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【番外編: わたしの実践】 オンライン留学に必要な英語力 ―オンラインで海外大学院に行こう! マガジン #12

こんにちは。
岸 志帆莉です。

このマガジンでは、「オンラインで海外の大学院に行く」というテーマで定期的に情報をお届けしています。

前回まで「海外の大学院で必要となる英語力と対策」というテーマで4回にわたってお届けしてきました。

今回は少し趣向を変えて、これまでに私が実践してきた英語の学習方法をシェアしたいと思います。

私の実践 ―日本での生活を英語化する

私はこれまで基本的に日本で英語を学んできました。海外に住んだことはありますが、英語圏に暮らしたことはありません。義務教育から大学(学部)まで日本の学校に通い、大人になるまでほとんど日本語の環境で過ごしてきました。

そんな私ですが、イギリスの大学院を卒業し、外資系企業に10年以上勤務してきました。こうお話しすると「かなりがんばってきた人」と誤解されがちなのですが、私としてはあまり「がんばってきた」感覚はありません。むしろ生活のなかで楽しみながら英語に触れてきた結果、仕事や学業に使える英語が自然と身についていたという感覚です。具体的には次のようなことを心がけてきました。
 
・生活空間を英語化する
・日本のなかの「海外」に身を置く
・オンラインをフル活用する
 
一つひとつお話ししていきます。

生活空間を英語化する

まず普段の生活環境をできるだけ英語化してきました。

たとえばSNSで英語圏のメディアや著名人をフォローすると、スマホを開くたびに英語のフィードが大量に飛び込んでくるようになります。またテレビは副音声(英語)にしたり、映画は字幕で視聴したり、英字新聞を購読したり、洋書はできるだけ原書で読んだり。英語のポッドキャストや洋楽もよく聴いてきました。子育てがはじまってからは、子どもと一緒にナースリーライム(童謡)や英語の絵本を楽しんでいます。こうした方法を取り入れることで、日本に暮らしながら生活を極力「英語化」することができます。生活のなかで自然に英語と触れられる環境をつくること、それが生活の英語化の第一歩です。

日本のなかの「海外」に身を置く

また日本のなかの「海外」とできるだけ接点を持つようにしてきました。たとえば国際交流フェスティバルやイベント、外国人居住者のコミュニティ、外国人の方が経営するお店やレストランなど、海外の文化に触れられる場所は国内にたくさんあります。

これらのコミュニティに関する情報はインターネットやSNSで手に入ります。たとえばMeetupは海外で多く使われているコミュニティ検索サイトです。居住地や関心分野をキーワードにさまざまなコミュニティを検索できます。Eventbriteは海外で利用者が多いイベント検索サイトです。日本国内で開催されているインターナショナルなイベントを検索することができます。

また仕事や学業のように、生活の大半を占めるものごとを英語化するやり方もあります。

たとえば海外と関わる部署で働くのもひとつの方法です。学生なら英語で授業を取ってみるのもおすすめです。調べ物に海外の文献を取り入れてみるのもいいでしょう。そうした積み重ねにより英語の使用率は飛躍的に上がります。私も学生時代には留学生向けの授業を取っていたことがあります。留学の疑似体験ができますし、なにより留学生の友達が増えるのが楽しみでした。 もちろん人によってはなかなか実行しづらい部分もあると思いますが、自分ならどんな工夫ができるか考えてみるのも楽しいかもしれません。

オンラインをフル活用する

さらにオンラインをフル活用することで英語との接点を最大化できます。今はインターネット上に良質な英語コンテンツがあふれています。海外ドラマやポッドキャスト、ミュージックビデオやSNSなど、好みにあわせて生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。英語で何かのコースを受講してみるのもおすすめです。たとえばMOOCs(大規模公開オンライン講座)では海外大学の授業を無料で受けることができます。こうした無料のオンラインコースについては下の記事で詳しく触れています。

今日は私自身のこれまでの英語学習についてご紹介してきました。なにか一つでもご参考になりそうなものはあったでしょうか。

ちなみにこれらは、私がこれまでの人生で少しずつ実践してきたアイデアを一度にご紹介したものです。これら全てを同時進行で実践してきたわけではありませんので、その点は申し添えておきます(私自身にもそれは不可能です。。)

英語学習は長期戦です。ご自身にあったやり方を見つけ、無理なく実践していってくださいね。

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このたび、私のnoteで連載してきた「オンラインで海外大学院に行こう!」マガジンが書籍になりました。

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