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家族や職場の理解を得よう ―オンラインで海外大学院に行こう! マガジン #37

こんにちは。
岸 志帆莉です。

このマガジンでは、「オンラインで海外の大学院に行く」というテーマで定期的に情報をお届けしています。

社会人が大学院進学について考えるとき、家族や職場の理解と協力は欠かせません。そこで今日は家族や職場の人々とのコミュニケーションをテーマに考えてみたいと思います。


家族(パートナー)とのコミュニケーション

家庭を持つ方(あるいは同居家族がいる方)は、まず家族との調整について考えてみてはいかがでしょうか。とくに大学院への進学後は時間の使い方が大きく変わります。もちろん金銭的な問題もあります。夫や妻(パートナー)の理解は欠かせません。

そこでまずはパートナーに大学院進学の計画について相談するところからはじめてみましょう。実際に話をする前に、まずは自分自身で次の点を整理してみることをおすすめします。

【家族(パートナー)と事前に共有しておきたいこと】
①    何を学ぶのか(専攻分野等)
②    学習目的・動機(家族にとってのメリットも含む)
③    進学先
④    学習にかかる期間(○○年○月~○○年○月 見込み)
⑤    学習にかかる費用の総額
⑥    費用の捻出プラン
⑦    家族に協力をお願いしたいこと
⑧    自分にできること
(例:夏休み期間中は家事を多めにやる、保育園の送り迎えと○○の家事はこちらがやる 等)

②の「学習目的」については、自分自身だけでなく家族にとってのメリットもぜひ考えてみてください。相手の理解を得られやすくなるだけでなく、自分自身のモチベーションにもつながるはずです。

家族の今後について話し合う ―家族の5ヶ年計画

そのうえで今後の計画についてパートナーと話し合ってみましょう。今から5年後くらいまでを目処に、将来の希望や想定されるライフイベントなど、一度すべて卓上に出してみることをおすすめします。それぞれどんなキャリアプランを思い描いているのか、家族計画についてはどんなふうに考えているのか、あらかじめ話し合っておくことでいろいろ見えてくるものがあります。また互いの勝負どころやライフイベントが重なったときにあらかじめ協力しあう体制を作ることもできます。

夫婦間で解決できそうにないことがあれば、外注を視野に入れてもいいかもしれません。もちろん未来を完全に予測することはできませんが、わかっている部分だけでも話し合うことでいろいろな備えができます。

家庭との両立については、下の記事でもお話ししています:

職場との調整について考える

仕事をしている社会人の方は、職場との調整についても考えていきましょう。とくに残業や出張が多い人は一時的に働き方を見直す必要があるかもしれません。また上司に推薦状をお願いする場合、進学の目的について正しく理解してもらうことも欠かせないステップです。

職場と話をする前に整理したいポイントもまとめてみました。

【職場と事前に共有しておきたいこと】
①    何を学ぶのか(専攻分野等)
②    学習目的・動機(職場にとってのメリットも含む)
③    進学先
④ 取得見込み学位・資格
⑤    学習にかかる期間(○○年○月~○○年○月 見込み)
⑥ 進学により得られる成長、および職場への還元プラン
⑦    職場に協力をお願いしたいこと
(例:休日出勤を減らしたい、自分が休んでもチームが回る体制づくりについて相談したい)
⑧    自分にできること、就学中も積極的にやっていきたいこと
(例: 業務の効率化に向けて努力したい、学んだ知識を積極的に還元したい等)

ここでも家族のときと同様、あなたの進学が職場側にもたらすメリットについて考えてみることをおすすめします。そうすることでより上司や職場の理解を得やすくなるはずです。

「お客様にただシステムを提案するだけでなく、導入後の効果までを見通したコンサルティングができるようになりたい」
「採用の現場で培ってきたノウハウに加えて経営視点を身につけることで、より会社の戦略に沿った判断ができるようになりたい」

こんなふうに会社への貢献と進学動機がリンクしていれば、職場の方々もきっとあなたの決断を応援してくれることでしょう。

仕事との両立については、下の記事でもくわしくお話ししています:

周囲の大切な人々の理解を得ながら、学業と生活をうまく両立させていきたいですね。

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