見出し画像

凡人が突き抜けるには?



劣等感や同期いち落ちこぼれから、どうやって這い上がったのか。
自信に満ち溢れているというよりも、今の自分に自信がないとか価値がないと思っている方に読んでもらえると嬉しいです!!

まず…今の私を知る人には良く驚かれるんですが、私は本当に強い凡人コンプレックスを持ち、寧ろ新卒の時は劣等生。
でも、あることを意識してからは、少しずつ人生が好転していっている実感があるためその鍵をお伝えします。

22歳:同期1番の落ちこぼれ

・インターンシップを緩く複数分散させて取り組むが大きな成果なし
・マーケティングのベンチャーに入社するも同期1番の落ちこぼれ
※体重的には寧ろこの頃の方がやせていたのですが、姿勢や雰囲気が今と全く違うと言われます。笑

そこから少しずつ変わるために何を行ったかというと、少しずつ、自分の、人生を通して取り組みたいことや、価値を提供したい人やチームが明確にして絞って言ったことが大きいと考えています。

自分のコア価値を決めて絞る

①起業 株式会社まーけっち創業

大手メーカーなど数々の事業支援を通じて、
適切な顧客/ユーザ―リサーチをしないがために
数億~数十億の損失に繋がる新規事業の失敗を目の当たりに。

質の高いリサーチを提供できるようプロモーションリサーチという手法を考案して、26歳で当時の貯金のすべて1,000万円を投じ、創業。

②順調に伸びている会社の社長の座を降りる覚悟でWEIN参画

ここにきて、本当に自分が支援したいのは「めちゃくちゃ社会的インパクトを出す可能性が高い人」と明確化出来てきていたため、当時ファンドが崩壊したばかりのWEINの第2創業に飛び乗りました。

※WEIN Group代表 溝口勇児

延べ数百人を超えるトップアスリートや著名人のカラダ作りを担う。
2012年、国内No1ヘルスケア&フィットネスアプリを運営するFiNC(現:FiNC Technologies)を創業し、FiNCアプリは累計約1,000万ダウンロードを記録。
FiNCにて総額150億円超の資金調達を行うも、「もっと顧客やプロダクトに向き合いたかったが、多くの時間を資金集めに費やざるを得なかった」という葛藤があった。 また、在任時の多忙な中でも、起業家支援のコミュニティの取り組み(FOUNDERS)等を通して、多くの起業家に、自らの経験に基づく知見や投資など支援を行い、日本の挑戦・支援に関する課題を実感。 2020年に21世紀の課題である孤独や退屈や不安をなくし、Well-beingな社会を創る為にWEINを創業。


どうしてそんな絞り方が出来たかは、タイミングの運もあったので、下記に詳しく書いています。

※結局、グループシナジーが生める良きビジネスだったと溝口が買収後にPLを見て、引き続き私が代表として、引き続きまーけっちをけん引させていただくことになりました。笑 ラッキー。


 アフター 32歳 WEIN参画2年後

・最年少で事業部を立ち上げ、アンケートアプリの若年層国内ナンバーワンを達成。
・顧客リサーチの課題を痛感し、当時の貯金の1000万円をすべて投じ、“株式会社まーけっち”を創業。 大手企業・国家機関・スタートアップなど100社以上の支援を行い、講演実績も多数。
・2021年より、ブレイキングダウンなども担うWEIN Group/株式会社BackStageのCHRO(最高人材責任者)に就任。

なんだか強そうなキャリア担ってきました・・!
参画して、2年経った今、強いリーダーやトップ、そうなる可能性が高い人のフォローをすることがいちばん自分の介在価値が大きく、そんな人が「突き抜けたいけど困ったなら山中さんに相談する」ポジションで第一想起を取りたいなと思っています。
そんな考えを広める/発信するため、ビジョンやカルチャーが近い会社さんとコラボイベントも行っています。


以下は過程を少し細かく書いてみています。

根強い凡人コンプレックス

元々は、兄2人が天才型で、凡人型の私は、遺伝子や才能の差を意識しながら育ちました。



何気ない遊び、積み木やプラレールのクオリティから全然違ったらしいし
受験も、私はかなり勉強しても到底無理なのに、兄達は余裕で件で1番の高校に入る。運動も何かしらのコンテストもさらっと賞をとってくる兄たちと、一生懸命頑張っても大した結果が出ない私と。母としては意味がわからいという感じで。夜遅く勉強してると早く寝ろと怒られるし(理不尽!!笑)母の不思議そうな顔が幼い私に影を落とす。

しかも、兄達は愛嬌もあって周りから好かれるタイプ。
反面私は、感情表現が苦手で、コミュ力も低く友達も出来にくかった。

気にしすぎなところもあるかもしれません。けど未だに、15年ぶりにお愛した高校の担任からも「しおん(私)のお母さんはすごかったよね、面談でお兄ちゃんの話しかしないんだもん」と印象に残るほどだったらしいので。。(今思うと母も母で難がありますね・・笑)

※兄は、ロボコンの世界大会で優勝したり、国から研究費貰ってハーバードで研究してたり、未踏エンジニアに採択されて今は起業したりアメリカでNPOやりながらGoogleでエンジニアしてて、身内がいうのもなんだけど自分と比べると本当に割とすごいとは思う。

負けぐせ&逃げぐせ

そこでどうするか。私が幼心にとった戦略は「戦わないこと」。
無価値な自分は、優秀な人には勝とうとしない、嫉妬心も持たない。
ただひたすら、地味に目立たず、人に迷惑をかけずに生きていこう、と。
ひたすら戦いの場や打席に立つことを避ける。

弱きものの生存戦略としては悪くない気もします。笑
だけど、いまだにこの「負けても心から悔しいと思えない」気質は、根強く今の私の成長の障壁になってしまっていると感じます。涙

ブラック企業のインターンでの危機感

そんな感じで、出来る限りの努力はするものの、挑戦とは無縁の生き方をしていて……大学も、当時憧れていた先生の母校だったという適当な理由で選びました。笑
厳しい学科だったのと、母校の高校での進路指導のバイトでつめつめだったたのですが、結果、追加で3社のインターンをするほど、忙しくしていました。(ほぼ遊んだ記憶がないし、お酒も社会人になって会食で必要になるまで飲まなかったです。真面目でしょ)

なんでそうなったかというと、2年で始めたインターン先が、どブラックで。このままじゃこういう会社にしかいけなくなるのでは!!??と初めて危機感が芽生え、手当り次第に学生団体やインターンなどの活動をしていました。(WEINみたいにちゃんと教育してくれる環境に出会えていたら、、涙)


社会人1年目 破滅的に仕事ができない

今ちょっと偉そうにしてるのが申し訳なくなるほど、最初はマジで全然仕事が出来ませんでした。インターンもしてたのになんで。笑
誤字脱字はひどいし、人の名前は覚えられない。エクセルをこわす。データ系の仕事だったので本当にひどかった。。
視座を上げないと成長できないって教えてくれる人もいなくて圧倒的量でカバーしている状態でした。無価値さ、自己肯定感の低さに拍車をかけます。

でも、謎の責任感はあったようで、ストレスで蕁麻疹がでても隠して出社してたし、ディズニーランドにいても顧客からの電話は対応してました。笑
それでか何故か、3年目に大きなミッションを頂き、なんとか成果をあげることで最年少で部長になり、26歳で1000万円貯まって、使いたいものも特になくて。どんな人や組織に貢献するか。取り急ぎ今の会社の上司や代表ではないな、支援をするなら、もっと大きくインパクトを出す人や組織がいいなあ、でも、誰?と、よく定まっておらず、次の道として、起業を選びました。(リスク取れない達なので、事業検証に1年かけ、3サービス案つぶしました笑)

会社設立10日前 共同創業者に告げられた別れ

で、貯金全部つぎ込んで、今の株式会社まーけっちを立ち上げることに。初めての上京・一人暮らし、貯金がほぼない中、家賃などで残高が減っていくのも初めて。

今思うと、ビジネスモデル的にも大したリスクとってないのでビビることはないのですが、経営について何もわからない中、
共同創業者の他に、社員も雇うことにしていたので、しっかり目標通り利益が立たないとやばい、と初めてのひりひり感。

そんなとき、10年付き合ってた彼女と別れ、公私ともに支えると言って一緒に起業準備をしてくれていた人からいきなり別れを告げられました。
前の会社の株主達の承認もおり、会社設立10日前の1月4日。今でも覚えてます。会社のサイトを作りながら
「ごめん、一緒にやるのやっぱ無理だわ」と。

わかりますかこの心の混乱を。
必死に冷静を取り繕って、「そっか。まずちょっと話そうか。」と。
ヒアリングの結果、大きな理由は、「私が仕事しかしない」こと。元カノは自分を頼ってくれて、やっぱり大切だと思った。と・・・

「いやいやいやそんなの最初から言ってたし、分かってたじゃん、今更なにいってんのこの人。意味がわからなさすぎる。てかそのサイト作るの誰がやるのよ。」と思いましたし、社員や会社の今度を思うと恥を偲んで泣きついて引き止めるところなのか…と心の暗闇のなかで考えました。

でも、色々思い返すと、自分はその人を大切に出来ていなかったし、どこかで依存しようとしていた自分に気づいて「分かった。元カノさんを大切にして。でもサイトだけは作りきって。」ということができたし、(自分だったらそんな不義理で信用を失うようなこと絶対しない。こういう人と早めにわかって縁を切れてよかった!と思おう)と思えました。笑

相手を追ったり責めるのではなく、捉え方や心の矢印自分にを向ければ心がこんなに軽くなるんだと一歩だけ強くなれた気がしました。

※そんなときに、旧FOUNDERS(起業家のコミュニティ)で、溝口さんが起業家へのライブ配信相談受付をしていて、(皆大変な中頑張っているし、いざとなればこういう人に相談すればいいのか!この人は怖そうだけど。。)と実は凄く心の支えになっていました。溝口さん、宮テク、ありがとうございます。笑

本気の壁

そんなこんなで会社は少しずつ成長しますが、WEIN.TEAMのコミュニティの会で溝口さんが「本気、かつ、社会課題へのインパクトがある人を最優先で支援したい。
本気でない人の挑戦に巻き込まれたら、疲弊するだけで終わってしまいかねないよ」というのをお聞きし、はたと気付いてしまいました。

全財産を投じて起業し、そこそこがんばってきたつもり。
でも、「本当の本気」とは言えない、社会にインパクトを起こせる!とは胸を張って言えないことに。つらみをおびていたときに、クーデター直後の溝口さんとお会いして、私も本気とかそういう基準はおいといて、出来る限りをつくして頑張ってみよう。と思えました。

その後、当時のWEINの皆で初詣に行った日に溝口さんからWEINのビジョンと構想を聞いて、とりあえずコミットすることを決めました。今の自分の能力でどこまで力になれるかわからないのもあり、ものすごい勇気を出して伝えたのを覚えてます。(これも1月4日。まる2年で色々あったな~笑)

今も、「本当の本気」の人達の基準から比べると全然ではありますが、それでも無価値だと思ってた自分が、少しずつ出来ることを積み重ねることで、今みたいに素敵な仲間と一緒に働けて少なからず、役に立ったと言ってもらえる。正直、驚きしかありません。実は毎日驚きながら出社しています。
併せて、もっと早く、負けぐせから脱却し、挑戦する人生だったら、もっと多くの貢献ができる人になっていたのだと思います。

だから、皆も、1日でもはやく本気で出来る限りのことを頑張って欲しいし、私に出来ることがあれば遠慮なく相談してほしいです!

山中思温


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?