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言葉を与えられ、小さな物語になった写真たちです。
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アースブルー

アースブルー

青色の花や果実が少ないのは
海と空とが青色の絵の具を
ほとんど使ってしまったからなのかな。

すこしくすんだ青
低めのトーンの青

そんな優しい色に癒されるのは
あまりにも近いところにある空を
重ねているからかもしれない。

空の色、大地の色。
身近にある優しい地球の色から
あらためて世界の彩りを眺められる。

そんなうっとりした時間を
感じて、包まれて、癒されて。

春色の味方

春色の味方

優しい季節が顔を出した街は気持ちが良くて、
いつもより遠くまで散歩に来てしまった。

通り慣れない道の新鮮さと、
まだ咲いたばかりの花たちの嬉しそうな顔に
心も足もふわふわと軽くなる。

柔らかい陽射し、
あたたかい風、
澄んだ青空と桜。

見つけた春色をぜんぶ味方にして
今日も心のままに進んでいこう。

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物語3つ目。
自分の語彙の少なさに辟易します。

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Break Time.

Break Time.

" いつも おつかれさま。"

毎日フル回転で働いてくれている、頭と心をやすめる時間。

思い通りにいくことなんかほとんどなくて、
悩んで考えてばかりの毎日だけれど

気分にあわせたコーヒーに、あまい角砂糖を溶かして
自分のまわりを好きなものだけで埋めたこの時間は、
穏やかにゆっくりと流れてくれる。

一息ついて、
" なんだかんだ、頑張ってるじゃん、わたし "
" 今日もがんばってよかったな。明

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春の予感

春の予感

花が咲いて、空があたたかくて、街の景色がやわらかい。

だんだんと心まであたたかくなってくる、
春の訪れを感じられるこの季節がとても好きだ。

川沿いには、桃色のつぼみと雲一つない青空。
公園のベンチには、ぽかぽかしたひだまりとゆったり流れる時間。

まだ少しだけ冷たい風に、いっそう春を予感させられて。

少し前まで頭を占領していた悩み事も、そこはかとない不安も、
優しい景色に包まれてどこか遠くに

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