美しい宿泊施設-02-千里阪急ホテル
しおやです。
今回は美しい宿泊施設シリーズです。
01は台湾のザ・ラルーでした。
海外の宿泊施設を書きかけているのがあるのですが、最近行った大阪の千里阪急ホテルについて。
設計は浦辺鎮太郎(うらべ しずたろう、1909年 - 1991年)の設計事務所です。
私自身が昔、持病のことで阪大病院に定期的に通っていた時は、千里中央駅からバスで行っていました。そのため千里中央駅は親しみがありますが、こんなに素敵なホテルがあるのを知ったのは恥ずかしながら最近です。きっかけはこの塩谷(しおたに)さんのツイートです。
マイルで伊丹空港へ行けること、ホテル閉館が迫るということ、旅行支援が使えて手頃価格で泊まれるということ、豊中在住の友人と会うという色々なことが重なって泊まってきました。
あと全然関係無いですが、Twitterでは塩谷とか、太一とか、同姓や同名の方をフォローしがちです。笑
ホテル概要
googlemapから拝借した空撮です。左手に地下鉄御堂筋線の千里中央駅で、下の左右に走っているモノレールの駅もあります。モノレールは伊丹空港や万博公園につながります。
1970年大阪万博開催と時を同じくして開業した「リゾートホテル」という位置付けだったようです。
建物の配置も美しく、ゆるいカーブでプールなどの中庭を囲っているのが特徴的です。プールの形も曲線です。
美しく作られた模型が展示されていました。現在の形はこれよりかなり増築されています。模型は1976までの状態とのこと。
ホテル到着
夜に到着したのですが、敷地への入り方が緩やかで、可愛らしいゲートに誘われます。
チェックインして部屋へ向かいます。
エレベーターの朱色系の赤や、部屋の抹茶緑、浴室のサーモンピンク(写真は無いですが)など、色使いが少し古めのホテル風ですが、良く言うとレトロな感じの演出が心地よいです。
部屋はツインで、景色が良い部屋ではありませんでした。
ホテル散策
あくる日はホテル内を散策しました。
アーチや曲線、たまに八角形のデザインボキャブラリーが至る所に見られます。お金も手間もかかっているのが分かります。
写真が美しい紹介サイトがありました。
スカルパ(イタリアの建築家、カルロ・スカルパ Carlo Scarpa 1906年 - 1978年)を感じるという表現をしていますが、勤めていた事務所で書いた記事を見ていただくとなんとなく感じていただけるのではないでしょうか。
万博もあって、モノレールやホテルが開発されていった時代背景もありますが、上質なホテルが50年続いているのはとても素晴らしいことだと思います。
写真は一部で、他にも素晴らしいところが随所にあります。是非泊まりに行ってみて下さい。
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