげんとなっている。






1ヶ月間にわたる諸行事一つ一つが、人から人へと継承されていく。





そして最後に、その背にも感謝。

毎年約2000人のボランティアスタッフが清掃活動をしている
7月15日と16日に活動する






<参考> 八坂神社公式サイト





<(c)2024   文・撮影 北山さと 無断転載禁止>




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