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【エッセイ】プロの読者になりたい(999文字)

先日同人誌の宣伝をしたところ、予想以上のご注文を頂いた。

それだけでも嬉しいのに、その後沢山の書評まで頂き、涙がちょちょぎれそうなほど感動している。
こんな贅沢あっていいのかしら。

頂いた書評は何度も舐めるように読み返している。
忙しい日々の合間を縫って作品と向き合ってくれたことが伝わってくる。
本当に感謝してもしきれない。

そして思った。

私もプロの読者になりたい。

noteには文章が溢れており、活字中毒の私には天国のような場所である。
しかし、一日中noteに張り付いているわけにもいかない。

フォローさせてもらっている方のご投稿だけでも相当数あり、それらすべてに目を通すのは至難の業。でも読みたい。交流もしたい。
仕方がないから通勤時間や昼休みにササッと読んでコメントを残そう。

枝折 心の声

こーんな失礼極まりない姿勢でいたことを、告白いたします。
いや、本当にお恥ずかしい。

正直、読むことは書くことと同じくらい、いやそれ以上にエネルギーが必要だと思う。勿論楽しいのだけれど。

情報過多のこの時代、脳のキャパシティーに余裕は無し。
そんなパンパンの脳に文章を詰め込んで、自分なりに消化して、気の利いたコメントを生み出す。相当の大仕事である。

noteにいる皆さまはこの大仕事を難なくやっていると思っていたが、きっとそうではないのだろう。
エネルギーを消費し、身を切りながら”読者”をやっているのだと思う。
(大げさな表現かもしれないが)

結局はどれだけ人の作品に誠実に向き合っているか。

真心のこもった書評をいただいて、心から嬉しかった。
同時に、心から反省した。
自分はこんな風に人の文章に真摯に向き合ってこなかった、と。

やはり、すべての投稿に目を通すことは難しい。
でも、自分が「読む」と決めたものに対しては、絶対に中途半端な読み方はしないと決めた。
電車のつり革を掴みながらスマホで読んでいるとしても、心の中では背筋を伸ばして正座しよう。
心配事があっても、読んでいる瞬間だけはその世界に入りこもう。

それが生みの苦しみを経て作品を世に出した書き手に対する当然の礼儀。

「読者道」とでも言うのだろうか。
いつかプロと名乗れるように、この道を極めていきたいと思う。

宝物たち!!!!!

最後に、勝手ながら頂いたご感想たちを貼り付けさせていただく。
私が読み返してひとりでニヤニヤする用です。
改めて、本当にありがとうございました。
一生大事にします。


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